見出し画像

花火師になりたくて

ひゅー…バーン!
子どもの頃に懐中電灯の先にマジックで色を塗ったプラ板をかざし、襖に投影して、「打ち上げ花火ごっこ」をしたけど、像がぼやけてうまくいかなかった。😭
当時はYouTubeもネットもなく、周りの大人で答えやヒントを持ってる人もおらず(というか、聞かなかったけどね。自分で答えを見つけたかったのもあって。)

そんな事をふと思い出し、100均で材料を買い集め、試作品を作る。当時と同じやり方を試しにやってみたところ無事?に失敗した。

よくよく観察してみると、懐中電灯の電球の後ろにある反射板が、光を2重3重に前に出していたことで、象がぼやけていると気がついた。
そこで黒いガムテープを使って光を1度だけ前に出すように改造した。
結果は無事成功。どんなもんでい!😁

落書きを壁に投影できたら楽しいよね!

よし、コレをキット化して工作教室で使おう!
という事で、ここでまた試行錯誤。

黒い紙に光の軌跡の形に穴を開けて、プラ板を貼って塗る。(小さい子でもできる&時間の制約の中で作ってもらうにはコレがいいかなと判断)
…という考えは数秒で浮かんだのですが、これを実現する方法を考えるのが(自称)「工作プロデューサー」のお仕事。

まずは、光のマスキングというかコリメートというか、拡散防止用の「フタ」を作る。
コレが案外めんどくさい…ので、パソコンにデータを打ち込んでレーザー加工機で黒い厚紙を切ってはちょっとずつサイズを変えてトライ。
10回目くらいでいい感じのサイズになったよ!

基本適当につくるんだけど
細かくやらなきゃいけないことは
やらなきゃないんです😤
ほら、手抜きするとこうなるんだよ。
(何度やっても直らないクセ。でも、モノづくりを進めるには割と向いてると思うんですよ。こういう性格。)


続いては、花火の像を作る部分。
絵の得意な子は、普通にプラ板に自由に描いてもらうのもありなんだけど、「花火っぽく」描くのって案外めんどくさい😛
いろいろやらせてあげたい気持ちもあるんだけど
限られた時間のワークショップだと、時短のテクニックが必要になる。

ということで、厚紙に花火の模様を書いて、プラ板を貼って色を塗るだけのキットにします。

最初はカッティングマシンでやってみたんだけど、めっちゃ時間がかかる上に「カス」がベースの板にめっちゃくっついて、使えなくなってしまう😅
…ので、レーザーカッターで作ることにした。

本体の見た目は変わらないんだけどね。
色々問題があった💦



それもデータを入れたらはい!よろしく!
…とは行かず、ちょっとしたパラメーターの違いで焦げたり、打ち抜けなかったり💦
この工程も楽しかったりするんだけどね😆

紙が少し曲がっただけでも結果が変わる。
アナログの事象だからコントロールが難しいね。


ということで、できた試作品。
おしい!ちょっと端っこが欠けて投影されてるな💦

ちょっと残念感
フィルム?側は問題ないんだけどねぇ

カイゼン!カイゼン!
ちょっと花火の図柄の直径を小さくして見たところ、無事端まで投影できました。コレで行こう!

ななななー
大成功!ハイセイコー!

という事で、試作がいい感じになったので、量産します。
と言っても、自分の感覚と令和キッズの感覚は違うので売れ残りリスクを考えてまずは30個くらいかなあ🙄

イベントとかでも販売&ワークショップを計画しているので、よろしくね!

ではでは〜

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?