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ペットに教えてもらったこと(息抜き回)

こんにちは。ちいきです。
日が暮れるのが早くなってきましたね。そこまで寒くないのに、冬になった気分になるので不思議です。

今日は息抜き回です。
「自分の気持ちを聴く」とこの大切さを実感したので、そのことを記事にしたいと思います。

自分の「気持ち」に気づく

私はペットを飼っています。
先日、ついさっきまで元気にしていた子が倒れているのを見つけました。

何とか元気になってほしい一心で、考えられるあらゆる手を尽くしましたが、そのまま息を引き取りました。

泣きながら家族に連絡すると、
「動物を飼うということは必ず別れが来るもの。仕事中でしょ。泣いてはいけません。」
と言われました。

それでぴたっと泣き止みました。

その日はまだ仕事があったのですが、最後まで何事もなかったかのように仕事に取り組みました。
その日のうちに亡くなった子のケージを片付け、保険の解約手続きをし、埋葬のために実家に帰りました。

翌日も仕事があり、それ以降もいろいろな方と接する機会がありましたが、私がその話題を出さない限り、誰も何も気づきませんでした。
「普通の自分」ができていたのだと思います。

そうして一週間がたった頃、私は自分の調子がおかしいことに気づきました。
生理周期による不調とも違うし、明らかな体調不良があるわけでもありません。
でも、なんだか「変」なのです。

原因を考えているときに、亡くなった子のケージが目に入りました。
そこで「私は悲しいんだ」ということに気づきました。

仕事に「気持ち」は関係ない・・・?

社会人になってから「仕事をするうえで、自分の気持ちは一切関係ない。
自分がその仕事をやりたいかどうか、自分がどういう状況に置かれているかは、お客様には全く関係がない」と思って、自分の気持ちを無視して働いてきました。

そうやって無視してきたから、職場にいるのが苦しくなり、転職を繰り返すことに繋がったのだと思います。

また、仕事に関係のないことを仕事に持ち込む同僚に嫌悪感を感じていたのは、その考えを押し付けていたからだということにも気づきました。

今も、自分の状況に関わらず、良いサービスを提供することは大事だと思っています。

あの時、家族が「泣くな」と言ってくれなければ、仕事を投げ出しかねなかったので、そう言ってくれたことに感謝しています。

でも、仕事をおろそかにすることと、自分の気持ちを無視することは違うのかもしれない、と思うようになりました。

会社員のときは選べなかった「やりたくない仕事はやらない」という選択肢が増えたことも、そう思えるようになった要因として大きいのかもしれません。

「気持ち」と向き合う

悲しい気持ちに気づいた日、思いっきり泣きました。
翌日、昨日までの不調が嘘のように、スッキリしていました。
「他にできることがあったのではないか。だから亡くなったのではないか」と悩んでいたのが、少し楽になりました。

ペットがいなくなって、寂しい気持ち、悲しい気持ちは今もまだあります。
でも、自分の気持ちときちんと向き合ったことで、前を向くことができるようになりました。

可愛いあの子が最期に教えてくれたことを、大切にしていきたいと思います。


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