高齢者が熱中症や喉に食べた物を詰まらせて亡くなるのは寿命で悪い話ではない、という話
日本人は寿命が長い。最近は平均寿命が80歳ぐらいになってきている。一方で寿命の指標はもう一つあって健康寿命というものがある。健康で自分で動ける時間の寿命だ。それは70歳ぐらいだった気がする。
つまり、寿命が長いといっても自分でトイレも行けない、ベッドから動けない時間も長いというわけだ。
この点について日本人は本当に考えた方が良いと思うんだよね。
無理な延命治療をして、寝たきりで、認知症になって、それで生きていても仕方ないのだ。
よくニュースで老人ホームで喉に食事を詰まらせて亡くなる高齢者の話がある。あるのだけど、老人ホームって、介護士の方がいて、高齢者は食事を喉に詰まらせやすいから、色々工夫して料理を作っている。具体的に言えば、食事を小さく刻んだり、柔らく煮たりするわけだ。
にも関わらず喉に詰まらせる。それで亡くなる。
これって、僕に言わせれば寿命なのだ。事故で亡くなったのではない。
同様に今の暑い季節に高齢者が熱中症で亡くなっている。高齢者は暑さに弱いんだよね。だから、亡くなる。
だけど、これも僕は寿命だと思うんだよね。人間、身体はいつか朽ちていくもんなんだよね。
だから仕方ない。
もう「長く生きれば幸福」という考え方から日本人は脱却しないとダメだと思うんだよね。
大事なのは「質」だよね。
延命治療、過剰な保護、なんか高齢者に必要ない。普通に生きて、普通に亡くなっていくのが高齢者にとっての幸福なんだって。
死は悲しいけど、悪いことではない。断じてない。
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