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我が家のゴジラ

私と夫は、子どもたちが小さい頃、子どもたちの特性を表すニックネームをつけて、遊んでいた。一人の娘のニックネームは、ゴジラだった。なぜゴジラかというと・・・

娘には1歳6ヶ月違いの兄がいて、息子はレゴで色々なものを作るのが大好きだった。特に動物園が好きで、よく色々な動物を作った。その精巧な作品を、隙あればどんどん破壊していく娘。そして、息子の悲しそうな顔を見て、ケラケラ笑って、誇らしげな娘。娘が壊す前に何とか制御したいけれど、余りにすばしこい娘に四苦八苦の情けない両親の私たち。

娘にはいろいろな逸話がある。1歳の頃、短期間保育所に預けたことがある。娘は、考えるよりもまず行動するタイプ。外遊びが大好きで、外遊びの時間になると、他の子どもたちが靴を履いたり履かせて貰っている隙に、一人で裸足のまま園庭に駆け出していく。その後をいつも先生が慌てて、靴を持って追いかけてくださっていた。

クッキングの時間のこと。数人で苺ゼリーを作っていたときのこと。お友達がどんなふうに飾りつけようか迷っている隙に、お友達の苺を全部食べてしまった娘。

そんな娘の行動を否定せずに、個性として大らかに受け止めてくださった先生方がいて、今の娘がいる。ありがたいなあ。

ある日のこと。グランマが息子と娘のお守りをしてくれていた。裏庭でしばし遊んでいた娘。裏庭から台所に入って、鍵を掛け、キッチンテーブルの上に上がって、ダンスショーを始めた。その時は確か1歳半になるかならないかの時。慌てたグランマ、娘がテーブルから落っこちて、怪我をするのではないかと慌てふためく。そんなグランマを余所目に、今自分のやりたいことをやる娘。娘には過去も未来もない。今があるだけ。結局、息子が合鍵の場所をグランマに教えて、グランマは娘のショーを阻止することに成功したそう。

海やプールに行くと、足のつかない深いところを好む娘。面白いことが好きで、いつも笑っていたなあ。ハワイに行って、今は亡き私の母と波乗りしていたのは6歳の頃。

生命力旺盛な娘。1歳くらいの頃には、お菓子や食べ物の袋は開けていた。食べたいという食欲が勝るらしく、1歳半年上の兄の袋も開けてあげていた。 思えば3週間早産だったにも関わらず、生まれてすぐに自分から私のおっぱいの場所を探して、ぐびぐび飲んでいたなあ。お陰で、小さく生まれた娘は、あっという間に優良児へと成長する😀

生まれた時からそれぞれの子が持っている個性、面白いなあ。育て方の問題じゃあない何かが、そこにはある。だから、前世も信じちゃう。だって、私にとっては、生まれつきの個性が前世からのものと言われたら、納得できるから。

そんな娘も、思春期へと差しかかり、考えずに行動することも少なくなってきた。時には、昔みたいに考える前に動いてみようよ。母はいつでもどこでも、あなたの応援団だよ(^○^)

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