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「蛇」じゃないが 3回の脱皮!

蛇って一生で3回脱皮するっていう。そしてそして縁起がいいものだという。子供の頃、私は祖父の実家でアオダイショウの3回目の脱皮後の抜け殻が玄関の柱に巻き付いているのを見て触ってみたことがある。蛇が脱皮した抜け殻を見たのは、後にも先にもこの時だけだった。ものすごく珍しいことで、しかも玄関先の柱。この家はとても縁起がいいと当時、祖父の実家で皆大喜びしていたのを憶えている。そんな縁起がいい脱皮を見た記憶から、自分の成長を脱皮に例えてまとめて書いておく。

私は蛇じゃないけど、3回脱皮したと思う。

1回目は成人式を迎えてお酒を飲めるようになって、一人の大人として扱ってもらえるようになった時。


大学生だった当時、テニスサークルに入りお酒の飲み方を教えてもらった。馬鹿騒ぎすることが楽しかった。でも成人式を迎えたきっかけから、ただお酒を飲んで馬鹿騒ぎをしている自分を俯瞰してみていることが多くなりなんでこんなことやっってるんだろう?と自問するようになった。そこから急に飲み会がつまらなくなりサークル活動にもあまり参加しなくなっていった。

次にハマったものが、パソコンのオンラインゲームだった。当時大親友だった友達が面白いよ!!と勧めたゲーム、やってみた。

そしたら見事にどハマり。授業の合間にゲームするようになってしまい、寝る間を惜しんでゲーム三昧。このオンラインゲーム、何がそんなにハマったのかというと・・・ゲーム内にチャットができる機能がついていた。気の合うキャラクターと会話ができる。ネット上で顔の見えない相手とコミュニケーションができるゲームだった。そして成人していたから自己責任でチャットに参加し発言し、オンライン上で複数の殻型とコミュニケーションを取ることを覚えた。と、同時に20の時音声ではなく文字で書いて伝える事に難しさも感じた。言いたいことはそこじゃないんだよ!!と思っても語彙力がなかったり、文章の表現力が乏しいと相手に勘違いさせてしまうことも多々あった。相手を傷つけない言葉選び、表現などなど人間関係を良好に築くために必要なスキルをゲームの中で学んだと思う。そんな学びの濃いオンラインゲームにハマり4年ほど継続して続けていた。ゲームを始めて仲良くなってコミュニティーが出来上がり、オフ会やろうよという流れになった。そしてよく集まって飲むように。サークルの飲み会より異年齢の男女で集まって飲むのが楽しくて、話題もいろんな方の人生観や仕事の話まで多岐に渡り機会があって楽しかった〜!こんなチャンスがあるのは当時大学生だった私には、魅力的で大学より大事なコミュニティーになっていった。

乾杯

2回目の脱皮は、24歳の時。結婚と出産の時だ。


この時は人間的に妻となり、母となったことで日常に大きな変化が起こったし自分自身変わらざるをえなかった。親になるから強くならなきゃとか、妻はこうあるべきとかしっかりしなきゃ!って自分で自分を知らず知らずのうちに追い込んでいた。初めての育児にどうしていいかわからず、耐えきれず赤ちゃんと一緒になって泣いてみたり。バルコニーから飛び降りたら全てが終わるのかなぁ・・・なんて考えたこともあった。一人で夜中に黙々と眠気に耐えながら、赤ちゃんのお世話をひたすらする自分とか。そんな私って今振り返ると産後うつだったんじゃないか!?環境が変わると新しい自分と出会う!!この時旦那の実家に同居してたから、専業主婦はこうあるべき論を叩き込まれる私。全て手作りできるものは極力手作りするスタイルだった義母のおかげで結婚当初、夕飯の支度に2時間もかかっていた私がだんだん時短術を覚え1時間で支度が終わるようになる。料理のレパートリーは義母からだとあまり増えなくて、何より義父が定番の味付けが好きで変わり種のメニューだとあまり食べてくれなかった。祖父母の好きそうなメニューをインターネットで見てみたり、外に食べにいった時に祖父母が美味しいと感想を言うメニューをおぼえてみたり。完全同居はなかなか骨が折れた。しかしそのおかげで今は子供達から「ママが作った料理が一番美味しい」と言ってもらえるようになった。さらに嬉しい言葉が・・・作るの面倒になって外に食べに行こうよ、と言うこともあるが子供達にママの手料理がいいと言われ結局作ることになっている。嬉しいんだがたまには、楽がしたいなぁという私の気持ちを汲み取ってくれるのが旦那だ。粉物であれば結構週末作ってくれる。たこ焼き、お好み焼き、焼きそば、チャーハン、スキレット料理など。毎週ではないけど作ってくれるだけ、本当にありがたい!そんな2回目の脱皮があった。

