見出し画像

引き手についての考察?

まあそんな大それた事を書くつもりもないんだけど…まあなんとなく。


競技空手は言わずもがな、フルコンタクトでも、ボクシングでも、攻撃したら引いて構えに戻ることが良い事とされる。


理由はいくつも有って、

  • 防御に穴を開けないため

  • 次の攻撃を少しでも早く出すため

  • 打撃力を増すため

なんてのが主な理由とされてると思う。

こないだ見学さんが言ってたのは2番目で、実は後付けの理屈じゃないか、とも思ってたりするもの。

何故か?

早く出すというのは、何に対して言ってるのか、が広過ぎるように思うから。

構えから全ての動作をする、というのは(気を抜かない限りは)手堅い発想だし、防御力も上がる。

1番目がこれなんだけど…まあ考えてみると、一番不合理でもある。

要らん動作が必ず入るのだから。

攻撃よりも防御に比重を置いたものよね。


この場合の早さ、なら分かるんだけど…

技単体を早く出すため、となるとちょっと分からなくなる。

3つめに関わるように解釈するなら、分かる。
最短距離を最速で突くから、威力も上がる、というなら。


でも、引いたとて早くはならんで?

早く見えるだけや。
当てないからこそ、そう見える。

握り込んでもいないなら、早く引けはするけど強い突きにはならんと思う。

巻藁突いてみるとわかると思うけど、パーン!と弾いても跳ね返されてるだけなんよ。
当ててから握り込んで反発を相手に返して、とやってると…そうはならんはずなのよね。
だから極めたら、手は返らずに巻き藁のほうが撓って逃げる。


こういうのがあるから、攻撃を早くする、というのは区別しないといかんと思うんだけどね。

攻撃準備を早くするのか、
突いたと見せる動作のためなのか、
拳をぶん投げて素早くぶつけるためなのか、

他にもあるんだろうけどね。



何でこんな事を?というと…

別に引き手が重要なんじゃないよ、ということなのよ。

これをするための、体の動かし方が大事なのよ、と。


私が打ってると、手を引いてない、とよく言われる。

引く必要無いもんね?

攻撃準備は体を巻き取るように間合い盗んで前に出ることでできてるし。

そのまま拳ぶん投げるだけで最短距離の攻撃になるし。

手を引かないことで相手の動きを牽制できるし…腕の分だけ、間合いを維持できる。


でも、引いてないのではなくて。

体の方で、攻撃をぶん投げる溜めを作ってるのよ。

これが昨日のあさきさんへの答えやね。

ワンインチパンチとかは関係無くて…(⁠^⁠~⁠^⁠;⁠)⁠
も少し実際を考えたものだったのよ。

そこに鉛筆でも傘でも持ってみると良い。
立派に身を守る術となるやろ?


そういうもんやで。




蛇足。

実は、競技についてはぼかして書いてない所がある。

「私にとっては」
どうでもいいことなので省いてるんだけど。

剣道の宣言攻撃と同じで、あれは「当てた」アピールの面が強いと思う、ということ。

まあ他国でやった試合だと、それをやった後で殴られて相手の勝ちになるというのもよく見るけど。

日本で発展したお約束みたいなもの、というと怒られるのかもしれん?

まあそういうのもあると思っとけば良いんやなかろうか。

しらんけど。