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どうやったの?って・・・

よく聞かれるので記事にまとめてみました。

良い子って、大人にとっての都合のいい子

大人の邪魔をしないし、空気が読める。しっかりした受け答えができる。

大人に敬語が使えて、落ち着きがある。そんな子供だったら誰もが「しっかりしたいい子ですね」と言うだろう。

でも子供の立場だったら、この状況ってすごく苦痛でストレスが溜まってしまう状況ではないかな。。

会社で上司の顔色伺って、失礼の無いように常に緊張しているシーンを思い浮かべると子供にその状況を強いるのはとってもかわいそうだなと。しかし、私は長女に手がかかりとにかく大人の手助けが必要だった為、次女にこの状況を故意ではなかったが強いてしまっていた。「ママ〜」と甘えてくる次女に、「ちょっと待っててね」と言ってしまっていた。この時に戻れるのなら戻ってハグしてあげたい。大好きだよって伝えてあげたい。小さな次女に我慢を強いていたことに気付けなかった。

この状況に気付いていた母から、「しっかり愛情表現してあげなさい」と何度も言われた。しかし、長女で手一杯になっていた私はなかなかできなかった。振り返れば反省ばかりで自責するばかり。楽しい子育てしたかったはずなのに、どこで歯車が狂ったのだろう・・・。振り返ってもいつの間にかそういう状況になっていた、としか言いようがない。

当時の環境、状況が作り出してしまった余裕のない私が原因。

次女あるある

よく聞くのが次女ってマイペースだ、大人の顔色よく見てる、要領が良い、空気読める、責任感があってしっかりもの。それに加え我が家の次女は、負けず嫌いだった。なんでも長女と同じことができると思っていて、あっという間に長女に発達も追いついてしまい、なんなら抜かしていた部分も多々あった。長女は何も気にしないし、本当にのんびりした性格なので妹が追いついてこようが全く焦りもないし、自分がわからないことは妹に聞くという関係性が出来上がっていた。

次女は姉には気を遣わないで全力でぶつかっていった。喧嘩が絶えない。ケンカも強い次女に、私は「もういい加減にしなさい」と怒っていた。私自身は長女にも次女にも同じように接して怒ってきたと思う。しかし、すぐ泣く姉だった為、次女からしたらすぐ泣く弱い姉はママが守ってくれるけど自分は守ってもらえないと感じていたようだ。そんな次女の気持ちに気付かず寄り添えなかった私は、ダメダメな母親だー!!!ってよく自責していた。

長女にヤキモチとライバル心を燃やしていた次女は、喧嘩して都合が悪くなると発狂するようになった。本当に全力で叫ぶから、私のストレスが本当にひどくてこの頃から頻繁に『突発性急性低音難聴』に。聴力が低下し頻繁に頭痛と目眩を起こし・・・倒れはしなかったもののしんどい毎日が始まった。

この時期ちょうど、末っ子が幼稚園に通い始めパートを始めたこともあって生活リズムが変わったことに体がついていけないだけだと思っていた。しかし、次女の癇癪は酷くなるばかり。頻発する。どうしたらいいかわからず、毎日をやり過ごしていた。

ママ友の支え

今の家に引っ越してきたばかりの時、ご近所のママが地元出身で同級生ママがいたおかげで私もすぐママ友ができた。

ママ友5組で仲良くしていて、いつも5人でランチに行ったり幼稚園の帰りにチャイムまで遊んでいた。しかもママの年齢も同い年が3人とちょっと上のママが1人でとっても気の合った、グループになった。そのママたちと夏休みはよく誰かのお家でお泊まり会を開催していた。お泊まり会がとっても楽しくて子供たちは毎回、大喜び!金曜日の夜は、夕飯をよくウチにみんなで集まって食べたりしていた。パパ同士も仲が良くて、飲んだりカラオケに行ったりしていた。家族ぐるみのお付き合いげできるお友達ができて、次女の癇癪のことだったり長女の発達のことだったりよく相談していた。

子供達が成長していく過程で、もうおうちでお泊まり会するには手狭になってきた頃。今年の夏からは、貸別荘とかロッジを借りてみんなで出かけよう!と旅行に行く話が出て、ちょうど長女が小学校1年生になった夏から年に一回大所帯で1泊旅行に行くようになった。3年目の夏にお友達家族の子供がひどい喘息が出て、借りたベッドや布団のホコリが原因だということがわかった。タイミングよくある家族がテントデビューして、キャンプを始めたこともありその翌年は5世帯で初のテント泊デビューとなった。

初キャンプはレンタルから

初めてはレンタルでいいよね!と、レンタルしたものの前日が大雨でレンタルテントはびしょ濡れ。まるで使い物にならなかった。

これに懲りた私たちは、こぞってテントを購入。お友達の喘息も出なかったから、やっぱりテントがいいね!となり翌年からはそれぞれ購入したテントでキャンプに行くのが通例となった。みんなでワイワイバーベキューをするのも楽しいし、アスレチックや自然の中でキャニオニングやラフティングしたりするのも楽しいー!!とどハマり。今までのバンガロー泊だった時は、遊園地に行ったりアウトレットモールに行ったりしていたからあまりアクティブな自然遊びはしてこなかった。

