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9俳優ファーストの演技レッスン

 演技をするのは俳優でトレーナーではありません。演技レッスンを俳優ファーストで考え、どのようなレッスンをするか。レッスン方法は所詮方法に過ぎず、それ以上でもそれ
以下でもありません。
 演技レッスンは俳優とトレーナーとの関係になります。人です。人が人をレッスンする。俳優とトレーナーとの信頼で演技レッスンは行われます。

俳優ファーストの演技レッスンは、“観心動の演技”を目標に、俳優一人ひとりに必要なレッスンを提案します。
・演技の前段階をレッスンする
(リラックス、即興演劇、ボイスレッスン、感情表現での演技の心づくりと身体づくり)
・演技をする準備をする
(役づくり、台本読解、台詞覚え、リハーサルで俳優を自由に柔軟にする)
・俳優が現場で演技をするサポート
(アクティングケア、リラックス、感情準備、集中)

 演技未経験者や演技経験の少ない俳優は、監督、演出家、脚本家やプロデューサーの方々のレッスンやワークショップ、オーディションを受ける前にも俳優ファーストの演技
レッスンを利用して下さい。
 現場と演技レッスンに共通していることは実際に演じることです。演技は習うより慣れる。演技レッスンから色々な人に観てもらい、見られることにも慣れていきましょ
う。

 俳優の仕事は、観心動の演技をすることはお伝えしました。感動、共感、惹かれる、興味をもつなども観客の心を動かすです。
 観心動の演技は、観客の役に立つということ。観客の皆さんが苦しい時こそ、辛い時こそ、悲しい時こそ、貴方の演技が観客の皆さんの人生の励みになるように、生きる力に、気分転換に、笑いに、感動に、勇気と希望に、夢や目標になるよう、観客の役に立ちましょう。観客の皆さんが感動してくれることが俳優の仕事としてのやりがいです。
 では、どのように観客の心を動かすか。実はちょっとした仕組みがあります。本書では、“観心動の演技の仕組みを紹介”し、観心動の演技の演技レッスンを提案します。

 本書が俳優の観心動の演技に繋り、ご自身なりの演技への考えや意見が生まれ、自分の演技を掴むきっかけとなり、演技レッスンの意見交換がされ、俳優を目指す人や俳優たちに役立つことを希望します。リラックスして、必要な項目、興味のある項目、思うように読みたいところから自由に読んで下さい。

 演技は現実では体験できないことを現実として体験できる不思議な体験です。演じてることさえ忘れてしまうほど役に成りきってしまうのも魅力的な体験です。その演技に感
動したと、観客の皆さんから沸き起こる拍手と歓声は最高の賛辞です。観客の皆さんに感動して貰えることが俳優として最高の喜びです。
 どこまで本気で演じられるか!どこまで観客を感動させられるか!誰もが一度は憧れる演技の世界。観心動の演技が出来るよう、俳優ファーストの演技レッスンを一緒に体
験しましょう!

 
追伸 
 
読者の方がご自身に必要な項目から自由にお読み頂けるよう作成してます。伝えたい内容で他章との重複をご了承下さい

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