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12月18日(金)公開!「ワンダーウーマン 1984」

Ashley 2020年12月19日公開分

<STORY>スミソニアン博物館で働く考古学者・ダイアナのもうひとつの顔――それはヒーロー界最強とも呼ばれる桁外 れのスーパーパワーを持つ戦士<ワンダーウーマン>。84 年、欲望を操る伝説の石“ドリームストーン”が 発見される。その石の力で驚異的な能力を得たマックスの陰謀により全人類の欲望が暴走、世界の均衡と平和 は急速に崩れていく。人類滅亡のカウントダウンのなか、マックスが生み出した正体不明の敵チーターとは? ワンダーウーマンはたった一人で世界の崩壊を止められるのか? かつてない敵に挑むために払わねばならな い“代償”とは!?

© 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & © DC Comics

最愛の人スティーブとの二度目の出会い

ワンダーウーマンシリーズ第二章にあたる「ワンダーウーマン 1984」。1980 年代を舞台に、金の翼をまとったワンダーウーマンが稲妻に乗って大空を駆け巡り、夢を追いかけ、 マックス・ロードとチーターという新たな強敵を迎え撃つ、前作から3年ぶりのファン待望の新作が公開されました。

私は試写で一足先に観せていただいたのですが、これ、前作をおさらいせずに行ったので(もちろん1作目は観てます。)、少し忘れているところがあったんですが、1作目もワンダーウーマンの回想から始まってるから、1作目の現代(2作目では80年代)にも、ワンダーウーマンがただ一人だけ愛したスティーブはいないんだよね。

1作目では、ワンダーウーマン誕生とスティーブとの運命的な出会いが描かれ、2作目の今作では新たな世界の危機と二度目のスティーブとの出会いが描かれる・・・(再会といったらいいのかもだけど)。とにかく世界を守ってくるヒーロー達は、いつの時代も自分たちを犠牲にして私達を守ってくれる。愛する人を手放しても・・・。

私は個人的に今回のスティーブとの再会は残酷だなぁーーーと思って観ていた。スティーブがいない世界で生きているダイアナは、本当に寂しそうで見ていてかわいそうになる。だから表面的なことだけを見て“ダイアナのようになりたい”と願ってしまうバーバラ(チーター)に、“幸せってなんなんだろうねぇ・・・・”と哲学的なことをふと思ってしまっていたのでした。

© 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & © DC Comics

スーパーマンとワンダーウーマン

観ていて、スーパーマンの苦悩と似てるなぁと思ってしまった。スーパーマン=クラーク・ケントは、1作目から愛する女性ロイスを失ってしまったショックから地球を半回転させて時空を戻し、ロイス救っちゃうというすごい行動に出ちゃうんですけど、今回のワンダーウーマンもそんなスーパーマンのエピソードを思い出して泣けた。(これ直前にワンダーウーマン1作目見直してたら更に泣けると思う。)

そしてね、スーパーマンもスパイダーマンもそうだけど、一緒に空飛んだら惚れるよね。ワンダーウーマンの場合は、スティーブがパイロットなので連れてってくれたりするわけですけど、ふたりで空を飛ぶシーンはよかった・・・。そしてダイアナがひとりで空を飛ぶことになるシーンでの、思い出したあの一言・・・。ワンダーウーマンはアクション映画としてもすごいですけど、スティーブとの関係もなかなか切ないよ。

ダイアナにはしあわせになって欲しい・・・。なれるのかな・・・。バットマンもだったけど、だいたいみんな愛する人とは幸せになれないやん。なって欲しいけどなぁ・・・とそんなことを思いながら、ワンダーウーマンがバッタバッタ男どもを倒していくのを気持ち良く観ておりました。

© 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & © DC Comics

かっこいい&美しいワンダーウーマンの魅力

そして、今作のダイアナも1作目以上に身のこなし、アクションが美しい!!ジャンプした時、空を飛んでいる時の不安定であろう空中でのスタイルがめちゃくちゃ美しいのです!!だから自ずとアクションも美しくなる。立ち方も美しいし、金の羽外すところも美しい&かっこよすぎて息をするの忘れます。

ガル・ガドットの美しさももちろんですが、それ以上に“動きが美しい”のもワンダーウーマンの魅力のひとつなのかも。スーパーマンもバットマンも“かっこよさ”はあるけど美しさじゃないもんね。かっこいい&美しいっていうのはワンダーウーマンだけかもしれません。

© 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & © DC Comics

悪役チーターを演じるクリステン・ウィグ

製作にチャールズ・ローベン、デボラ・スナイダー、ザック・スナイダー、パティ・ジェキンス、ガル・ガド ット、スティーブン・ジョンズ、製作総指揮にレベッカ・スティール・ローベン・オークレー、リチャード・サックル、マリアンヌ・ジェンキンス、ジェフ・ジョンズ、ウォルター・ハマダ、シャンタル・ノーン・ボー、ウェズリ ー・カラー。

監督パティ・ジェンキンス。DC コミックスのキャラクターにもとづき、パティ・ジェンキンスとジェフ・ジョ ンズがストーリーを考案し、脚本をジェンキンス、ジョンズ、デイブ・カラハムが担当。コミック版「ワンダ ーウーマン」の原作はウィリアム・モールトン・マーストン。また、ジェンキンス監督率いるスタッフとして、 撮影のマシュー・ジェンセン、『アメリ』でオスカー候補になった美術のアリーヌ・ボネット、『トプシー・ターヴィー』でオスカーを受賞した衣装のリンディ・ヘミングが前作に続いて集結。編集に『ユナイテッド 93』 でオスカー候補に挙がったリチャード・ピアソン、音楽に受賞歴豊富なハンス・ジマー(『ダンケルク』『ライ オン・キング』)。

前作に引き続きワンダーウーマン=ダイアナ・プリンスを演じるのはガル・ガドット。スティーブ・トレバー役にクリス・パイン、そしてダイアナに憧れ、力を得てダイアナの敵となってしまうチーター役にクリステン・ウィグ(リブート版「ゴーストバスターズ」の主役だった人)。マックス・ロード役 にペドロ・パスカル、アンティオペ役にロビン・ライト、ヒッポリタ役にコニー・ニールセンなど。

↑※4人並んでる一番左の茶色い髪の地味っ子がクリステン・ウィグ。個人的にリブート版ゴーストバスターズ好きだったので(賛否両論だったけど)、クリステン・ウィグは注目です。地味な彼女が力を持ってしまい、その力に固執してしまうところは、敵なんだけど気持ちわかる・・・。そして“ゲス男をこてんぱんにする”とこはけっこう観ててすっきりします笑

ガル・ガドット演じるワンダーウーマンに引けを取らない、チーターのスタイルのよさとアクションも見ものです。とにもかくにも、“カッコ美しい”ワンダーウーマンの姿を是非スクリーンで御覧くださいませ!!

『ワンダーウーマン 1984』 ( 原題:WONDER WOMAN 1984)

監督:パティ・ジェンキンス『ワンダーウーマン』『モンスター』

キャスト:ガル・ガドット『ワンダーウーマン』、クリス・パイン『ワンダーウーマン』『スタート・レック』シリーズ、クリステン・ウィグ『オデッセイ』、ペドロ・パスカル「ゲーム・オブ・スローンズ」「マンダロリアン」、ロビン・ライト『フォレスト・ガンプ/一期一会』 他

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