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190704 Independence Day(ぼくにとっても)

7月4日はアメリカ独立記念日で、ボストンにいた頃はチャールズリバーの花火を見に行ったものだ。川沿いで見た年もあれば、少し離れた公園で座り込んで見たこともあった。

で、今後やっていくことの旗を立てるのに、今日が最適なのだと四柱推命の栗原さんが言うので、その通りにしてみる。残り20分で今日が終わるので、それまでに書けた分で投稿予定だ(注:後日追記しました)。

今後の話をするのに、「〇〇(会社)を辞めました」的な記事は好きでない。それが名の通った会社であればあるほど、確かにインパクトは大きいが、何を捨てたかよりも何を選んだかの方が知りたい。(今の仕事は9月いっぱいだけど、それを書きたいわけではない)

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システム思考がインフラみたくどこでも広く共有されている世界が見たいから、教育分野(特に子ども)での普及に粘り腰で取り組んでみる。

これが今のところ言語化されている気持ちだ。でも正直なところ、自分がやりたいことを言葉にするのに、今もまだ戸惑い続けているのは「『学習する組織』も『学習する学校』も『システム思考』も「ジャーゴン」、つまり特定の身内だけで通じる特殊用語になってしまっては意味がない」と語るピーター先生のスタンスに、ぼくが全力で共感しているからだ。

ぼく自身、ピーター先生を通じてシステム思考(と彼が呼ぶもの)に出会ったことが、とてつもなくかけがえのない幸運だったのだと思っている。ぼくにとってのそれは、難しいものではなく、専門的なものではなく、偉いものでも何でもなく、ただ自然なものなのだ。ただその自然なものを、ぼくらがどこかで見失っていたりするだけだ。

小学生1年生のシステム思考の動画にはいろんなエッセンスが詰まっていて最高だと思う。

自分にとって何か大切に思うことを考えるならば、それと何か別のものの関係、つながりを考えることは自然なことだ。大切な人のことを思うとき、自分のエゴを一旦脇に置き、その幸せを願い、相手の立場で行動することは自然なことだ。子どもの問題をどうにかしてあげたいならば、その家族や友達や環境条件を思うことは自然なことだ。それはDNAレベルで埋め込まれている。だって、人間は自然の一部で、自然は相互のつながりでできているのだから。

分かりにくいけれど、世界や社会や私たちをありのままの相互依存的な(互いに結びついた)状態で捉える考え方を、システム思考って呼べばいいんだとか思う。誰の定義に合致しようがしていまいが、知るかそんなもん()。

ただ、人間の作り出す複雑な社会システムに、ぼくらのつながりを認知する能力がまるで追いつけていないから、もうちょっとなんとかしようというディシプリンが必要なんだと思う。でないと、種としてかなり痛いハードランディングを経験することになってしまうと、ピーター先生は話している。

だから、キッズに早いうちにシステム思考(呼び名はなんであれ)に触れてもらいたいと思う。エドワーズ・デミングが「人間を破壊してしまった」と語る、本当の意味での学習を阻害する制度に染まってしまう前に、その生来の力を護り育む役に立ちたいと思う。

そして、ぼくは先生ではないし、先生たちのような経験やスキルや徳(多分)がないから、その先生たちを支援したり一緒に走ったりできるようになることで、自分という容れ物を使いたい。

自分に何ができるかなんて、そもそも分からないし、たとえ分かっていたとしてもそんなものただの誤解にすぎない可能性しかないのだ

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これからやっていくことなど

幸い、いくつかやること・やりたいことが形になりつつある。

① 教育関係者向け「学習する学校」Labの継続

② 21世紀ティーチャーズ・プログラムへの参加

③ 某地域 x オンラインの(さとのば)大学のお手伝い

④ 某大学のリーダーシップコースのサポート

⑤ 「こども園」で就学前のキッズにシステム思考の種を植えるプログラム

⑥ 中学・高校でのシステム思考(とSEL的な)コンテンツ導入のサポート

⑦ MIT J-WELのCompassionate Systemsの活動の日本への紹介

相棒「行動力の人」リサさんのおかげ、Learn x Creation なんてイベントや

未来の先生展2019にも参加予定(先生じゃないのに恐縮しつつ)。

⑧ 故郷の関西での「学習する組織」「学習する学校」コンセプトの紹介

7月13日が第一弾!

追記: 9月22日(土)、23日(日)にもABDとかセミナーとか決まりました

23日(日)のはあと数席だけ残っているようです(9月5日現在)

⑨ ピーター先生の講演翻訳の継続(ネタもたまっている)

⑩ SoLジャパンの世話人も続けます

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・・・挙げてみると、手が回るのかどうか分からないので、がんばってみる。結局のところ、大きなことなんてできるものではなくて、自分にできる大きいかも小さいかもしれない何か、ただの「こと」に、大きな愛を込めるだけだ。刹那的、感傷的に思う人は思えばいい。ぼくが自分をどう思うかは、自分で決める。

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えと、今の会社には 

8月末までフルタイム、9月いっぱいハーフタイムでお仕事をさせてもらう。

この会社には、①広大なそして信頼できる人たちとのネットワーク、②社長という先達や、関心を同じくする仲間、③日本で事業を進めるにあたっての常識(苦笑)などたくさんのものをもらっている。あと少しばかり一緒に仕事をさせてもらうが、感謝の言葉が追いつかない。同じようなフィールドで、どことなく同じような志で活動していくコミュニティの一員として、今後とも良い関係でありたいと願う。叶うかどうかは自分次第だろうけれど。

こういうNote書いてる時点でアレかなあとか思わないでもないが、ぼくはどこまでいっても本質的にいわゆる「組織人」にはなれないのだ(そもそも、なりたいと思っていない)。

単発とかお試しとかでのワークショップも続けていくので、異業種交流会や、企業、NPO組織内でのプチワークショップなど、関心あれば、声かけてあげてください。親子で参加できるシステム思考のワークショップなど考えられたらいいなあ。協力してくれる人募集。では。

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