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190901 ピーター先生のインタビュー

ピーター先生の最新インタビュー(8月26日)。登録すれば費用なしで見られる。1回目は忙しくて聞き流し、今、2回目を見終わって、勝手に結構な衝撃を受けている。

ピーターのいる場所が、毎年恒例バーモントでのECWの後だったり、すてきな歴史あるTrapp Family Lodgeだったりで、色々と本人の中でも動いていたんだろう。いつになくディープな、そして流れるような語りで1つ目の問いから、視聴者(特にノンネイティブ)を置き去りにしている。こういうのはかなりレアだ。

途中で、ホストからツッコミを受けて(笑)スピードは修正するもののコメントの深さはそのままで、ぼくは一人で何度も唸る。自分がどこかで思っていて、だけど言葉にできていなかったことを、正確かつシンプルな言葉で表現されると、今までモヤがかかっていた思考の壁が取り払われ、これまで「知らないことを知らなかった」ような景色が一気に地平線に出現するようなイメージだ。

この人の言葉やその背景にある想いを、大学院時代からずうっとフォローして書き起こして翻訳して、追っかけてマネして滑って転んで、最近じゃ人にシェアするようなことまで(かなり熱心に)やっているけれども、これをがっつり聞いてしまうと、あー、自分ほんとは何も分かってないなあという気持ちや、ここで語られていることを自分の体験や言葉にできる日がいつか来るんだろうかと、五里霧中の気持ちになる。

知らないことがあるのは、すばらしいことで、だから人間は学ぶことができる。霧の中へと踏み出せることが、なんとも、うれしい(今日は休肝日でシラフです)。

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