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雨は自分の気持ちを知るバロメーター【雨の日の過ごし方】

【※この記事は、Voicyでの音声配信をまとめたものです。】

ちっちゃい頃は嫌じゃなかった

 今日は新ハッシュタグ「雨の日の過ごし方」について話そうと思うんですけど。
 雨って皆さん ネガティブなイメージですか?

 私はこのハッシュタグを見て、 「雨を『ちょっとめんどくさいな』って思い始めたのは、いつからなんだろう」と思ったんです。
 すごくちっちゃい頃とかって、「雨が嫌だ」っていう感覚あんまりなかったなーと思ったんですよね。
 雨は雨で、長靴履いたりレインコート着たりして、水溜まりにびしょびしょ入ってったりするのが楽しかったなっていう記憶があって。

 どうですか?ちっちゃい頃って、それはそれで楽しんでたような感じしません?

 ちょっと遡りながら、「いつから嫌なのかな」っていうのを自分で思い出してたんですけど。
 中学生の頃とかも私、雨がそんなに病むなっていう感じなかったんだよなー。学校が家からすごく近かったってのもあるかもしれないけど。
 高校に入ったら自転車で通学するようになって、それはちょっとめんどくさかったような記憶があるんですよね。
 でも、そこまででもなかったんだよな。

 昔もさ、遠足とか体育祭の日に雨が降って「あー」って思うことはあったけど。
 なんてことのない普通の日が雨だったからって、すごく嫌だっていう気持ちにはならなかったんだよな。

雨が嫌だと思った最初の記憶

 「雨が嫌だな」ってすぐ思った最初の記憶は、それよりもっと後で。

 仕事を始めてから、ちょっと行きたくない日。なんとなくその仕事が嫌だなと思ってる日の雨。

 それが、私の雨を嫌だと自覚した最初の記憶なんだよね。

 それともう1つ。
 何もすることがない日。休みの日。
 「休みの日でどっか出かけたいと思ってて、それが行けなくなった」っていう雨が嫌だってのもあるんだけど。

 何にもする予定がなくて、 なんとなく家でのんびりしようと思ってた日に、外で雨が降ってる。起きた時に、部屋がいつもより暗い感じ。

  なんだかね、気持ちが落ちちゃう。
 ちょっと孤独感が増しちゃうというか、寂しいなっていう気持ちになっちゃったりすることが多かったなと思って。

嫌なのは雨じゃない

 それで気づいたんだけどね。私、多分雨が嫌じゃないんだよね。

 雨の先にあるものが嫌だったら、雨が嫌って感じちゃう。

 っていうことに気がついて、雨って自分の正直な気持ちを知るバロメーターにすごくなるな、と思ったんですね。
 ま、本当に嫌なことは、雨が降ってようがいまいが嫌なんだけど。

 例えば買い物でさ。雨が降ってても行く買い物と、雨が降ったら「もういいや、今日は」ってなる買い物、ってあるじゃないですか。
 その欲しい度合いの違い。その日行く予定だった場所への行きたい度合いの違い。
 それを測る、すごくいいバラメーターだなと思って。

 大人なんで、多少めんどくさいことでも、雨っていうもう1個が乗ってこないと、めんどくさいって思わないように、気持ちをコントロールできちゃってるんですよね。
 でも雨が乗っかってくると、もう途端に自分の心が素直になりますね。「あー、これ本当は結構めんどくさいって思ってたんだな」っていうね。

 友達の誘いとかもそうですよね。
 心から行きたいと思ってるのと、「なんとなく付き合いで行くか」って思ってるのってあるじゃないですか、正直。
 あのことにも気づけてしまうのが雨ですよね。

 なんか、それが面白いなと思って。
 私は今、ちょっとでも自分がやりたくないって思うことは、とことん自分の人生から排除してみようっていう時期なので、ある意味雨はありがたいなと思って。

