スピーチとプレゼンの極意:1.発想法①
英語専門家対談ライブ動画【桐嶋亜樹☓高橋まき】
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スピーチの相手と目的を明確に!
Aki:発想法からですね。スピーチとプレゼンは同じですか?
Maki:分けましょうか。スピーチとプレゼンに分けますね。まずスピーチのほうです。
相手が誰かってことが、すごく大事です。「誰に向けて話してるか」ってことです。
また、どういう結果を得たいか、そのスピーチで相手を説得したいのか、自分のことを理解してほしいのか、
色々あると思うけど、それによって、少し話し方を変えないといけないんです。
プレゼンも似ているところがあり、話を発展できない場合があります。
少しお話しして、それ以上話せない、というパターンです。初級者はずっと聞き役になってしまいます。
理想的な状態は、「話す割合」と「聞く割合」が50%ずつです。スピーチする場面も色々あります。
1対1で話すときもあれば、カクテルパーティーみたいに、周囲の複数の人と話す場合もあります。状況によって全く違ってきます。
「英語を話せない」ときの2つの理由
Maki:「話せない」っていうとき、話が発展させられないときは、大きく分けて、2つ理由があります。皆さんどう思われますか?
これはIELTSでも使えます。2分間話してくださいって言われて言葉が出てこないと困りますよね。IELTSは留学用の足切りの試験です。
視聴者の方に聞いてみましょうか。英語を話せないとき、大きく分けて理由が2つあります。
これがコミュニカティブなインタラクション(双方向の対話)です。一方通行で話さない。
Aki:ライブもそうなんです。まきさんのおっしゃる通りです。
私たち二人で対談して、みんなが聞くだけだったら、後で動画を撮って、アップするのと同じじゃないですか。録画のほうが編集もできるし。
なぜライブをするかというと、皆さんからの反応がほしいからです。コメントをいただけると、非常にありがたいです。
Maki:インタラクティブ(双方向)にやる理由は・・・そう、その通り!「持ちネタがないのと、話す経験が少ない」両方とも正解です!
日本語でも、そのトピックについて知識や経験がないと話せないです。それが答えの1つです。
「話す内容がまとめられない」というのが、もう1つの答えです。
話す内容は一応考えてるんですよ。日本語では言えるんですが、それをうまく英語でまとめられない。どういう文法で言えばいいのかわからない。
それがわからない場合です。「英語の文の作り方」がわからない場合です。それぞれの場合で、対処方法が違います。
双方向に話すと記憶と感情が結びつく!
Maki:インタラクティブ(双方向)に話すのは記憶にも関係しています。
一歩通行で受け身になって話を聞いていて、先生が言ったことをメモする、そのやり方では覚えないんです。
生徒が話を聞いていて、先生が疑問を投げかけて、それに対して(そうかな〜)と思うだけじゃダメなんです。
(たぶんこうじゃないかな?)って、思ったことをOutputするのが大事です。
それに対して、先生から「合ってますね」「惜しかったです」と反応があります。
そうすると、感情的に入り込めるんです。正解でうれしい、不正解で悔しい、という感情ですね。
感情的な入り込みが起こって、記憶と感情が結びつきます。より感情的に入り込むほど、長くずっと覚えていられます。
Aki:普通の英語の授業でもそうだと思います。生徒さんに「惜しかったね」と言ったら悔しがって、次は正解するとか。その体験ごと覚えてますね。
Maki:スピーキングのときも、ネイティブに声をかけて英語が通じたらうれしいですよね。
言いたいことがうまく伝わらないと、悔しくてイライラしちゃうとか。
でも、それが機動力となってうまく言えなかった場面を後で先生に質問して、
この単語で言えばよかった、とわかったら、(あ〜、そうか!)というふうに、感情とともにストンと落ちるんです。
だから、覚えていられるんです。次に同じようなシーンがやって来たら、湧き上がる感情と共にその英語が言えるんですよ。
自分の英語が通じたら、相手の顔が明るくなって(やった〜!)という思いと共に、その単語はあなたのものになります。
今のコロナ渦では、人と対面で触れ合えないですが、オンラインで画面を通じて対話できるわけだから、相手の話を聞きっぱなしにならないのが大事。
あと、書いたものだけを読まない。実際のオンタイムでライブでやり取りできる場面をいっぱい作りましょう。
100パーセント通じなくても、うれしい、悔しい、悲しい、感動した、というふうに、心と感情とつなげて覚えていていただきたいです。
感情ごと思い出すんですよね。だから一方通行にしたくないんです。
まとめ:話を発展できない2つの理由
Maki:話が展開できない理由が2つありましたね。1つは何でしたか?
1つは「知識がない」ですね。 日本語でも、そのことに関して言えない場合ですね。
知識がないからたくさん話せない、ということです。
もう1つは「まとめられない」ですね。「日本語で知識はあっても、英語でどう言うのかわからない」というのが2つ目です。
原因が違うので練習の仕方も違います。スピーチや英語の勉強全体に言えることです。
3つのことが大事だと思います。
高橋まきさんのプロフィール詳細
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