12/18のおけいこ

お仕事で遅れたけど、今日も出席。

また新人さんの親子が増えてた…最近流行りなのかな、母子で習い事。
今回で3件目よ?

ちと風変りだな?と思ったのは、子供とお母さんの温度差?
子どもが暴れてるのが普通なんだけど、こちらはお母さんの方が熱心にミットを蹴ったり指導を受けたり。
男の子の方は…生意気な口をきいたらしく、Mにどやされて泣いてた…
(ーー;
最初は誰でもそんなんだし、気にせんでもええのにねー?
Mなんてもっとやんちゃだったんだし。
辞めなきゃいいけどなー…

とりあえず、お母さんの方が最後列でぽつねんとしてたので、横で私がゆっくりやりながら声をかけて手ほどき。

蹴り方や突き方の、まずは「見よう見まね」をしてもらう。
新しい情報の取り込み、やね。
見た事をコピーすることで、集中力を高めるんやけど…えらい筋良いな??

ミットも、力を込めて当てる事が出来てる…最初にやれる人って少ないのよ?
なんというか、やる気を感じる…

対人稽古では、少し前に入られたSさんと組んで、蹴りの受け方を慣れていただいたが…
蹴る力が強いため、Sさんが危険なため交代(^^;
私相手ならいくら蹴っても大した事も無いので、バンバン蹴ってもらう。

どれだけ蹴っても効かない、と不審な顔をしたので、タネあかし。
膝下を意図的に緩め、相手の蹴りに「押してもらって」蹴る力を削ぐ。
打点をずらしてるんだね…この手のやり方は結構あるけど慣れないとできないから、いつも出せるように心がけてみると良いと思う。

あとはスネを当てる際に、外側でなく内側の強い方の骨を当ててカットするのを、口酸っぱく指摘する。
外側当てるのは絶対だめー…流行りのカーフキックというか、細い腓骨を折っちゃうからダメージでかいのよ。
骨でも何でも、強い方向(ヘソ)と弱い方向(メ)、というのがあって。
スネの内側というのは、強い衝撃きても欠けるくらいで…かなり強いから武器にできるのよ。(フルコンやキックの人のスネなんてごつごつしてるもんね、ぶち当てて欠けた痕やんね)

ローキックのカットから、中段へ移行するときに終了の合図…お二方、何やら残念そう?
「知りたい」というふうに思ってもらえたのなら、稽古に来ていただいた甲斐があるってものよねー…


ミット打ちではキックミットを持ち出して、ローキックからパンチへの繋ぎをやってもらう。

ミットを段差をつけて構え、手前から奥に攻撃してもらう。
きちんと相手に攻撃を届かせるための訓練だね。

手前に当てても奥に当てられない、という子が多い。
足を使って前に出る、というのを忘れちゃうんだね、攻撃に意識を持ってかれて。

蹴った足を後ろに振って反動で突いたり、後ろ足から動く継ぎ足や、足を交互に入れ換える踏み換えなど、できる事は色々あるよ?
使えるようになるために、先ずは試してみるといいよ。

Mもやらせてみたが、肩を突っ込み過ぎて体勢が崩れてる。
限界まで伸ばさないと届かん所から打つんじゃなくて、きちんと足で場所を確保して打つのよ。

理解はするものの体が動かん、というもどかしさに吠えてるけど…
まあがんばれー。


結局新人の子は、しゃがみこんで泣いてるだけで終わってしまってた。
まあね、今までは万能感に浸ってたんだろうけど…「他人は自分のために動いてくれない」という事を理解させられたんやろね。

声かけはしてたけど、自分で動けない以上はどうにもならんのよ。
イヤだ、と投げるもよし…適応しようともがくもよし…
力はいくらでも貸すけど、動くのは自分やで?
誰も機嫌とってはくれんのよ。


まあこんなふうだと反感持たれるかもしれんけど…
線引き、というのはあるのよ私みたいなお人好しでも。


さて、来週は今年最後で、クリスマスの日?

…あらー^^;

ま、がんばろー。