@akihiro90mmの作品解説
暮らしの中の遊び心
暮らしの中にも、心ときめく瞬間はたくさんある。
一昨年の今ごろ、おうち時間を過ごすことが推奨されていた時期から、本格的にテーブルフォトを撮り始めました。
最初はテーブル全体を写すような写真が中心だったのですが、次第に“瞬間を捉えること”に魅了されていきました。
暮らしの中で確かに存在する瞬間なのに、誰の目にも止まらない。
そこに魅力、美しさがあると感じました。
これらの写真たちは、実際に家にあったものを妻に使用してもらい(少々ダイナミックに)その瞬間を捉えたものです。
【撮影時の裏話その1】
使用機材:
カメラ:Canon EOS R
レンズ: super takumar 55mm F1.8
テーブルフォトを撮るときはオールドレンズを使用することが多いです。
シャープになりすぎず、優しい空気感にすることが狙いです。
瞬間を捉えるときために、カメラは三脚に固定してピントは合わせた状態で撮影しています。
ライティング:
自然光でとることも、ソフトボックスでライティングを行うこともあります。
瞬間を捉えるときや鮮明に残したいときはソフトボックス、ノスタルジックな空気感を表現したいときは自然光をチョイスします。
構図のこだわり:
余白をどの部分にどれだけ残すかこだわっています。退屈にならないように、あえて水平を崩すこともあります。
また、手を入れることで一気に暖かさ、暮らしの要素が加わります。
旅先で出会う青
同じ景色に出会うことは二度とない
福井県敦賀市には、海がきれいで素敵な場所がたくさんあります。
それらのスポットをバイクで探すことが、2022年の僕の一番好きな休日の過ごし方でした。
何度も何度も通って感じたことですが、置いてあるボート、海上の船、水溜り、空の青さ、いつも違っていて、毎回違った魅力を見せてくれます。
同じ瞬間は二度とこないからこそ、1枚1枚に重みを感じます。
【撮影時の裏話その2】
撮影機材:
カメラ:FUJIFILM X100F
ツーリングや旅では、このコンデジを愛用していました。
レンズは交換できませんが、換算35mmの標準画角は僕にはとても心地よかったです。
カメラの設定:
スナップは瞬間が勝負なので、シャッター速度もiso感度もオートです。
絞り値は描写に直結するので任意で設定します。基本はF8で、狙いに応じてF4とF2.8も使用していました。
フィルムシュミレーションは、classic chromeを愛用しています。
実はもう一つ、オリジナリティを出すために行っている工夫があるのですが、ここでは秘密にしておきます。気になる方は写真展で僕までお声かけください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?