【人生の黄金期】40歳から64歳までの壮年期が重要な理由
古典の四柱推命理論である根苗花実によれば、命式の年柱・月柱・日柱・時柱を人生の4つの期間に設定し、それぞれの柱を15年の周期で計算する方式を取った。4つの柱を循環すれば60年になり、人間の寿命を60歳前後と見なした。つまり、60年間生命を維持すれば、六十干支の歳月を生きてきたので、決して短い歳月ではないと見たということだ。過去の平均寿命が3-40歳程度だったので、現代の基準からすると、60年間死なずに生きてきたということがいかにすごいことだったかと考えられる。
このような概念で計算すると、人生の4段階は15歳までを青少年期と解釈し、30歳までは青年期と解釈し、45歳までは壮年期と解釈し、60歳までは老年期とそれぞれ15年の周期と解釈できる。ところが、食生活と医学が発達した現代人に比べてみれば、20歳までを青年期と見るのが合理的ではないかと思う。18歳で成人になったとしても学業が続く状態であるため、独立する状況ではないと見なすためだ。青年期もやはり社会生活を始めて定着する時期で、40歳まで結婚が延ばされる傾向に現れるためだ。40歳まで青年期が延長されたと見るのが妥当だろう。
人生の最も黄金期は40歳から64歳までの定年直前の20年間の期間を意味し、この時期がまさに壮年期だ。壮年期は個人が活動できる最高の時間を迎えたことであり、人生で最も大きな成就を成し遂げることができる肉体的や精神的に最も健康で活気に満ちた時期になる。壮年期の成就と成功は青少年期と青年期を経て、知識とキャリアを十分に積んだ結果で得られるものだ。何の根拠もなくただ壮年期に入ったからといって成功と成就が与えられるわけでは絶対ない。
人生の締めくくりと現職での引退は64歳以降から始まる老年期で迎えることになる。2023(令和5)年の日本人の平均寿命は男性が81.09歳、女性が87.14歳で、老年期はますます長くなる傾向を見せる。問題は老年期の退屈さと一日中特別にしなければならないことなしに時間を過ごさなければならないということだ。
人が人生を生きていく時間の中で、1秒も重要でない時間がない。生きていく毎瞬間が持つ時間の大切さを知らないまま生きているとしても、人間は存在すること自体に大切な意味がある。しかし、人生での成就と役割、責任という面で評価をすれば、壮年で成し遂げた人生の成就が最も大きく重要なことであることが理解できるようになる。子供を出産し、養育することから家庭を安定させ、経済的な安定を成し遂げた時期が、まさに40歳から64歳の期間の間に集中したという事実を知ることになる。
壮年の20年間の価値を評価するならば、人生の準備期間だった青年期の5倍以上の価値があると見られ、やることのない老年と学校で知識を得る青少年時期より10倍以上の貴重な価値を持っている時期と言える。それほど壮年期は人生で最も重要な黄金期になる。40歳から64歳までの壮年期には絶対によそ見をせず、人生の目標を達成するために最善を尽くさなければならない理由になる。壮年期のために準備した40年の期間が無駄にならないようにしてこそ人生の目標を達成することができ、人生での大切な価値が何かを子孫に伝えることができる。
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