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(第3回) Rule the WavesⅡをオーストリア・ハンガリー二重帝国で遊んでいきます。第一次伊墺戦争1903年9月

オーストリア=ハンガリーで20世紀最初の戦争が勃発してしまいました。
国力に差が付きすぎるとイタリアに併合されるかもしれないので仕方ないですね。東にはオスマン帝国があるし、ギリシャはあるしもう植民地というか新天地が欲しいレベルです。

開戦。という事は臨時予算が増えるわけですね。

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というわけで、早速武装商業巡洋艦?なるものを作ってみました。
日本語でそんな珍奇な艦種は無い、というか世界探しても無いんですが、イギリスの武装商船とドイツの仮装巡洋艦を合わせた造語なんですかね?
ゲーム的にはこの艦種で武装商船の主任務である輸送船団の護衛と仮装巡洋艦の主任務である輸送船団などを破壊する通商破壊のどちらもを行うことになります。
ちなみに今回から建造画面の右側はよほどでない限り写さない事にします。
右側は魚雷発射管や、対空機銃の数とかを設定するところなんですが、対空機銃は飛行機の存在しない今、あまり重要ではないですし。魚雷発射管は自分がここで文字にするんで。これだけで画面が見やすくなるんですよ凄いですね!
えーKaiserin Elisabeth級です。オートでつけた名前です。 エリザベス皇后ってあんた…エリザベス皇后へのリンク
なるほどイタリア人に暗殺されたばかりの……ならば仕方ない。ハンガリーの発展の礎を築いた偉大な人だったんですね……ハンガリー人の怒りもわかる。この戦争が終わったら民間に払い下げて大好きだった世界旅行の続きをしてもらおう……
排水量3000t。これはこの時代の商船としては大きい方のサイズですかね?大西洋横断は難しいかな?日本とかイギリスだとこの位の大きさが必要だとか。
最大速力10ノットはこの頃の標準らしい6ノットの経済速度を意識して。もうちょっと速度出るようにした方がよかったかも。まあ燃料が石炭なので。
武装は5インチ(12.7センチ)砲を六門。さらに水中魚雷発射管を両舷に一門ずつで計二門。
装甲は無し。
これでコスト3393。なんと4か月で作れます。そんな馬鹿な……
と思うものの、このゲームではAMCはどんなサイズでも4か月です。
さらに建造した後なら、飛行機を積めるように改装して商船改造空母とかも再現できるようになってます。こだわりを感じる。

さて、せっかく増えた海軍予算を食いつぶしたところで、

初めての海戦といきましょうか

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この画面の説明を。
上が海戦内容の説明です。輸送船団の護衛だったり遭遇戦だったり地上目標への砲撃だったりします。
今回は沿岸への襲撃任務ですね。
その下は敵の所属。イタリアです
その次は海戦の規模。大きいと派手ですが国力の差が如実に出ます。
逆に小さいと質で勝負という事になります。ほぼタイマンみたくなります。
その下はこちらの今海域にいる艦の数です。
その下は相手がこの海域にいるであろう艦の数です。諜報レベルで正確さが変わると言われてます。装甲巡が2隻と表示されてますが、いたらこの前の軍縮でスクラップになってないとおかしいので恐らく間違いですね。
次にこの海戦を行いますか?と聞いてきています。回避してもいいのですがこの340VPというものが相手にわたります。
VPというのはおそらくビクトリーポイント、戦果ポイントですね。
これに差がついていると、終戦時に勝利、大勝利、引き分けみたいな感じになります。得られる植民地とかに関わってきます。

よし海戦を発生させましょう。

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これが海戦時の画面です。ちょっと地味ですかね。
まあ文章だけで戦うよりはましでしょう。
一応軽く説明しておくと、左側の白い欄がメッセージだったり、所属艦隊を表示させたりできる場所、右下が現在の視界範囲、右上の矢印が風の方向、下に現在時間が表示されてます。
ここで一度にやるとあれなんで、機会をみて説明していきます。

こちらの艦の貫通力を確認しましょう

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今回はこの2隻が主役になります。
上がフランツ大公、下がズリーニのデータです。
そしてその左側のボックス内が距離による貫通力になります。
フランツ大公は13インチ、品質-2の砲を装備していて、最大射程は9594ヤード、だいたい8772メートルです。まあこの時代そんな距離で当たることなんて無いので、一番上の5000ヤードでの貫通力だけを見ていきます。それでも4572メートルなんで1割位しか当たらないんですが‥‥えーと貫通力は7.7インチですね!つまりこのフランツ大公の装甲は10インチなんで、貫通しません!強い!(オイ
前にも言った、戦艦を戦艦で撃沈するのは不可能といったところはこういうことなんですよね…
その下、ズリーニは11インチ、品質-1の砲を装備しています。最大射程は10,920ヤード。9985メートルです。まあ(以下略。
5000ヤードでの貫通力は6.8インチ。良し!

敵艦見ゆ

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しばらくイタリア側に進んでいくとイタリアの装甲巡を見つけました。戦艦3隻に対し装甲巡1隻では手も足も出ないので、凄い勢いで逃げていきます。
一直線に。
これはもしかして‥‥‥

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やはり罠でした。しっかり風上にいます。風上にいると弾が加速して貫通力が上がり、逆に風下にいると風の抵抗を受け貫通力が下がります。が……

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イタリア級戦艦。
ベルト装甲8.5インチ、主砲10インチ四門。10インチ。11インチですら貫通力が6.8インチなのに10インチ。これは……どうなん?主砲弾を使わせて弾切れにさせてなあなあにさせる作戦なんでしょうか。
まあこちらの13インチ砲も7.7インチなんで貫通できないかもしれないですが。風上を取って風下に撃ち込めばもしかして?

