名トの子達 その11
最強の名前トーナメントにエントリーしたりしなかったりした名前達の覚書その11です。おおむね開催日(公開日)順に並んでいます
最強の名前トーナメントの概要については下記のサイトや他の方のnote記事などに詳しく載っているので割愛します
伊勢田ぷこ、兄へ問う。
かわい子ちゃん、伊勢田ぷこちゃんです。
ポリバケツ杯はポリバケツ語(母音aiueoをそれぞれ1回ずつ使った言葉)の名前を作って戦う大会です。二つ名、名前、必殺技のそれぞれでポリバケツします。
作るときに参考にしたサイトなど
・https://apps.hayu.io/random
・https://docs.google.com/spreadsheets/d/1mOLuPSIIvR-rZu78Lg78towXswE538pdgRmWimgmCMw/edit?usp=sharing
ぷこちゃんの名前は「いえあうお、あいえおう」になります。
スプシでポリバケツジェネレーターを作ろうとして全然作れなかったのでゴリ押しで名前考えてました。ほとんどポリバケツを思いついた順に埋めていっていた気がする。
ぷこちゃん、対戦相手や観客を兄として扱い呼称するとか、巨大な伊勢田兄が同伴して来ている(ぷこちゃんはその肩に乗っている)とか、そんな感じなのでしょうか。無表情で、腕をいっぱいに伸ばし、指を指して、問う。このシーンだけは毎回イメージできてます。
必殺技。ぷこちゃんが問いを発することで何らかの能力がトリガーするのを名前で示しているので、必殺技は多少意味が通らなくてもどうにかなってくれるはず、なってくれーっという感じで埋めてました。どれみふぁ は歳相応のかわいらしさがありつつ底知れなさも感じられる。蝦夷気圧 はなんなんですかね、パワーの明示をしたかった覚えはある。
戦績:一回戦敗退
ポリバケツ杯、音楽関係の名前が多かった印象がある。ぷこちゃんの対戦相手の方もピアノとゆかりのある名前だったので、必殺技出したかったなという悔いがちょっとあったりする。「PROTOCOLの略称、ぷこ」←かっこよすぎる、ぷこの由来をこれだったことにしたいぐらい格好いい。
p.s. よくわからないリベンジ杯(あきづのやさんからは 破壊のフチ子さん 鷲益淵子 に出場してもらっていた)にて、あなたがなぜか好きなよくわからない名トのキャラに挙げて頂いていました。ありがとうございます。
無限回廊の塞翁 松雅客
ねむねむおじいちゃんらしいです。
名ト老人ホーム レクリエーション大会は、おじいちゃんおばあちゃんな選手を集めて色んなレクリエーションを楽しんじゃおう!という感じの杯です。
作っている当時のメモ
・最奥の無限回廊でもいいかも
・塞翁が馬の塞翁とも掛ける?
・でっけー松とそれに寄り添うちっちぇー水仙をモチーフにしたやつ
・雅客は水仙の別名でもある ナルキッソスも水仙の別名らしい
・ねじ幹は盆栽用語で、うねった幹もしくはそれを作り出す操作のことをいう。針金ねじねじに巻きつけててた、すごい
・ねむねむおじいちゃん。「すぴぴ……」「すぷ……」という寝息を立てながらコクコクと頷くように寝ていることが多い
この名前を作る直前に旅行に行っていて、そのときに見たものが元の要素になっています。無限回廊と松・水仙です。泊まったホテルの廊下が格好良くて、観光に行ったお城に松と水仙が植わってた。あの松と水仙、本当に素敵な寄り添い方で植わっていたのに上手いこと写真に収められなかったのが惜しくて惜しくて、どうにか残しておきたかった。
登場時開示と追加情報で名前の要素のこと全部言ってるし構成がかなり阿鼻夷と一緒だ。
松雅客さんは無限回廊の一番奥で何かをずっと守っているとされています。しかし誰一人として無限回廊の最奥まで辿り着いた者は居らず、そのため一日の大半を微睡んで過ごしています。松雅客のいる所は何故かぽかぽかの日差しに包まれているため、寝心地が大層良いらしいです。水仙も綺麗に咲いている。
追加情報で烏龍茶の話をしているのは、日本で一般に黒烏龍茶と呼ばれているお茶が水仙茶の別名であることが由来です。小籠包食べてて欲しい。
戦績:一回戦敗退
名ト老人ホーム、どこもかしこも何もかも面白かったな。老後は名ト老人ホームで過ごしたいね。