 自分の素直な気持ちを知れるいい機会ですよね。
 その先にあることが楽しければ楽しいほど、やっぱり別に全然雨って気にならないんだよ。

 2年くらい前だったと思うんですけど、夏フェスの富士ロック行ったら超豪雨だった時があって。
 富士ロックは山でやるんで、もうすごかったのよ。山の中に木の板とかで道ができてるんだけど、その木の板の道が浮いちゃって、ぷかぷかいかだみたいになったりしてて。

 でも、それはそれで、「こんな体験をできてる」っていうことがすごい楽しかったし。そこにあるものがやっぱり好きだったら、そんなに嫌と思わないんだよな。
 子供の頃も学校が楽しかったから、雨が嫌だって思わなかったんだと思う。

 でも今はね、雨がちょっと心に刺さる時っていうのは、どちらかというと、何も予定がない時かな。
 コロナの間とかって、結構雨って心に重くのしかかってきませんでした?
 私はもう、ただでさえ家の中で誰かと会ったりしない生活を送っていたので。 別に雨が降ってようがいまいが、そんな外に出るわけではないんだけど。
 でも、外が明るいか暗いかっていうのは、ダイレクトに気持ちに響いてきた。

 でも、それもいい合図だよね。
 すっごく忙しくて休みがない時に、貴重な休みで雨が降ってても、別にそんなに影響しないんだよね。
 だから、やっぱり雨自体には何のあれもないと思う。問題は、自分の心で。
 雨が憂鬱だなって思う時は、少し自分の気持ちが元気がないんだなっていうことなんじゃないかな。それに気づける本当にいい判断材料だなと思って。

雨を楽しむ

 なので、雨をちょっと憂鬱だなって思ったら、もうなんか割り切るというか、 思いっきり自分に贅沢させてあげるのもいいかなと思いました。
 自分を楽しませてあげる。各々の好きな方法で。
 私だったらマッサージ行ったりとか、デパ地下のスイーツを買ったりとか。

 なんかさ、雨をいいなって思う瞬間もありません?
 それは、多分心が充実してる時だと思うんですけど。

 私、旅館とか行ってる時の雨ってね、意外と好きなんだよな。馬風の庭に雨が降ってるのとかって、なんか素敵だなって思っちゃう。
 そこに紫陽花なんかあったら、よりいいなとか思うよね。
 そういう時は思いっきり旅館を1日楽しむっていう。そういう時間もすごい贅沢じゃないですか。

 あとね、熱い国に行った時の雨もね大好き。
 熱い国でカジュアルな格好してる時に雨降ってきたら、「気持ちいいな。もうこのまま思う存分、濡れてしまいたい」とか思うんだよな。

 そういう雨を楽しめる時って、誰にでもあるんだよね。
 なのでやっぱり、雨をちょっとでも嫌だと思ったら、もう、とにかく自分に奉仕してあげてください。
 そんな日は贅沢デーですよ。もう、飛びきりの贅沢をしましょう。

 あとね、私の密かな楽しみ。雨の日にあんまり傘持ちたくないの。
 だから、「どうやったら傘を持たないで出かけられるだろう」っていうのを考えて、頭の中でこう組み立てるのとか、結構好きなんだよね。

 多少の雨だと、あの傘ささない主義なんですけど。 そんなに天気予報も気にしないしな。
 もう朝から土砂降りだったら、もちろん持っていくけど。
 降ったり止んだりする日とかって、できるだけ私は持ちたくないのね、傘。めんどくさいから。

 そんな日は普段の道とちょっと違う地下通路とかを多めに使ったりしてた。地下鉄の通路とかを。
 それで「どうやって濡れる時間を最小限にできるかな」とかって考えて楽しんでる。
 行くお店もさ。「普段だったらここ行くんだけど、今日は雨だから駅ビルちょっと行ってみようかな」みたいなんで、新しい発見があったりしてね。

 雨は雨でゲームみたいな感覚で楽しむと、意外と面白かったりするよね。

 ということで、今日はVoicyのおすすめハッシュタグ「雨の日の過ごし方」で話をしました。
 何か感想や質問などあったら、ぜひコメントいただけると本当に嬉しいです。
 それでは、明日もわがままに行きましょう。viviでした。

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