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アイスランド 渡航に関わる手続き・書類について 日本出発から帰国まで

写真活動を行なっているAkiです。
アイスランドのあれこれを書いていく前に早急に情報が必要な方はいると思いますのでまずはこれについてです。

もうアイスランド行くんだけど検査とかどうなの…?

早速日本出国から帰国までの感染症関係の手続きや必要書類について記載していきます。
注意点として2021/12/20時点での情報です。渡航前に再度外務省渡航HPを確認するようお願いします。

日本出国まで
○必要書類
・パスポート
・ワクチン接種証明書(和英)
・渡航用PCR陰性証明書(72時間以内)
○登録推奨
・旅レジ(外務省)

出国に関しては意外と少ないですね。
・パスポート:パスポートはもちろん必要です。
・ワクチン接種証明書(和英):英語に翻訳されたものが必要となります。一見取得が難しそうですが、ワクチンを接種した市町村の役所にて取得可能です。各市町村のHPを見て頂けると請求方法について記載されていますのでそちらへ連絡していただくことで取得できます。こちらは無料です。
注意点としては請求後自宅に届くまで時間を要しますのでギリギリの請求にならないようにしてください。(私は書類が届くまで約2週間かかりました)
・渡航用PCR陰性証明書(72時間以内):これがちょっと厄介でした。
私が渡航する際日本では「出国72時間前」までのPCR検査陰性証明書が必要。アイスランドでは「入国72時間前」までのPCR検査陰性証明書が必要でした。後日アイスランドまでのルート等もまとめる予定ですが、私はアイスランド到着前にコペンハーゲンに一泊してしまったためかなりギリギリな72時間前になってしまいました。なので到着までどれぐらいかかるのかなどは事前に調べいつPCRをする必要があるか検討する必要があります。(代理店からはこのように聞きました)
また渡航用PCR +渡航用陰性証明発行代がかなり高額です。都内ですと保険適応外なので平均20000円から30000円とかなり高額です。(最近は需要に伴い徐々に価格が低下してきているようです)私はJALと連携している北品川にあるクリニックにて検査代+証明書発行で15,000円でした。検査発行自体はとても簡単です。注意点としては予約を行う前に「鼻でのPCR検査か」「書類発行までどれぐらいかかるか」の確認を忘れずに行なってください。PCRの検査法によっては入国できない国があります。また検査はしたけど陰性証明書が届かないとなると事件なので必ず確認してください。(証明書は原本をクリニックに取りに行く、メールでPDF送信があるようです。私は怖いので原本受け取りにしました。)

それぞれの書類を必ず複数枚プリント(A4)してそれぞれのカバンに持ち歩くようにしてください。感染症渦の現在ではパスポートの次に重要な書類です。

登録推奨:旅レジ(外務省)
旅行等行く前にも登録を推奨されている旅レジですが、現在の状況では必須だと感じました。
基本的に渡航状況や各国の感染症に対する対策や対応は外務省渡航HPに掲載されています。私も日々更新し確認しておりました。特に役に立ったと感じたのが帰国の時でした。外務省より日本の水際対策の変更や対応国の追加について更新がある度にメールが来ました。アイスランドやデンマークが隔離対象になったことも旅レジのメールで気づくことができました。万が一のためにもぜひ登録してください。(海外でも受け取れるようG mailなどキャリア以外のメールアドレスでの登録が良さそうです。)

これらの書類を握りしめて空港へ向かいます。出国自体は書類さえあれば容易でした。ただ時間がややかかるので時間を十分見ておいた方がいいかと思います。
これだけ書きましたがまだ出発…なのです…続いてアイスランド入国編です

アイスランド入国まで
○必要書類
・パスポート
・ワクチン接種証明書(和英)
・渡航用PCR陰性証明書(72時間以内
・visit.covid.is( https://visit.covid.is/ )での入国前バーコード発行
・(EUでのPCR陰性証明書)