松雅客おじいちゃんが出場した試合のレクは「老化チキンレース」でした。歳の重みが無いほど有利…なのか……?松雅客さんは一体何歳なんだろう。「無限回廊は寿命も無限に廻る」とも言われていた。ヒトの尺度を超えた年月を生きているのかもしれないし足元の水仙と一緒に生死を繰り返しているのかもしれない。
"铁厨师" 激辛のウッタム=アディカリさん
中華料理屋さんです。
オデのレイピア杯は「その口調・雰囲気でその戦い方するの!?」という選手を集めて戦う杯です。
作っているときのメモ
・”トックブランシュの鉄人”~~
・イタリアンとかフレンチを作りそうな料理人がゴリッゴリの中華料理人
・必殺技で突然中華料理が出てくる。四川とか満漢全席とか
・服装 白いコック服に長いコック帽 細身で背が高く欧風な顔立ちをしている
・コック帽 通常名称はトックブランシュ、料理長並みだとグラン・ボネになるらしい 検索性は低い
・中華の鉄人然とした奴がゴリッゴリのインド料理人、というやつ
・家庭風インド料理店店員然とした奴がゴリッゴリの中華料理人、の方がいいな。こっちにします
・姓名ともにネパール人によくある姓・名から ウッタム(Uttam):最高
・料理の鉄人→铁厨师(google翻訳)
ウッタム=アディカリさんは「どう見てもインド・ネパール料理を作りそうな風貌なのに実際作ってくるのは中華料理」という方です。
オデのレイピアネーム、作るの難しすぎる><!セリフ欄や戦闘スタイル欄が無いと思って作っていたので名前だけでオデレイしようと頑張っていた。セリフ欄や戦闘スタイル欄の存在に気づいた後も「オデレイ杯なら名前だけでオデレイすべきだろう」と意地になっていた覚えがある。いちおう、家庭風インド料理店店員っぽい名前+激辛→カレーだ! に対して"铁厨师"があるので中華の鉄人だな→四川の激辛か! という形でオデレイをしようとしている。
はじめは西洋料理シェフ風の激辛中華料理人にしようとしていたんですけど、格好良くてかつメジャーな西洋シェフの語彙が見つからず断念していた。
必殺技!看板メニューの麻婆豆腐から始まって、食べた者が須らく涙を流した満漢全席が最終的に出てきます。どっちとも普通に滅茶苦茶辛いです。アディカリさんの舌はとっくに激辛になっているので完全に麻痺した評価になっています。ここの杏仁豆腐はどんな味がするんでしょうかね。
必殺2の【満天のヨツボシ】は中国の国旗と四川料理とミシュランの星が掛かっています。ミシュランを超えているので四つ星になっている。
戦績:一回戦敗退
中華と激辛カレー店って文字起こしするとかなり一緒だ。めちゃめちゃビジュアル主軸で作ってたら全く気付かなかった。今開示情報を読み直して気づきました。それはそれとしてパワー面での火力を全然考えていない。
試合凄かったな。対戦相手が科学者の方だったんだけど、私にはずっとその科学者の昼食シーンにしか見えてなかった。議論の焦点が「激辛をフィジカルは耐えられるか」に収束していた。いつか食べた定食屋さんで読んだ漫画雑誌にこの回が収録されていた覚えがある、そんな記憶無いんだけどそんな覚えがある。
『フォークロア、路地裏に響かせ』荒井 多津彦 : 蜜首-アコースティック・ケルベ-
歌って殴れる路上アーティストです。
武器キャラ応援杯は、武器を持った選手を集めたゲリラのバトル杯です。選べる武器種が沢山あってかなり嬉しかった。そして連打投票が初めて実装された大会でもあります。
作っている時のメモ
・フォークロア(フォークソングを弾き語りする路上アーティストの略)
・高見沢俊彦の多ネックギターから三首のケルベロスを連想
・フォーク→食器のフォーク →叩きも突きもいける
原型というか元ネタは、近所の商店街で見かけた路上シンガーです。いまどき商店街の大通りで音の鳴る路上パフォーマンスしていいんだ、しかもアコギ弾いてるんだ、という物珍しさが記憶に残っていた。
フォークロアはフォーク(ソング)路(上)ア(ーティスト)と、民間伝承のフォークロアを掛けてます。荒井 多津彦という名前の経緯や意図の記憶は完全に失われて久しいので特に言えることは無いです。波っぽいな〜、彦は高見沢俊彦から取ったのかな〜ぐらい。
武器は荒井愛用のアコースティックギター。フォークソングやフォークロアからフォークを抜き出し、食器のフォークと絡めて多ネックギターに、三つ首ギター→三つ首といえばケルベロスという経路で蜜首-アコースティック・ケルベ-が出来上がっています。蜜はなんだろう、ギターの色とか曲調とか音色などから来ているのかな。暖色という感じはする。
