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まちづくりワークショップに参加してみた

まちづくりワークショップ

街が再開発計画に伴って実施する「まちづくりワークショップ」の案内が来たので、近いこともあって、ネタになるかと思って参加してみました。

私が商店街支援などをこれまで実施してきている中で、他のコンサルさんがどういった形で進めていくのかを見てみようというのもありました。

まちづくりワークショップ自体は色々な自治体で実施されています。
地域の声を聴いて、新しい街に向けて、住民、企業、地権者などのベクトルを合わせていくということを目的として実施されています。

私自身は色々な人の意見を聞いて進めることが難しいと考えているのと、それほどワークショップは好きではありません。

そのため、最初からまちづくりワークショップには否定的なスタンスで、この記事を書いています。

まちづくりワークショップには意味がない

結論

結論から言うと、やっぱり「まちづくりワークショップ」には全く意味がないというのが本音です。

まちづくりワークショップでは色々な人を集めます。
知識も、年齢も、住んでいる期間も違う人たちで話をするのは楽しいんですが、ゴールは絶対に合いません。

大体の場合、普通に暮らしている人は興味を持たないので、地域で活動している優しい人や高齢者ぐらいが参加するんで、なんとなく盛り上がって、楽しいことができそうで終わるというオチになります。

まぁ、多くの場合は誰も行動しませんし、あとから振り返っても、やった感だけが残ります。

ただ、今回のやり方は集まった人が普通と違って運が悪かった、運営自体も非常にまずかったというのもあります。

ワークショップの流れ

2時間半の流れの中で、参加者同士の話し合いは30分だけ、それ以外はエリアマネジメントの説明と、質疑応答。

元々の目的が「『多人数でのワークショップ』を運営する」なんでしょう。

写真撮影には熱心なんですが、実際のワークショップのタイムスケジュールも非常に押しまくり、進め方のミスも多数発生するという最悪な進行。

面白かったのは参加者の質問です。本質をがっつり突いてきます。

「過去にもやったが、すべて決まっていてやったところで、何にもならなかった。参加者同士の関係性はできたかも」

「このワークショップのそもそもの目的は何ですか?」

結局、答えは全く納得できるものではなく、質疑応答に時間をかけすぎて、2時間半もあるのに、明らかに時間が不足していました。

関係者の望み

移転してくる人は自分に合う場所を選ぶだけです。

住民、地権者、企業という地場で生きている人しか、街に興味を持つ理由がありません。

そして、望むものが違います。

住民 :人口増→×、店舗増→○、地価上昇→▲
企業 :人口増→○、店舗増→×、地価上昇→▲
地権者:人口増→○、店舗増→○、地価上昇→○

商店街の支援で感じるのは、みんなわがままですし、実際の姿よりも、イメージに左右されます。

まとめ

本当に住民の意見が聞きたいなら、聞ける形を作ればいいですし、活動している人がいればインタビューすればいいわけです。

ワークショップはやった感、聞いた感が出るので、便利なのはわかるんですが、だいぶ陳腐化していると感じました。(運営方法の問題だけかもしれませんが。)

私が一番気の毒だなと思ったのは日曜日に仕事で参加しないといけない市の職員さんだったり・・・

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