伝道の境地へたどり着く道
日本サンクで伝道が声高々に叫ばれるようになった。自分は他人事であったが、ふと繋がりがあった数人が思い浮かび、彼らに一言声をかける義務があるのではないかと思った。当時は未熟で自分の状況をうまく話せなかったため、何も伝えられなかった人たちだ。そして、その罪悪感はうっすらではあるが、ずっと心の片隅にあった。また、同様に、今つながりのある人たちにも伝えるべきではないかと感じた。
そんなことを思っているとふと高校時代の同級生のインスタを見つけた。彼らには驚くほど個性があり、自分の数倍人生を楽しんでいるように見えた。そんな彼らを見て思った、「どうやって彼らを僕が伝道できるのか」と。誰がどう見ても僕なんかより彼らを羨むだろうし、生まれ変わるなら彼らになりたいと答えるだろう。それほどまでに僕は何も持っていないのかと少し悲しくもなった。それと同時に、自分は神様に見つけていただき、愛していただけているではないかとも思った。しかし、今の僕は彼らに向かって堂々と、高らかに宣言することは到底できないのだ。
「私は幸せです!!!」
他者を伝道するためのスタート地点とは、自分が「幸せ」になることなのだろう。「幸せ」になれば、おそらく周りの人たちにも「幸せ」になってほしいと思うだろう。そうなれば、伝道がしたくてしたくて仕方がなくなるはずだ。そもそも、自分より不幸な人に伝道されてなびく人などどこにいようか。とするならば、自分のやるべきことは「幸せ」になる事なのではないだろうか。
幸せってなんだろう。
1
幸せってなんだろう 星にたずねてみた
みんな仲良くすることさ 星は答えた
大きなお日さま中にして 九つの星が回る
愛の光を受けながら これが幸せ
2
幸せって何だろう バラにたずねてみた
美しさを競うことさ バラは答えた
赤白黄色によそおって どの花見ても可愛い
大事な花と言われれば これが幸せ
3
幸せって何だろう ひばりに聞いてみた
高くはるかに飛ぶことさ ひばりは鳴いた
どんなに高く飛ぼうとも お空の果ては遠い
まだまだ上にゃ空がある これが幸せ
4
幸せってなんだろう 羊に聞いてみた
ぬしを捜していくことさ 羊は鳴いた
狼どもが襲っても 飼い主さんの声に
耳を向けてりゃ安心さ これが幸せ
ここで、この曲に繋がるのか。人生って時にすべてが繋がっているように感じる。そうだ、主を探していくこと、お父様の声に耳を向けること。これが一番であり唯一の幸せなのだ。
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