動画機能を抜いたらもっと売れるカメラが出来ると思ってる人たちへ
カメラマニアの人たちだけだと思うんですよ、こう思ってる人たち。実際どうなのか書いてみたいと思います。
1 技術的にそうはならない
デジタルカメラって基本的に動画用カメラの技術をベースにしているものなのですよ。ライブビュー機能、はもろにその動画機能を使っているのでわかりやすいと思います。つまりその発売時期の標準的な動画機能くらいはベースで積まれていると思った方がいいと思います。なので、動画機能は写真用カメラに追加されてるものじゃなくて、取り除くモノくらいに思った方が正しいです。
ここでピンと来た人は鋭いのです。
動画機能を抜くということは、安くならないってことです。
EOS R3とかα1みたいな動画のかなり強いカメラはそれがないバージョンだと安くなる可能性はあると思います。しかし、あの辺は報道用のカメラ、報道は動画も撮れた方がいいので、あまり意味のない機種になります。
使いもしない動画機能を抜けば安くなるはず!というのがほしがられている理由だと思っていますが、マジで抜こうとしたら、LVがろくに使えないカメラができあがるだけです。なのでミラーレスは無理でしょう。
今時LVがない新規一眼レフなんか売れますかね?売れないと思いますし、日本限定になるので、数も限られると思うので高くなります。
2 むしろ高くなるのよ
カメラって日本でしか売れてないと思ってません?日本は確かに1割程度(富士はもっと低いっぽいけど)、残り9割のところのことも考えて作らないといけません。
ちょっと勉強だと思って外国人がカメラをどう使ってるか、見てみるといいと思います。自分、ヘルニア持ちが重い荷物を持って距離を歩くので休んでる時にそこそこ見てます。
で、あの人たち結構動画機能使ってるんですね。撮り方を見ていればわかるんですけど、つまり、動画をいらないと言ってるのは日本のカメラマニアばかりなんですよ。動画があるレンズ交換式カメラだから買ってくれるので、生産数が増え値段が下がってる。それくらいに考えた方が正しいです。
さらにいいますけど、冷静にお父さんを見てみるとわかるんですけど、結構動画撮ってるんですわ、α7Cとかで・・・。だから日本でもそんなに売れないんじゃないかなと思うんですよ。
つまり日本限定の特殊仕様のカメラを作るってことになります。日本限定モデルって安くならないですよね…。
高くなってもいいけど、メニューがシンプルになるのでほしい!っていう人はいってもいいと思うんです。
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