戦績:一回戦敗退
バトルというより良さかもしれない。いや良さだな。毎日通る商店街で毎日聞こえてくる弾き語りの音を日常のひとつとして享受したい人生だった。荒井多津彦に向き合おうとすると「荒井のこと、俺だけが知ってればいいかもな」という気分になってくる、厄介なオタクになってしまうのを感じる。
過反復衝突試験用脱兎 TROR-bunny [type-Jack]
黄色いウサギマネキンです。
名付け中のメモ
・自動車の衝突試験に入ってる黄色いマネキンをモチーフにした感じのやつ
・他の動物とか植物とかを衝突試験黄色マネキンにしてもいいかも
・株を守りて兎を待つ に掛ける?切り株にぶつかりまくるだけの頭が硬すぎる人造ウサギ
・逆方向に飛んでいくロイター板 跳弾みたいな感じか
・THORダミー(Test Device for Human Occupant Restraint dummy)
・ノウサギ属:Lepus
・パルス(pulse):脈拍。 プルス。ごく短時間だけ流れる電流や電波。 衝撃電流。
ウサギ言い過ぎやんな、これ。必殺技含めて6回もウサギを表す表現を入れている。脱兎、R(RabbitのR)、bunny、Jack(ジャックウサギから)、Lepusic(必殺1)、Lepusic(必殺2)。いらんぐらいウサギと言っている。これって「過反復」なのかも。過反復衝突を表すためだったことにしちゃおうかな。
この子も松雅客と同じく、旅行中にネタが上がった子です。確か店先に全身真っ黄色のマネキンがディスプレイされていて、そういえば自動車の衝突試験でよく出てくる黄色いマネキンってあったよな〜→あのマネキンのヒト型以外のタイプがあったら面白そうだよな〜、という経緯でネタが生まれています。そしてメモにあるように「株を守りて兎を待つ」と繋がって、切株ぶつかりまくり黄ウサギマネキンになりました。
TROR-bunnyはTHORダミー(Test Device for Human Occupant Restraint dummy)のもじりです。HumanがRabbitに、dummyがbunnyになっています。
過反復は、ぶつかりまくり・馬力あり・なんか暴走してそう、を表そうとしたとかその辺りだと思われます。TROR-bunnyの生息地周辺にはドンッ ドンッ ドンッ ダァンッ バリバリバリとなぎ倒された断面の汚い切り株が沢山あったりするとかしないとか。この子に生息の概念があるのかどうかは怪しいけれども。
type-Jackはジャックウサギから。走るのがめちゃくちゃ速い種のウサギらしいです。写真見たらかなりムキムキだった。
必殺技っ。1で突っ込んで2で引っ込んでます。pulseはLepusとあわせて語感が良いという理由で採用して、recoilは意味で取ってきていたはず。
[]内で速度を極限まで大きくしたり反対方向の極限まで大きくしたりしています。私は数学と物理が一番分からないのにこれを作ってしまったので、見るたびに怒られの不安が起こっています。過反復衝突試験用脱兎なのでどこまで値を大きくしてもいい!ほんとか?
戦績:二回戦敗退
一回戦!四名乱戦!いろんな物が飛び交って賑やかな試合だったな、全員サイズは小さめだけど画面はかなりごちゃついている。あと、Lepusと組むと語感が良いというただそれだけの理由で採用されたpulseに「LepusとPulseがアナグラム関係になっている」という指摘が飛んできて、そこで初めて語感の良さの答え合わせが行われた。私はこの言及があるまで本当に気付いておらず、一気に謎が解けた解放感とずっと気づいていなかったあほらしさに笑いが止まらなくなっていた。
二回戦!必殺技が2まで出ているしだいぶ健闘している、大暴れだ。本当に作者が思っていた以上に跳ね上がっておりずっとヒヤヒヤしながら動向を見守っていた。よく頑張ったね。
p.s. 品評の好きな名前欄に挙げていただいていたり他の所でも言及があった覚えがあります。覚えていてくれてありがとうございます。
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