日々を編む（13）

20221031（月）

朝はめっきり気温が下がり、布団から出るのが辛くなってきた。せめて夜は早く寝て睡眠時間をキープして、寝不足でぐずぐずすることが無いようにしよう。外は綺麗な秋晴れだが、我が家は本当に寒い。家基準で着るものを決めてしまうと、どこへ行っても大抵は暑い思いをすることになる。もう少し日当たりがよければここまで冷え切ることはないと思うが、こればかりは仕方がない。
今日は突発的な休みになったメンバーはいないし、仕事は落ち着いてきたし、週頭だし、ということで比較的落ち着いた1日だった。体調を取り戻したい。まずはきちんとしたものを食べて、元気になりたいところである。

20221101（火）

取り扱った書籍の内容が興味深く、思わず読んでしまう。これはつまり気が散っているということなので、一旦作業の手を留めて頭を切り替える。そのときはもし昼休みに時間があるようなら読ませてもらおうと思ったが、すっかり忘れていた。連日の忙しさから解放されたか…と思いきや、午後からは普通に多忙だった。

20221102（水）

あまり食べず、休まず、遅くまで仕事をしたので腰がガチガチになってしまった。整骨院に駆け込みたかったが間に合わず、せめて遅くまで開いている銭湯へ。しっかり温まってだいぶ楽になった。

20221103（木）

祝日。仕事は休みだがしっかりゴミ出しができたのでえらい。部屋の片付けはそこそこにして図書館へ。編み図を書く。私の編み図作成は、編み図記号のスタンプのようなものを作っておいて、ガイドラインに沿って1模様分ぽちぽちと記号を並べ、それを複製したのち、つじつま合わせや立ち上がりの処理を行う。何年もやりたいと思いながら我慢している「マインクラフト」にちょっと似ているところがあるように思う。マイクラ始めたい熱をごまかすように一心に編み図を作成する。夕方、サイゼリヤへ。チーズを堪能し、帰宅して昼寝。優雅な1日だった。

20221104（金）

仕事に行きたくない。頭の中で「行かなきゃ駄目ですか？」と声がしているような気分。勿論行かなきゃ駄目なのである。いつもの時間の通勤電車はいつもとは違った雰囲気。うっかり遅刻しかける。こういう日に限って、電車が間隔調整のため停止したり、エレベーターが混んでいたりする。走ったり階段を駆け上がったりと、運動する機会ができたと思うことにする。
昼食は不意に食べたくなったフルーツサンド。昔ながらのパン屋さんのフルーツサンドは、果物があまりきれいではなくて（そのかわりしっかり熟れていて美味しい）、クリームがどっしり重くて、大変美味だった。

20221105（土）

朝から中野で行われる羊フェスタへ。今年は妹と一緒に参加。こういうのも楽しくていいなと思う。彼女と分業して列に並んだり、飲み物を買ったりしてあっという間に時間が過ぎる。食べたのはラムチョップとシェパーズパイ、ビール。妹の飲んだビールは「羊の反逆」というロックな名前だった。味はすっきりとして、柑橘の風味、だそうだ。言われてみればフルーティーかも？何もかも美味しかった。
13時前に会場を出てバスに乗り、イトマへ。魅力的な糸が多くて目移りしてしまう。SNSでよく見かける顔がちらほらみえる。挨拶に伺えばいいんだろうけど（おそらく皆様、どなたも笑顔で対応してくださるだろうことは想像に難くない）、こそこそとして気配を消してしまう。そういう自分に自己嫌悪しつつ、本や糸を眺め、触って、購入する。欲を言えば、かぎ針編み作品の作例がもっと見たかったな。来年はそうなるように、毛糸で素敵なかぎ針作品を生み出していこう。
帰宅し、死んだように眠る。

20221106（日）

のんびりめに起きて朝食をとり、洗濯をする。洗濯は一番嫌いな家事ではあるが、やらないと着るものが無くて仕事に行けなくなるので、一番やっている家事かもしれない。昨日のイトマで購入した糸や本はとても気になるが、まずは今編んでいるものをまず仕上げないと……という、前向きなのか後ろ向きなのかよくわからない気持ちでブランケットを編む。接続部が気に入らない。もう20か所ほど編みつないでいるが、解いて編みなおすことにする。先は長い。