自粛でゲーム化した料理の時間

自粛生活で学んだこと。

ご飯は手早く簡単でいい。

休業で自宅にいることも多かったし、
食事も圧倒的に自炊。

職場近くで食べていた昼食さえ
自炊。ひとりなのに、毎食後次の食事は
どうするか…と頭を悩ませておりました。

そしてやっかいなのは、
『丁寧な暮らし』に憧れが強すぎたために、
毎回きちんと作らねばという呪いを自分に
かけていたこと。

あぁ面倒、丁寧って面倒なのよ…笑

作る気力がなくなれば、
Huluできのう何食べた？を見て、
それでもやる気にならなければ
パンとスープとネコ日和を見て…。

何食べで回復するうちは大丈夫、
シロさん意外と料理に手間を惜しまないタイプ。
ちゃんと出汁をとったりはしないけど、
きちんと一汁三菜、油は2品まで、の
ルールをきっちり守ってるので。

なにより西島秀俊、内野聖陽の
わたし的二大イケメンが
とりももは高いんだぞ…！とか、
ハーゲンダッツ、新しい味だったんだよう…
などとものすごく庶民的なセリフで
日々過ごしているのがたまらんのです。

それでもダメだぁーーー
お腹は空くのにやる気がない…！
とソファに寝転んで
ピクサータワーやり始めたら、
ネコ日和の出番。

サンドイッチとスープだけの
お店を営んでいる小林聡美さん演じる
アケちゃんも、きちんと生活してる人なのですが、
スープ、サンドイッチ、という
シンプルな食事を毎回美味しそうに
食べる人たちが出てきて、
わたしの大好きな加瀬亮さんまで
美味しそうに食べていて、

とたんに普段コンビニでも
選ばないサンドイッチがご馳走に見える
不思議。
(そして坊主が似合うのよ加瀬亮が。
SPECの瀬文さんとは話し方や雰囲気も違って
役者さんとはすごい仕事ですよね)

美味しく食べられるなら、
肩肘張ってきちんとしなきゃ、じゃ
なくてもいいよね！

と不思議にキッチンに立つ気持ちになるのです。

朝はコーヒー、昼はパンとスープか
納豆チャーハン。
夜だけは相方がステイホームじゃなく
シャカリキ働いて帰ってくるので、
そこそこちゃんと作る、というのがルーティン。

働いてる人のために休んでる人が作るのは、
これまた自然の流れ。

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最近は料理もゲームに思えてきて、
お味噌汁、メインのおかず、副菜、
お米を炊く(我が家はハリオの土鍋で米を炊く)
を一つのコンロで火を止めずにできないかと
いかにスムーズに調理を進めるか、に
挑戦中です。

ステイホームもただではないですしね。
家にいれば電気も使うし火も水も使う。
ガスはつける時に一番エネルギー使う、
というのを読んでから
微々たるものでも積み重ね、の気持ちです。

そうしてくると、
今度はいかに火を使わない献立にするか、
に気持ちが傾いてきます。

火を通してから味が染み込むまで、
火からおろしておいていい焼きびたしや、
野菜の酢漬けや和えもの、浅漬けなんかを
副菜に作り始め、

1合炊き用の土鍋で2合まとめて炊き始め、

お味噌汁は作る前から出汁を鍋で
水出しするようになり、
いよいよ今日はお味噌汁にしか
コンロを使わずに済ませることに成功しました。

人様からすればそんなこと、なわけですが
このゲームがなかなか達成感あって
楽しくできています。
献立を考える、というところからもう
勝負は始まっているので、
勝つにはどうすれば…と冷蔵庫、
冷凍庫の中身と相談します。

手早く簡単に、
洗い物も最小限に。
盛り付け終わった時に
調理に使った物も洗い終わっていたら
大勝利です。

このゲームをしていると、
慣れていない初めて作るレシピは
負け確定、な自分が見えてきます。

えー、おいしそう、
つくってみよ。
と大して手順を頭に入れずに
キッチンに立つので、
思ったより時間がかかったり、
いつもより時間がかかったのに
1品しか作れなかったり、
レシピ通りに火を止めて、
うぉーーーー！止めてしまったーーー！
と悔やんだり。

それでもゲームに飽きないのは、
買っても負けても美味しくお腹が満たされるから。

夏に向けて火をさらに使わない
料理はないかと今から作戦を練っています。
野菜とお肉のオーブン焼きとか、
レンジで作れる肉巻きとかいいな。

家事のゲーム化、結構おすすめですよ。