見出し画像

FGO奏章2 イド 感想

最初からネタバレ全開なためご注意ください


全体

前回のペーパームーンが「マスターとサーヴァント」による聖杯戦争を描いた物語だとしたら、今回は「日常」が崩れていく様を描いた物語でした。
前回はカーマに割と焦点当ててたのに対して、今回はもう「アヴェンジャー」に全振り。
基本クラスがアヴェンジャーの子たちとジャンヌ・オルタと、マスターの物語。
強靭的な意志の強さと、前を向くパワーをいつも感じさせてくれるマスターの、あんな、憎悪のような絶望のような、苦しい表情を見ることになるとは思わず、驚きもしましたし、先が本当に気になるストーリーで、どんどん引き込まれていきました。
ラストバトル。
いつも苦しいときには必ず「すっごいサーヴァントが助けに来てくれる」展開がお約束の中、今回はそれが「マスター」なのが熱い展開でした。
アヴェンジャーのサーヴァントたちが、決死の覚悟で戦うときに、現実に戻ったはずのマスターが来てくれる。
「おまたせ、わたしのアヴェンジャーたち」※ぐだちゃんバージョン
あまりにもかっこいいし、熱い展開。
バトルでは、しれっとアンリマユも手を貸してくれていて、アヴェンジャー箱推しになってしまうようなシナリオだったなと思います。

ジャンヌ・ダルク・オルタ

文句なしの、今回のヒロインでした。
誰よりも寄り添ってくれて、誰よりも近くにいてくれて、彼女がいてくれたから戦い続けられた、という感じさえもありました。
安心感と頼りがいと、思いやりの塊。
そして、脳筋めなアヴェンジャーたちを引っ張って、バトルでも結果を出し続ける姿は、めちゃくちゃかっこよかったです……!
新しい宝具演出も素敵。
どちらかというと最近は、コミケに全力出す同人作家で、自由な姉にひっかき回されてる苦労人で、お笑い担当のイメージもついていたのですが、そんな様子ももう見れないのかなと思うと、切ない……。
何年も当たり前にあった日常が終わるような、そんな気持ちです。
それを決定づけたのが、ボイス。
このあとに書く巌窟王もですが、ずるい……いや、最高の演出でした。
そしてそれと同時に「別れ」を強く感じさせる演出でもありました。
これからはもう、バトルのときしか会えないのかなと思うと、もうそれだけで涙が止まりません……。

巌窟王

これはもう、2人をまとめて。
これまで本当にずっと見守ってきてくれたんだなぁという気持ちと、ちゃんとお別れを言えてよかったなと気持ちと。
オルタのところにも書きましたがボイスが、本当にとてもよかったです。
優しくて、あたたかくて。
不思議なもので、今回はアヴェンジャーの物語、つまり復讐がテーマだというのに、彼らのあたたかさときたら。
みんなとても優しい。
その中でも巌窟王は、まさしく「父」のごとき、あたたかさでした。
あとは、エデちゃんの存在でしょうか。
クライマックスで登場したときの「キター!」な感覚はもう、原作の巌窟王を知ってる人はみんな思ったんじゃないかなと思います(簡単に解説すると、エデはモンテ・クリスト伯を心から愛して、彼に愛を取り戻させるお姫様です)
これは原作の巌窟王の話になってしまいますが、メルセデス(かつての婚約者)との切なくも美しい物語も好きですし、エデちゃんとの希望に満ちた明るい愛の物語も大好きなので、会えて嬉しいなという気持ちでいっぱいでした。
お疲れさま、ありがとう、そんな気持ちです。

奏章3

そんなわけで、奏章3の場所が明らかになりました。
ルーラーがメインになると言われているこのタイミングで、南欧。
どうぞ、地図を見てください。

2022年6月のトラオムから、もう2年。
あの表情を1度も忘れたことはありません。
ホームズ(宝具5)を、メインシナリオのバトルには必ず入れて、再会を待っています。
一緒に南極にいくために、キャスター霊基で来てくれますでしょうか。
旅の終わりには、名探偵さんにいてほしいのです。
とか言って、来ないかもしれない笑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?