11月最後のお稽古①

いい稽古にはなったかな。
数人への指導がいい具合に進んだ。


珍しく私がミットを持ち出して(?)
突進するから、それをミドルキックで止めてみ?と。

交通事故~!?
と言われながらも、ミット構えてぶつかっていくw
うん、ほとんどの人が止めれないね。

Iさんがそのうちコツを掴んで、力技ながらも止め始めたので…
しっかり斜に構えて打点をずらしたら、思い切り滑ってこけた。
油断したね?
重心を支点である軸足より前に移動させて、つっかえ棒…槍みたいに構える前蹴りの使い方なんだけど。
押し込まれる動きがあるから、それを滑らせればこうなる。

Aさんも蹴りの形を作るため、足を地面と平行にしてから蹴るので…遅いし力が乗らないのでミットに轢かれる。
前蹴りの仕方としちゃあそれは悪いやり方やで?
とはいえ、Kさんもこれをやるんよなあ…しかも間合いを間違えてるから当たらんし、その勢いで前から膝を蹴る。
まるでグレーシー柔術みたいに。
フルコンだと反則とられるで?
今ではとらんのかしらん、重大な後遺症になりかねんので私らの頃ダメだった。
(でも、後ろ廻し蹴りなどで膝を前から狙うのはOKというザルさだけど…あれもよく分からん。やるなら掃腿…足首辺りへの攻撃もありにすればいいのに、アキレス腱断裂続出だけど。)

それはともかく。
地面から相手までを最短距離で結んだ線を通すのが前蹴りよ。
逆にそれを通ってないのは前蹴りではないわな。
力も入らんし、第一爪先潰れるだけよ。
足首を小器用に使って、角度を合わせてやらんとつま先振り上げるだけになる。

まあね、実はこれ…受け止めなくても構わなかったりもするw
足で相手を止めつつ、「相手を踏み台にして」後ろに下がる事もできる。
蹴りの間合いにしたい時はこういうのもよくやる。
自分でやるのと相手にとばされるのでは違うけどね。


こないだ教えた片手で戦う方法を、Kさんがやろうとしてた。
跳び込もうと何度も前後にフェイントをかけていくんだけど…それは無駄な動きやで。
でもIさんはいちいち反応して後ろに下がっていく。

Tさんがちと失礼な事も言ってたけど、それは兎も角。

跳び込むのはとても良いんだけど、間合いを読み違えてて。
多分あと半歩前に出ないと攻撃が当たらない。
これが体格差というものやねえ…
同じか小さい人相手なら多分噛み合うんだろうけど、身長高い人に同じ事してもじゃれついてるだけになる。


こういった所を説明して、次は私も混ざる。
ちょっと離れた場所でお互い構えて…ジャブを当てる。
意表を突かれたIさんはなんで!?とやってるんだけど、もちろん理由はあるさ。
端的に言うと、間合いを誤魔化してるのよ。
Kさんも同じ動きをしてるけど、攻撃が当たらないのはここの違い。

真半身に構え、肩を上げて顎を守り、片手で顎を守り、ガチガチに殴り合いの構えなんだけど…守りの構えでもある。
反撃の為、あるいは蹴りの為なんだね。
でも動き回る形じゃないから、間合いを外してれば安心してしまうんだね。

当てる理由は、一瞬半身でなくなってるから。
摺り足でちょこちょこ進んでる中で、その中で見た目(特に肩)同じ形を維持しつつ…
下半身だけ正面を向く。
そうすると、旋回して打つ時に肩幅分だけ間合いを盗める。
S太やKさんにも試したけど、皆きれいに入った。

説明を真面目に考えてたけど、コツなんてちょっとした事よね。
大事なのは、守りつつも仕掛けるタイミングを狙うというバランス感覚?