【振り返り】Ordeal2,4,7について

Akiです。
いよいよDATA Saberへのチャレンジも今月までとなりました。

あらためてこれまで学習してきた各Ordealに対して、私なりの解釈を
詰め込んで整理したいと思います。
特に今回書いた3つのOrdealは、Tableauでのテクニカルな知識ではない
ものの必ず知っておく必要がある内容であり、仕事で感じているTableauの
課題を解決するのに不可欠であることから選んでいます。

Ordeal2

ここでは最適なビジュアルについて理解を深めました。

ただやみくもに自分の作りたいがままに作ったとしても
受け取る相手や伝えたい内容によって適切な表現を選択しないと
無意味なものになってしまう。
⇒少なからずデータや数字を使って人に伝える仕事をしている今の
 自分にとって、あらためて襟を正さないといけないと感じました。

 特にTableauに触れだしてからこれまでとは全く異なる可視化をおこなう
 ことができるようになり、その美しい表現にとらわれてついつい
 伝える先にも同じものさしを期待していたと反省をしました。
 
この学習で特に印象的なのはPreattentive Attributesという考え方です。
・向き
・幅
・長さ
・囲い
・サイズ
・形状
・色相
・彩度
・空間グループ
・位置

これは人間が考える前に無意識のうちに理解できる視覚情報の総称で
Vizを作る上では意識しておくべきものとなっています。
ここで重要なのは、
①Preattentive Attributesには強度に違いがあること。
②作るVizとの相性があるということ。

KTさんの動画での
「棒グラフというのは存在しない。人は位置と長さで値を認識している。」
という発言がとても印象的で、確かに人間が区別しやすいようにグラフの
名前がついているだけで、値そのものはすべてPreattentive Attributesで説明できるのではないかと考えさせられました。

Ordeal4

ここでは最適なデータ管理の方法からデータドリブン文化についてTableauServerを中心に理解を深めました。

私の今の組織ではまさにTableauは使われ始めているものの、データの共有が
データファイル(twbx)を直接やりとりするという、うってつけ(?)の
環境なのでイメージを膨らませやすかったです。

Tableau Serverを介したデータ共有であれば・・・

「新しいデータファイルに更新しなきゃ…」
「違った視点の分析したいんだけど元データがないんだよなぁ」
「メールで共有でセキュリティ大丈夫?」
「開いてみたら1週間前のファイルじゃん!」

こんな問題を抱える心配もなく、安心してデータ活用できる環境を
実現することができます。
それによってこれまで専門外だった担当も積極的にデータに触れるきっかけとなり、自然とデータドリブン文化が発展する組織へと進めることにもつながるのです。

’去年の記憶’や’長年の経験’といったいわゆる「KKD」からの脱却をまずは
自分の身近から取り組んでいきたいです。


Ordeal7

ここではTableauに関するパフォーマンスについて学びを深めました。

以前の記事にも書いたのですが、ここが今の私の組織でTableau活用を
促進する上で通らねばならない問題でもあります。

どんなにTableauが優れたツールでも、操作するたびに読み込み画面で
固まってしまっていてはいつまでたってもファンを増やすことができません。

そのためにまずは作業する前にできることをやっておくことの大切さを
学びました。
例えば・・・
データサーバーのスペックがよくなければライブ接続ではなく抽出をする。
あらかじめ必要なデータに絞って分析をする。
パフォーマンスが良いフィルターを活用する。

更に、ここではTableauにおける非常に大切な考え方である
クエリパイプラインを学びました。
Tableauでは以下の順序に従ってフィルター処理が実施されます。

抽出フィルター

データソースフィルター

コンテキストフィルター
↓(FIXED)
ディメンションフィルター
↓(INCLUDE/EXCLUDE)
メジャーフィルター

表計算フィルター

この順序を十分に理解していないと、Viz上で表現したいことが
できない、もしくは誤った結果となってしまいます。

そのほかにダッシュボードを共有する際には、自動のほうが
ユーザの使う端末に応じて対応できるので良いのでは?と思っていましたが
パフォーマンスに影響していまうのと、本当に伝えたい形式と
異なって表示される恐れがあるということを知り、即座に会社での共有しているダッシュボードに反映させました。

最後に

あらためて振り返ると、やはり今回のOrdealはTableauの考えにとどまらず
データ扱う仕事において、なしがしろにしてはいけないことばかりであると感じました。
こうした考え方から深く学ぶことができた今回のDATA Saberへの
チャレンジは非常に貴重な経験をさせてもらっているなと感じつつ、
自分と同じ気持ちを抱く人を1人でも増やす活動に貢献したい!という
気持ちにもさせてくれます。
まずはそのスタート地点に立てるべく、認定めざしてがんばります!

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