21世紀のコンビネーション 東来順@新潟
故郷新潟に来ている。今夜は加茂市にある実家には帰らず、新潟駅北東1kmほどのところにある沼垂のゲストハウスに宿泊する。
沼垂は歴史的な地名だ。大和政権による蝦夷支配の拠点として、647(大化3)年に造営された史料上最古の城柵「渟足柵」はここに置かれたとされる。
この辺りは現在は北越コーポレーション(旧北越製紙)のお膝元として知られており、実際工場の長大な煙突からの煙を見ることができる。また、新潟県民には託児所があって親切指導なことで有名な東新潟自動車学校もすぐ近くだ。
私は旅をするときはいつもだとどこで何を食べるかまでをカッチリ決めているのだが、今回は勝手知ったる新潟ということでno plan.当初は新潟駅周辺でなにか食べようと歩きだしたのだが、いや、せっかく沼垂に泊まるのだからと踵を返し、「東来順」へ。
「東来順」は新潟ではかなり知られた老舗中華店のはずだ。私ももう新潟を離れて20年ほどになるが、この店の名は聞いたことがある。駅からやや離れたところなので、来るのは初めて。
本格インドカリーもウリだそうだ。そこに惹かれた。で、「印度カリーセット」(850円)に焼き餃子と紹興酒をつけた。
まず紹興酒とチャーシューが出てきた。このチャーシューが旨くて感心した。続いて餃子、その後すぐにカレーと中華そばが出てきた。
餃子は皮はもちもちと心地よいが、あくまでも脇役としての矩をこえない感じ。中華そばは極細麺がチャーハンの付属品で出てくるような薄味のスープに泳いでいる。このタイプのラーメンは新潟では他の店でも見かけたことがある。他県でもあるかもしれない。なかなか良い。インドカリーはさすが。そして紹興酒がたいへんよく合う。
インドと中国。さすがはBRICS.21世紀の世界を引っ張る組合せだ。
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