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タジキスタン・パミール再訪記

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2023年春に中央アジア・タジキスタン共和国のパミール高原を中心に旅をした時の旅行記。パミール高原訪問は2度目。日本出発→韓国→カザフスタン→ドゥシャンベ→ホログ→イシュカシム→…
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#タジク語

タジキスタン・パミール再訪記9 〜ドゥシャンベ→アフガニスタン国境〜

2023年4月24日。ついにドゥシャンベからパミールへと向かう日である。今回が2回目となるパミール・ハイウェイ。険しい道ではあるが、同時に懐かしくもある。今回はどのような旅になるのだろうか。 パミール行き乗合タクシー乗り場にて朝は6時頃に起きて、廊下でスマホの充電をしつつ出発の準備を行い、6時45分頃に宿を出て乗合タクシー乗り場へと向かった。宿では朝食も提供されているが、時間は7時からなので食べずに出た。 宿を出てすぐのところで、タクシー手配の人(?)に声をかけられた。近

タジキスタン・パミール再訪記8 〜ドゥシャンベ散策・後編 トロリーバスで行こう〜

今日の目的だった本屋での本の購入は無事済ませることができた(良い本を選べたかどうかは不明だが)。本はそれなりに重いが、まだ中途半端に時間があるので、ドゥシャンベ市内でどこかに軽く行ってみることにした。 トロリー不使用トロリーバス本屋を後にしてからは、トロリーバスに乗ってどこか、ルーダキー公園まで行っていたらルーダキー公園に行くことにした。ルーダキー公園に行くのは、前回に続いて2回目である。 私は鉄道オタクなので、日本の法律上は鉄道(厳密には普通の鉄道ではなく路面電車と同じ

タジキスタン・パミール再訪記7 〜ドゥシャンベ散策・中編 本屋に行こう〜

ドゥシャンベ到着後、宿と食事と通信手段の確保は無事に行うことができた。ドゥシャンベでは後はフリータイムである。まずは本屋に向かうことにした。 目指せ本屋Tcellで現地SIMを入手し、ヒソールのお兄ちゃんにバクシーシした後は、本屋に向かうことにした。 私は元々ペルシア語の詩に興味があり、今のようにパミールに特に興味を持つようになる以前は、主には「ペルシア語詩人の父」ルーダキーの出身地ということでタジキスタンに興味を持っていた。パミールに特に興味を持ってからは、同地にイスマ

タジキスタン・パミール再訪記6 〜ドゥシャンベ散策・前編 シュグニー語で行こう〜

2023年4月23日(日)、私はタジキスタンのドゥシャンベ国際空港に無事到着し、宿に辿り着いた。今日はこれから遅めの昼食をとって現地SIMを入手し、本屋に行ったり市内散策したりする予定である。 食堂探し宿を出て、まずは宿の人に教えてもらった食堂と思しきところに向かったが、宿の人の言っていたとおり今日は休みのようだったので、さらに駅方面に歩いて食堂を探した。 程なくして、何となくタジク料理っぽいけれども何となく営業してなさそうなレストランに行き当たった。お店の扉は一応開いて

タジキスタン・パミール再訪記5 〜アルマトイ(カザフスタン)→ドゥシャンベ到着〜

アルマトイ(カザフスタン)での一泊後は、いよいよ今回の目的国であるタジキスタンの首都ドゥシャンベへのフライトである。機中からは、最終目的地のパミールの山々も見ることができるはずである。 朝のスマホ2023年4月23日(日)、アルマトイでの朝は、外がまだ暗いうちに目が覚めた。 二度寝できる気がしなかったのでスマホをいじっていると、ベッド(私は上段だった)と壁の隙間からスマホを下に落としてしまった。下のベッドの大きめの体格の兄ちゃんは眠っており、起こしたり体の上から手を伸ばし