合同写真展フェスを終えてその1
今回のテーマは「総集編」でした。
今年に入って2月と3月に撮影会を卒業したモデルの最終日を撮りました。合同写真フェスの枠について、私がとったのは4/1の追加予約なのですが、ならばこれを出そうと思いつつ、販売は若干なので負ける可能性も高いと見て、取れた後お願いしたわけでした。
その後、自分の中で決めたことは、SSR撮影会の総集編的なものにしようということでした。一番撮った蒼井ハルさんの卒業のタイミングゆえに、ここでやっておきたいと思ったわけでした。
中途半端な枚数になると組み写真的になって難しくなるので、枚数を乗せることにしました。なんとなくそういう系統であることは感じてもらえると思うのです。本当は10枚貼る予定だったのですが、1枚は間に合わず9枚になりました。
自分らしい写真というのはやはりHasselbladで撮ったもので、基本展示はHasselblad+Broncolorにしようと思ったわけでした。
BroncolorのSirosを買わなかったら、多分撮影会にいってなかったでしょうから。あとはプリントに拘るということにしました。
海外メーカーでは、ライカほどは知られていないカメラですが、いわゆるロールフィルム系メーカーでは一番高かったメーカーでした、今はライカの方が高いですが、Hasselbladは最高級品だったのです。それで撮った写真を活かすという意味で、原則プロラボを使うということで考えていました。
ここから展示の話になるのですが、まず最初に一番右の3枚について書こうと思います。
こちらの写真はフイルムのHasselbladによるものです。
このカメラは写ルンですなどに使われる135フイルムではなく120フイルムという大きなものを使う中判カメラです。
その中で、自分が主に使っていたフィルムは富士フイルムPro160NSというもので、2年ほど前に生産中止になり、その消費期限が2024年3月に終わりました。冷蔵庫保管しておけばしばらくは大丈夫なのですが、それでも新規に購入することは難しいものになりました。
このフイルムがなくなると言うことは中判カメラのネガでの撮影が厳しくなります、Kodak製もあるのですが高いです。だからこそ120のネガフイルムからの卒業ということでのせることとしました。そして、印刷方法はわかる人にはわかると思いますが、アレしかないですね…
写ルンですを現像に出して同時プリントをしたことがある人は結構いらっしゃると思いますが、アレはフイルムをスキャンしてデジタル化したものをプリントしているので実質デジタルプリントです。今はほとんどがこれですが、そうじゃない昔ながらの手焼きプリントというものがあるのです。
引き伸ばし機というものを使って、焼き付け、現像・定着を行うタイプのプリントで、今となっては存在を知らない人の方が多い手法です。
今回の展示は手焼きプリントと決めプロラボにお願いしたのでした。
そうしてできあがったのが右の列です。
フィルム手焼き故の独特の優しさもあってかなりよい出来だったと思います。自分は木製パネルが好きなので、木製パネルにしましたが、木製パネルなんて自分以外にいなかったような気がします。
マイケルケンナの展示もこれくらいのサイズが多いので(向こうは額装)、ちょうどいいかなと思いましたが、もう1つサイズが大きくてもよかったかなと。
遠くない未来にロストテクノロジーになる可能性もあると思われるものだけに、出来るうちにやっておきたかったというのもあります。
ちなみにどの写真もストロボを炊いています。フイルムカメラもシンクロ接点があるのでそこにコードをつなぐか、ホットシューがあればホットシューにつければストロボを炊けます。お約束のブロンカラーで、1970年代の王道の組み合わせが2020年代でも続けられています。
その2に続く
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