「母はこうあるべきと 理想の姿を求めすぎて 自分を追い込んでいる」

3回目の脱皮は音声SNSを始めてから、最近の事。


当初「アウトドアが好きでファミリーキャンプによく行く主婦です」と自分のプロフィール紹介に書いていた。そして自己紹介してくださいと言われると「ただの主婦です」とよく自分のことを言っていた。更に当時はキャンパーさんの集まるコミュニティーがありそこのお部屋がメインでした。でも好奇心旺盛な私は2日目に全然ちがう経営者の方が集まるコミュニティー、ファッションのコミュニティー、ママのコミュニティー、SNSのコミュニティー、ビジネスのコミュニティー、飲食のコミュニティーなどなど色々な場所を覗いた。単なる好奇心からだったが、そこで繋がった方々がまた違うご縁を繋いでくれた。そのお陰で今は著名な著者の方々や、メディアでご活躍されている方々、名前を知らない方はいないであろう方々、専門的知識をお持ちで大学の教授をされていたり、全国飛び回って講演をされている方々とのご縁が繋がり毎日楽しく深い学びの日々。そのおかげで自分がやりたい事も見つかり、自分が何者なのかがわかり新しい目標を持ってまっすぐ前を向いて進んでいける状況となった。そして応援してくださる方々もたくさんできた。一緒に組んで活動しようと声をかけてくれる方も現れた。私のやりたい!を拾ってくれて、素晴らしいですね!さすがですね!もっとこうするといいと思う。と声をかけてくださる方ができた。何より私がやりたい!とチャレンジする背中を押してもらえた!!これは本当にすごい事で、今住んでいる地域から飛び出さず何もしていなかったらありえない未来だった。パートで保育補助の仕事をこの先もずっと続けていただろう。しかし、今は発信者となり私が誰かの役にたてる!!こんなに嬉しいことはない。専業主婦だけやっていたら気付けなかった自分の魅力や可能性、発信者としての価値その全ては音声SNSをやってみたことに起因する。

そして継続は力なり。まさにその通りで365日以上続けてきたInstagram!発信者として投稿内容はファミリーキャンプで統一している。そしてなるべく休まず投稿を続けた結果、現在公式アンバサダー案件が4件。公式アンバサダーとしての実績は、それぞれの企業様からの感謝。そして多種多様な企業様からのPR案件も毎月たくさんいいただく。これも一つのSNSだけを一生懸命やった結果だけではなく、複数のSNSを組み合わせて続けてきた結果。フォロワー同士の信頼関係を深め、仲良くなりただの主婦だった私が3回目の脱皮をすることとなった。素直に人の話を聞いて、即行動に移せるか。私は可能な限り即行動に移してきた。

3回の脱皮をした私は、これからトンボとなって羽ばたいていく!

なぜトンボかと言うと、キャンプやプールに行ったり川や湖に行くと私のところへ必ずトンボが寄ってくる。そして肩に止まったり指に止まったりして、私の体でのんびりしていく。だから私は蝶ではなくあえてトンボになろうと思う。

トンボ

最後までお読みいただきありがとうございました。

また次回の投稿でお会いしましょう!​​​​​​​

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