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敵戦艦部隊と遭遇した時の図。しっかり3隻います。全部イタリア級です。

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というわけで強引な場所取り。多少被弾しました。
えー左下に見えるのが彼らの母港、逃げるにはここに逃げ込むしかありません。右上を見てもらうとわかりますが風向きが完全に南から北です。
ちなみにこの画面の一番外側の灰色の点線が今見えてる範囲、その内側の赤い線が主砲の射程範囲、さらにその内側の小さい青い線が魚雷の届く範囲です。

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さっきのを拡大。そして赤い直線がこちらの主砲が狙っている相手、黄色い線は見にくいですが、副砲が狙っている相手、青い線が敵の主砲がこちらの艦を狙っていることを表しています。
これでも最大射程の半分より遠い距離なんで6000メートルとかなんでしょうか。この時代だと貫通できないので、榴弾を撃っていると思います。榴弾が無くなると勝手に徹甲弾に戻ります。
もちろん榴弾も貫通できないのですが、榴弾は当たると爆発するので、艦の機能に損害を与えたりします。徹甲弾だと弾かれて弾がどっかにいきます。
貫通できないことが確定的に明らかなので少しでもダメージを与えて、距離が縮まった時に少しでも有利になることを考えています。あー魚雷叩き込みたい。

そして数時間の撃ち合いを経て

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日が暮れました。あれだけ狭く見えた赤い点線よりもはるかに狭い灰色の点線。これが今の視界です。目と鼻の先、月明りが頼りです。
イタリア軍もこの闇に紛れて帰港しようとしてきます。
が、我が方の戦艦隊の真横を通り抜けようとしたのを捕捉しました。
このまま魚雷発射!命中!さらに主砲!これにより敵戦艦を一隻撃沈することに成功しました。

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その後追撃しましたが、他の艦はさっぱりでした。
リザルドがこちら。6~7時間は撃ち合ってたんですが、こちらの戦艦は損傷無しが一隻、小破は二隻。あちらも小破二隻に沈没が一隻。この沈没は先ほど魚雷を叩き込んだ艦です。
さらに囮になった後、うちの装甲巡とタイマンしてた装甲巡も小破止まり、こちらの装甲巡も小破でした。なんか防護巡が2隻とも小破してるのは戦艦の副砲に撃たれたか駆逐艦にでも撃たれたのでしょう。
今後装甲巡同士の戦闘が起きたときに慌てるのも嫌なので、今のうちにどんな感じだったか確認しておきます。

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今回のミネルバは主砲を268発撃って3発命中させて、命中率は1.12パーセントでした!副砲は386発撃って6発命中の1.55パーセント。この時代の海戦はこんな感じです。
被弾は14発。お次はお相手。

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なんかすんごい謎艦の匂いがします。あ、でもこちらはベルト装甲6インチもある…これ戦艦の11インチ砲持ってこないと貫通できないのでは?
その割に10インチ砲を単装で二門だけの主砲、6インチの副砲を10門で、これまた副砲を重視した艦ですね。
こちらは主砲135発撃って4発命中、命中率は2.96パーセント。こちらの半分も撃っていないのに命中弾はあちらの方が多いだと…
副砲は驚異の709発発射して命中弾は10発。合わせて14発なんでほぼミネルバが被弾したのはこいつのせいでしょうね。
被弾は9発、内訳、中口径が7発、小口径が2発。ミネルバの7インチは中口径だと思いますが3発しか当たってないので、残りはこちらの戦艦を誘導していた時に副砲にでも当たったのでしょう。
 次に一応撃沈した戦艦も見ておきます。こちらの画面だと戦闘中よりも少し詳しいデータを見る事が出来ます。

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イタリア級のレジーナ・マルゲリータだったらしいです。いつもの史実艦リンク
さて、こうしてみると最終的に魚雷4発叩き込まれてますが、戦艦クラスの主砲は9発しかもらってないことがわかります。
こちらも277発撃って6発しか当てれてないのでこんなものなのでしょう。
ここで戦闘中以外に得られる情報としてファイアコントロールがあります。
これが将来重要で、砲の命中率に関わってくるものです。
この時代はまだ砲塔ごとに目標の距離、方向を観測し撃ってみて、着弾位置から修正して…(独立撃ち方)となりますが、日露戦争頃には斉射戦術、さらに方位盤などの新技術が登場して命中率が上がっていきます。
そこさえ相手より新しければ、ある程度の不利はひっくり返せます。積極的にスパイしないと!(オイ
あとついでに他の戦艦も確認。

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というわけで謎艦紹介も兼ねた史実艦リンク
なんだこの艦…艦の中央に主砲を寄せる事でメリットがあったんだろうなぁ...

さて、この艦は前の主砲は弾切れ、後ろも24発しか残ってないですね。副砲も1081発撃ち尽くして弾切れとは恐ろしい。それでもこちらの艦は小破止まりという事がわかりましたね。もっと強気にいっても魚雷もらわなければ大丈夫…?

まああちらの戦艦は残り二隻でこちらは三隻なので戦えば戦うほど有利になっていきますが。あちらの戦艦が有効打を出せない事がわかっただけ安心できます。長くなったので次の海戦は次の回に。

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そして海戦画面から離れるとこのような小さいメッセージが出ます。
威信1獲得
こちらの戦果ポイント1638
敵の戦果ポイント  429
早速戦果ポイントに1000以上の差をつけました。

次回予告

大勝利を前に喜ぶオーストリア=ハンガリー二重帝国。
これは賠償としてもらえる植民地も多いのでは?
この戦争の終わりには何が見えるのか。

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