突きの鍛え方
とりあえず、私のやった事を思い出してまとめてみる。
①数打ち
これはその場でもいいし、移動してもいい…空打ちとも言うけど、突きの動作を繰り返すことよね。
これはフォームを意識して、力を無駄に入れて固まらないように…力ずくで動かないのが大事。
「カッコ良くしようとしてはいけない」
強く打とうとしたって、実際に物に当てないと分かんないから…
自己満足にしかならない。
そして、しばらくやってれば…
突きに使う筋肉は、勝手についてくるから…そのうち自然に強く打てるようになる。
たくさん打ってすぐ止めるよりも、1日10回でもやって、長く続ける方が意識に刷り込めると思う。
とっさに出せるというのは、こうやって無意識にまで落とし込めたものよ。
②物打ち
サンドバッグや壁、床、人など、実際に当てて感覚を養う。
同時に、当てたらどうなるかも体感する。
多分、最初叩いた時は、「痛さ」にビビると思うw
そう…自分が痛いのよ、相手じゃなくて。
これはいくら力込めても同じ。
それは何故か?
手を握り締めて、首や手首、肘、肩、下半身の関節を揃えて、
というフォームを整えるタイミングが合わせられんからよね。
力の強い人は、何も考えなくても自重をぶつけるように動くだけで威力は出るのよ、無駄遣い多いけど。
そうでなくても、自分の体重と移動によるエネルギーを、当てるタイミングに合わせてやればそれなりにはなる。
主な目的はこれ…このタイミングを得ることよね。
そして、人とやるのが前提だからこそ、対人練習で動く相手に通じるか…確認が大事。
③補強運動
②で痛い思いした時は、これに対処しないと使えないよね。
というわけでやるべきなのが、補強運動。
②と被るんだけどね…
巻藁やサンドバッグをしっかり叩けるようにしたり、床で拳立て伏せして飛び跳ねたり。
直接触れる所、衝撃の来る所に負荷をかけて鍛える、というんだけど。
動く物を打つ練習にもなる提げ巻藁や、動くサンドバック、更には球体のサンドバックまで…
様々な工夫を凝らして、皆さん叩きまくってる。
力試しでもあるんだけど…バナナの木(草だけど)を叩くと、筋肉質の人間叩く感じで良い!と教えられた。
…ンなもん近所に無いやねw
ムエタイのデモンストレーションでも、動画でブアカーオが蹴り折ってた。
変わったのでは、水面や薄い布、紙を打つというのもある。
これはタイミングや当て方の工夫やね。
私の場合、変わったのだと地面を打ってた。
水分含んだ芝生なんて、
クッションもあるし、しっかり打ち込めるし、何より壊れんし…手も地面もw
これで私は打ち込むコツ覚えたなー。
マウントポジションでのパウンドが一時流行ったけど、あんな感じよね。
その頃は無かったけど。
役に立つのかは分からんけど…
工夫して稽古するうちに、なんとなくだけどできてるもんよ?
そしたら理屈を見つけ出して、また当てはめ直して…というのが、トライアンドエラーなんじゃなかろうか。
間違いは無いんよ、どんなだろうと。
遠回りも道のひとつや。
そして、近道だけは無いんだなあ…凹