・パスポート/ワクチン接種証明書(和英)/渡航用PCR陰性証明書
そのまま持参してください。
・visit.covid.isでの入国前バーコード発行
これがアイスランドに入国するには最重要です。反対にこれがあれば上記の書類を見せることなく入国できました。
上記サイトの「Arrival or transfer in Iceland」より入国に伴う登録をします。この登録は入国3日前からではないと出来ない、また座席表等も登録する必要があるため乗り継ぎを行う空港あたりで登録してください。Arrival or transfer in Icelandよりデータを入力、完了するとメール・SMSにてバーコードがPDFにて送られてきます。そのバーコードを保存・スクリーンショット行い、入国の際に出せるようにしておきます。(スクリーンショットが良かったです)入国時の流れはこの後に記載します。
・(EUでのPCR陰性証明書)
渡航中にEUやアラブ周辺で感染症が拡大していたため、緊急でドーハ→コペンハーゲンに到着した際に迅速PCRを強制的に行われました。検査から30分ほどで陰性証明書類が発行されたため、アイスランド入国の際にバーコードと共にその書類を提示しました。経由国によってはない場合があります。

アイスランド入国の流れ
①アイスランドの空港へ到着
②出口へ向かう途中にカウンターがあり、バーコードの提示を求められる
③提示し出口へ向かう
④出口手前に入国カウンターがあり、パスポート・バーコード(一応陰性証明書)を見せ問題なければ入国
入国カウンターを正面に見た時に正面にカウンターとは別に、左側に向かって長い列ができていました。どこが入国カウンターか分からなかったので確認したところ正面左側はアイスランド国民等の簡易PCRを行なっていたようです。ただの入国者は列に並ばずに正面カウンターへ進み入国手続きを行なってください。

アイスランド入国は思っていた以上に難しくなかったです。
むしろこれで通れるの…?と思ってしまったぐらいです。
では次に不安要素でありますアイスランドでのPCR検査、日本帰国の流れを記載していきます。

アイスランドでのPCR検査流れ
①visit.covid.is( https://visit.covid.is/ )の「Departure from Iceland」より検査予約
②検査場にて検査
③検査結果をSMSにて受信後再度検査場にて書類発行手続き
④書類を受け取り終了
日本で準備しておくもの
・外務省指定の日本書式陰性証明書フォーマットのコピー(数枚)