テントデビューした頃は、子供たちの年齢的にも自然の中でのアクティビティーが体験できるようになっていたこともあり楽しむことができるようになっていた。

初めてやったアクティビティーは、キャニオニングだった。

キャニオニング

ヒルがいたり、アブがいたりしてビビりながら自然を全身で感じる子供たちの姿にもっと早く自然に触れさせてあげたかったなと思った。自然の中では丸裸にされたように、語感を刺激されながら水の冷たさを感じ川の匂い、木々の匂い、葉っぱの匂い、花の匂い、心地良い風の音、虫の声、虫の羽の音。感動だった。子供たちの感受性が豊かで。目を輝かせて水の中を目を凝らして魚を見つけたり、小さな小さな魚を見つけたり。川の水の色で深さがわかることを学んだり。どんな匂いの木に虫が集まっているのか観察したり。キャニオニングは半日コースだった。半日自然の中にいただけなのに、とっても生き生きとした子供たちの表情!

こういう体験は宝物だなと感じた。普段から雲の流れだったり、太陽の傾きや我が家から見える明るい星を眺めることくらいしかしてこなかった。どっぷり全身自然の中に浸かる体験って探究心を育むし、子供達なりに観察をして考察している。

この体験から我が家は、月1回のキャンプに行くようになり行きたいキャンプ場がどんどん出てきて気付けば毎週末雨でなければキャンプ場にいるようになった。

次女の変化

キャンプに行く回数が多くなってきた頃、次女は自身の気持ちを解放し始めた。まず一番初めに起こったことは、学校に行きたくないと言い出した事。以前不登校の記事でここについては詳しく書いてあるので、ここでは省かせて頂く。

とにかく次女を休ませる時だと思い、休ませた。気が向いた日は2、3時間目だけ投稿する次女。そんな次女をうきれられない旦那は、学校に行かない次女に腹を立てたりサボりグセがつくと心配したり。なんとかなだめて、次女を学校に行かなくてもいいように環境を整えていた私。根源は私が次女に対して接してきた態度や言動のせい。そのことに気付いたのはかなり後になってからだった。キャンプに行くようになって、自然のなかで心身共にリフレッシュできて頭の中も整理されてどんどんストレスから解放されていった私。次女に抱いていた想いや接していた態度がいつの間にか変わっていった。そんな変化に気付いた時には、次女は良い意味で適当な子になっていた。

大人の顔色を伺うことをやめ、角が立った負けず嫌いがマイルドになり、責任感はあるが適度に肩肘張らず力が抜けるようになっていた。元々コミュニケーション能力は高く、お友達が多かった次女。良い意味でマイペースになった。あんなにお友達と毎日遊んでいたのに、気分が乗らなければお誘いを断ったりしっかり自分の想いを伝えられるようになった。きっちりしていた時と比べると180度人が変わったような印象さえ受けるが、これが次女の本来の姿なんだなと感じる日々。私が次女を変えたのではなく、次女自ら変わったのだ。どんだけ抑制してきたんだ!?と反省する日々。子は鏡と昔から言うが、もっとしっかり目をかけてあげなければいけないなと思った経験だ。

目的があること

次女のために始めたキャンプではなかった。しかし結果的に、キャンプは私を救ってくれた。そして次女も救ってくれた。

切っても切れないキャンプは、我が家の日常になった。

家族だけでキャンプに行く時は、ライン下りやSUP、牧場で美味しいアイスやジェラートを食べたり、キャンプ場近くの温泉を探して立ち寄ったりしてなるべくのんびりと過ごすようにしている。なるべく回数多くキャンプに行きたい我が家は、アクティビティーにお金をかける時はかけるがそうじゃないキャンプ場に行く時は格安で済むようにしている。毎週末キャンプに行くには、毎週旅行に行く費用の1/3程度の出費で済む。もちろん道具を一揃えするのにはそれなりの費用がかかってしまうが、一度揃えてしまえば積み込んで交通費とガソリン代と場所代、食材費のみでキャンプに行かれる。

お金のかかるアクティビティーをやるときは、その前後のキャンプで極力出費を抑える。食材も家の冷蔵庫にある物で、キャンプ飯を決める。小さな工夫一つで節約はどうとでもできる。

日々の生活に追われなくなったら、子供達にイライラすることが減った。私の笑顔が増えた。

子供たちのためのキャンプをするときもあれば、パパのためのキャンプをするときもある。私が主役のキャンプにももちろん行く。

なんとなく始めたキャンプから、目的を持ってキャンプをするようになりその結果、長女も次女も末っ子長男も全員が納得してキャンプに臨めるようにした。

小さなことの積み重ねしか、人は変われない。次女が変わったのもキャンプという方法で、回数を重ねるうちに徐々に変わってきた。思い方の癖も、発言の癖も小さな積み重ねが今を作っている。そんな貴重な体験を次女を通してさせてもらった。

この経験は私にとっても大きな変化となり、家族間に良いことしかなかった。

本当にありがたい次女の存在。家族の支え。ママ友の支え。私は恵まれている!!


最後までお読みいただきありがとうございます。

また次回の投稿でお会いしましょう!

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↑WeClipでコミュニティー作ってみました。

キャンプのお写真、自然のお写真自慢大歓迎です!!

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