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へバーデン結節の治療

今回は、
指先に起こる異変

「へバーデン結節の対処方法」


書いてみます。

指を使いすぎる仕事
指に力を入れすぎる仕事
長期間継続すると
指に異変が生じます。

第1段階  指の筋肉痛
第2段階   指の腱鞘炎
第3段階   バネ指
第4段階   指の拘縮

という具合に
指関節は悪化していきます。

それとは別に
指の毛細血管がつぶれて、
指先の血行不良により
指関節の循環不全が生じ、
体液中のカルシウムが
関節部分に沈着して、
まるで
トゲのような突起物を
作っているかのような
関節変形が発生いたします。

それが、

「へバーデン結節」
「ブシャール結節」

指の変形症状です。

病院では、
使い過ぎ
老化による
関節変形として
処置され、
治らないから
症状に
慣れるように
生活指導を受け、
痛みが生じたら、

「痛み止め」

処方されて終了です。

整形外科
リハビリ施設において、
関節変形を伴う痛み
アプローチは
「肉体の酷使」で説明したような
プログラムになると思います。

関節変形は治らないから・・・
痛みに慣れる生活をしましょうね・・・

これでは、クライアントは納得しない。

しかし、
治らないからといって、
専門家が
治療努力をしないわけにはいかない。

病院や整骨院では、
電気療法で
痛みを緩和させ、
運動療法で
関節周囲の筋肉を強化して、
装具で
関節への免荷処置を施して
湿布と痛み止めで
経過観察する。

それでも
更なる改善を求めるのなら、
観血療法(手術)
選択肢があります。

だからといって、
変形した関節は、
手術しても、
元の関節には戻れない。

結局、
今の変形した関節に

「慣れなさい」

結論になる。

へバーデン結節は、
放置しているパターン
多い傾向にあり、
病院も整骨院も
治療したがらない
現実であります。

保険治療において、
指というものは
保険点数
低い傷病部位であるため
治療しても
収益が上がらない
理由です。

指の治療は
保険点数が低いため、
どうしても
簡単な治療法
偏ってしまう傾向にあります。

だから、
自由診療にして、
手数を増やしたテクニック
電気治療器
装具を利用する
ケースに陥りやすい。

解決策はどうするか?

へバーデン結節やブシャール結節は、
関節に付着した
石灰沈着による
循環不良が
病状を悪化させる症状です。

ならば、
循環不良を
改善する治療法を
選択するのが
ベストとなりますが、
通常の病院
整骨院
その他治療院では、
治療コストが
割に合わないので、
マッサージ法
アイシング方法
患者さん自身にやってもらい、
石灰沈着を除去する治療機器
専門家に治療してもらい、
骨軸がズレたら
専門家に整復してもらうことで、
相乗効果を上げることが
多いようです。

時間をかけて
変形したものを
短時間で変形を戻すには
手術で
骨を取り替えるしかないが、
元通りには
程遠いのが現状です。

それなら、
患者さんが
時間をかけて
変形した骨を
良好なポジションに
変形し直す方が、
現実的で、
効果的である。

「人間の身体は
  正直に出来ているので、
   粗末に扱えば壊れるし、
    大事に扱えば治ってくれる。」


壊れて変形しているのなら、
大事に
大事に
手当てしてあげないと
治ってはくれません。

「自分の身体にスペアはありません。」

「死ぬまで
  自分の身体で
   生きなければなりません。」


これからも生きていくために、
自分の身体を大切に扱って下さい。

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