とても簡単に記載しましたが、英語が全く出来ない私には最大難易度でした…なので細かく追記していきます。

①visit.covid.isで検査予約
入国時に使用したサイトにて検査予約を行います。予約は1週間前より可能なので日程を見ながら予約してください。まず検査場・検査方法の選択をします。「Primary Health Care of the Capital Area」がメインの保健所になります。基本的にはこちらで大丈夫です。また検査方法は唾液ではなく鼻を選んでください。その後はそれぞれの問いに答え完了です。クレジットカードにて事前支払い(7500ISK)になります。予約完了後SMS、メールにてバーコードPDF付きメッセージが届きます。入国時同様保存、スクリーンショットを行います。これで予約完了です。
入力時の注意点は電話番号です。私はアイスランドSIMを使用していたため電話番号がSIMパッケージ記載の番号でした。間違って入力すると結果を受け取れない可能性があるため注意が必要です。
(入力の際にサイト内日本語翻訳を行なっているとカレンダーがうまく選択できない場合があります。その際は日本語翻訳を切ることで選択できました。)
②選択した検査場「Primary Health Care of the Capital Area」へ向かいます。レイキャビーク市内からはかなり距離があるため、使用できるのであればバス等で向かうのが良いです。(私は散歩がてら歩きました)
検査場に着くと時間帯によりますが長蛇の列があります。長蛇の列の入り口を正面から見ると、長蛇の列ができている右の入り口とほとんど並んでいない左の入り口があるのがわかります。長蛇の列の方はアイスランドの国民向けの迅速PCRと思われます。分からず長蛇の列に並んでいる途中に怪しいと思い確認したところ「この列ではない」と言われました。正解は正面左の入り口(渡航用PCR検査)です。左の入り口から入ると列が出来ているのでそのまま並び順番を待ちます。すると途中にカウンターがあるのでバーコード提示・苗字・名前を聞かれるので返答すると検査用スピッツを渡されるので受け取りまた次の列へ並びます。しばらく進むと検査になります。検査方法自体は日本と同じですが、アイスランドでは鼻腔粘膜に加えて口腔内から喉の粘膜検査も行うようです。突然口に綿棒突っ込まれてびっくりしました。検査後はすぐ外に出され終了です。
③検査結果をSMSにて受信後再度検査場にて書類発行手続き
検査結果が出るまで「最大3日間かかる」と記載があったため滞在期間を3日多く取っていましたが、結果はその日の午後にはメール、SMSに届きました。PDFでアイスランド書式の陰性証明書が届きますので保存・スクリーンショットしてください。結果が出た翌日に再び「Primary Health Care of the Capital Area」へ向かいます。
向かう際に絶対必要な書類が「外務省指定の日本書式陰性証明書フォーマットのコピー」です。これに記載しないと原則日本に入れません。このフォーマットは外務省HP( https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page25_001994.html )にてダウンロードできるため日本出国前に複数枚コピーしておく必要があります。(保健所の記載ミス等あるとまずいので念の為複数枚持参しました)
検査場に着きましたら検査時同様左の入口より並びます。カウンターにて「検査結果を日本書式の陰性証明書に記載して欲しい」旨を伝えます。正直英語が出来ない私はここが最も手こずりました…3人ぐらいの担当者に対応していただき「アイスランドの陰性証明!日本に入れないからこれに書いて!」と伝え無事日本書式の陰性証明書に記載してもらえました。どうも日本人は珍しいようで対応に慣れてないようでした。(英語が少し出来ればもう少し円滑なはずです)スマホ画面でアイスランドの陰性証明書を見せながら日本のフォーマットに手書きしてくれます。記入後は一応目を通し大丈夫であればその場で発行代5500ISKクレジットカードにて支払います。
④書類を受け取り終了
日本と違い気軽にコピーできるところがないので大切に保管してください。また写真を一応撮影しておくことをお勧めします。紛失した場合日本に入れない可能性があります。


ここまででアイスランドから出国できる状況になりました…!

○アイスランド出国に必要な書類
・パスポート
・ワクチン接種証明書(和英)
・アイスランドPCR陰性証明書(72時間以内
・(日本書式PCR陰性証明書)

チェックインカウンターにて上記書類を提示するとともに入国手続きを行います。何事もなく通過できますが想像以上に出国者がいたためかなり並びました。時間には十分余裕を持って空港へ行くことをお勧めします。

日本到着に関しては様々記事が出ていると思いますので省略します。
外務省HPにある入国に関する書類などを要チェックし、複数枚コピーし持参するようにすると良いです。
ひとつ途中でトラブルがあったとすれば、帰りのコペンハーゲンからドーハ行きへ乗り継ぎ(カタール航空)する際に日本書式の陰性証明書でなかなか通して貰えず…パスポート、航空券、アイスランドの陰性証明書も提示・説明しなんとか通れました。また日本への入国時に必要となる「質問票の解答後のQRコード」の提示を求められ急いで入力しました。まさか日本以外で提示を求められるとは思いませんでした。

日本入国の話を少し記載します。
カタール航空にてドーハより日本18時着でした。遅い便の場合は俗に言う隔離ホテルガチャの対象からは外れるようです。(遅い時間から遠方に行けないため)
えらいたくさんの受付や処理をし、隔離ホテルに到着したのは午前2時半でした…到着から8時間以上かかりました。
朝方や到着便が重ならないともっとスムーズに行けるようです。私の場合は多分ですが到着前に2便ほどすでに到着していたため、書類処理や検査数多く検査結果が出るまで5時間ほどかかりました。ドーハから日本まで12時間フライトからの8時間待機は思っていた以上に大変でした。

日本出国からアイスランド入国、アイスランドでのPCRや書類対応、出国まで記載しました。誰かの参考になればと思います。
もう一度書きますが渡航しました2021/12/20の情報です。変更された場合がありますのでご自身で確認していただくのが確実です。

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