野の花はすてき(3)


あーーーー
わけわかんなくなってきた。

ぷにぷに言われるまま
気持ちの整理をしてみることにした。


「ではまず、
そもそも何にぷんすかしてたんだっけ?」

んー、

ニコニコしてるだけの人に
負けた感じがするとこ⁈かな。

「ニコニコしてる人きらいなの?」

え?!
別にきらいじゃないよ。
ニコニコしてる方がいいと思ってるよ。

でも、ニコニコしてるだけで
たいしたことしてない人が
いいって言われてることには
疑問を感じてる。

「ニコニコしてるだけで
何にもしてないって、
何もしてないっていう部分は
どこで判断するの?」

え、それは…

「その人のこと、
ずっと見てるわけじゃないよね?」
「たまたまニコニコしてるとシーンを
見ただけだよね?」

「なのに、なんで
大したことしてないって
決めちゃったの?」

え?だって…
そんなにがんばってるように
見えないもん!
なんかヘラヘラしてるかんじでさぁ
愛想振りまいてるだけじゃない?

「愛想がいいのも才能じゃない?」

まあ、そうかもしれないけど。
でも仕事中だよ?
仕事って、もっとあくせくするもんでしょ。

もっと一生懸命さぁ
仕事に立ち向かうっていうか…
それが働いてるってことじゃない。

「なるほど。」
「きみの『働く』は
あくせくするってイメージなんだね」

そうよ。
わたしは任された仕事に対して、
一生懸命やってる。

「あくせく働いてるプラス
ニコニコならいいの?」

そうだ…ね…

「あくせくしていなければ
働いてるとは言えないってことに
なるのかな?」

うん、、、
うーん、、、

「あくせく忙しそうに動いてさえいれば、
仕事してるって思わせることもできる
ってことにならない?」

「たまにいるよね。
バタバタ忙しそうな雰囲気出して
大変そうな仕事から逃げてる人 あはっ」
「それはOKなんだ?」

いや、それはダメでしょ。

「あくせく感出さずに
スマートに仕事こなしちゃうタイプの
人もいるじゃない?」
「それはどう?」

いいと思う。

「じゃあそういう人が
ニコニコしてたら?」

え?
いいと思うけど?

「だったら、
同じ職場のニコニコさんも
そういうタイプなのかもしれないよ?」

まあ、、、
そうかも、、、ね、、、

「だったら、ぷんすかしなくても
いいね」
「解決!スッキリだね〜」

うん、、、
んー、、、、、、

「え?だめなの?」

んー、なんか
モヤモヤする。

「ニコニコしてるけど
ちゃんと仕事をしてない人はだめ」

うん。

「でも、仕事をさらりとしつつも
ニコニコしてる人はOKなんだよね?」

うん。

「だったら、同じ職場のニコニコさんは
OKな方の人だから、
もうなにも気にすることないはず…
だよね?」

うん、、、

「敗北感?」

え?

「敗北感、感じるの?」

んー、、、、

だって、
わたしはこんなにがんばってるんだよ?
こんなに一生懸命やってるのに
さらりと仕事して、
ニコニコできる余裕があるような人が
わたしよりいいみたいに思われてるのって
おかしくない?

わたしの方ががんばってるのに、、、、

「そこだね。」

「自分の方ががんばってるのに
なんで自分の方がいいって
みんなが思わないのかってことでしょ?」

「そこに敗北感を感じてるんだね」

だって、そうじゃない?

「誰かに言われたの?」
「きみよりあっちの方がいいよって」

言われてないけど、、、。

「だったら、
勝手に自分で負けちゃってるだけじゃない?」

いや、きっとみんなそう思ってる!

「そんなの勝手に決めちゃだめだよ〜」

ーつづくー



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