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【全文無料】ライコウVSエンテイを考える(不確定情報含む)

 ポケスリに2体目の特別なポケモン、エンテイが実装されました。そのようなポケモンはてもちに1体までしか入れられないため、どちらの方が優れているか疑問に思い、わかる範囲の数値で比較しました。

 有料部分には今回使用したグラフやデータを載せたスプレッドシートのURLを載せてあります。各レベルでの比較や細かくデータを確認したいといった場合に役立ちます。他にもこの記事が良いと思ったら購入を検討していただけると助かります。


注意事項

  • 基本的にはエナジーはフィールドボーナス等を除いた素のエナジーを扱います。

  • 各種数値についてはポケモンスリープ攻略・検証 Wiki様の物を使用します。

  • サブスキルやせいかくは考慮に入れません。

  • 基本的に食材に関しては触れません。

  • 執筆時点で不明な数値が多く、調査が進むにつれてデータや結論が変わるかもしれません。

  • エンテイの食材確率が不明のためエナジー比較の際はきのみだけで比較します

  • エンテイのスキル確率が不明のためライコウと同様の数値であると仮定します。

  • 比較を行いやすくするために基本的に両者のスキルによるエナジー量は考慮しません。

  • 1日のおてつだい回数はげんき100%から始まり1度も回復せず24時間経過した場合で計算しています。レベルによる変動は考慮に入れる場合があります。

  • 1日のおてつだい回数は少数切り捨てを行っている部分があり実際よりも少し低い数値になっています。

  • 視認性向上のためエナジーを”e”おてつだいスピードの単位(秒)を”s”かつ”おてスピ”と略称します。

基礎性能

 初めにライコウとエンテイの基本的な性能を確認します。比較の際にも基礎性能について言及するので軽く目を通す程度で十分です。ご存じでしたら飛ばしても問題ありません。

ライコウ

  • おてスピ 2,100s~1,873s(Lv.55時点)

  • 1日のおてつだい回数 55回~61回(Lv.55時点)

  • 食材確率 19.20%

  • 単体きのみエナジー 25e~95e(Lv.55時点)

  • 1日のエナジー量 1,375e~11,590e(比較グラフが分かりやすい)

  • ↑食材確率を考慮した場合 1,111e~9,364e

  • スキル発動確率 1.90%

  • 1日におけるスキル発動期待値の最大 1回(Lv.1~Lv.100で変わらない)

エンテイ

 不明な点が多いため先ほどよりも情報量は少な目です。

  • おてスピ 2,400s~2,140s(Lv.55時点)

  • 1日のおてつだい回数 48回~53回(Lv.55時点)

  • 単体きのみエナジー 27e~102e(Lv.55時点)

  • 1日のエナジー量 1,296e~10,812e(下のグラフが分かりやすい)

  • 1日におけるスキル発動期待値の最大 1回(Lv.1~Lv.100で変わらない)

単体比較

 ここでは上記の性能を元に比較をしていきます。再三になりますが、不足している・情報の精度が不明な部分があるのであくまで現時点での比較であることにご注意ください。

レベル1~55のグラフ
恐らくリサーチランク1の方が捕獲した場合の初期レベルから上限まで
上記にきのみSの場合を加えたもの

結論 

現時点では単体性能はライコウ優勢

 上記3つの表全てにおいてライコウがエンテイを上回っています。よって、単純なきのみエナジーでの比較においてエンテイはライコウに少し劣っていると言えます。ただ、後述しますが総合的にはライコウ>エンテイと言い切れないと考えます。

 1日におけるきのみS無し&Lv.55の条件下におけるエナジーの差は778eです。フィールドボーナス+60%の場合は1,244eになります。この数値をどのように捉えるかはプレイの進み具合で変わってくるでしょう。

エンテイにサブスキル:おてつだいボーナス×2があれば素ライコウを上回る

 サブやせいかくでおてスピの補正がかかっていないライコウをエンテイが上回るには9%のおてスピ短縮が必要です。おてスピSやおてつだいボーナスだけでは足りません。おてスピMやせいかく補正おてスピ上昇なら1つのサブスキルで勝ることが出来ます。

 参考までに上回るのに最低限必要な構成を列挙しました。

・おてつだいボーナス×2(10%)
・せいかく補正おてつだいスピード上昇(10%)
・おてつだいボーナス+おてつだいスピードS(12%)
・おてつだいスピードM(14%)

ライチュウ+α固定のライコウVS相方に困らないエンテイ

 両者とも同タイプのポケモンが3体以上(スキルレベル5から2体以上)で自身のスキルを強化できます。つまり、同じタイプのポケモンに優秀なポケモンが多い程エナジー産出量が増やしやすいとも言えます。便宜上、ここではこれらのポケモンを”相方”と称します。

 彼らのメインスキルはおてつだいチーム全体のおてつだいを決められた回数即時に終わらせるものです。これによって他ポケモン達のスキルが発動するかは不明です。本稿では他ポケモンはスキルを発動しないものとして扱います。従って、きのみ・食材とくいのポケモンがてもちにいる方がスキルとくいのポケモンがいる場合よりも多くのエナジーを稼げるとします。スキルとくいポケモンがきのみSを持っていれば疑似的にきのみとくいとして運用できることを覚えておくと役立つかもしれません。

 同タイプにきのみ・食材とくいのポケモンがどれほどいるかを比較します。便宜上、最終進化系のみを扱います。また、食材エナジーは1枠目と2枠目(Lv.30で解放)の食材エナジー平均もって算出します。参考までにスキルとくいも載せています。

ほのおタイプ(作成時エンテイ実装前) エナジー量は赤>緑 食材エナジーはAA・ABそれぞれで色付け
でんきタイプ エナジー量は赤>橙>黄>緑 食材エナジーはAA・ABそれぞれで色付け

 ほのおタイプには3体、でんきタイプには2体のきのみor食材とくいのポケモンが実装されています。伝説ポケモンのスキルを強化するならほのおタイプに軍配が上がります。また、食材エナジーの観点から見てもキュウコンAA以外ではほのおタイプ>でんきタイプとなっています。さらに言えば、ピカチュウ(ハロウィン)は期間限定でしか手に入らないため、入手性の観点からもほのおタイプに分があります

 適切な相方を集めやすい優秀な相方が多いといった理由からエンテイの方がスキルを強化しやすくなっています。一方、ライコウはライチュウ以外に適した相方を選びづらいです。スキルを強化するにはどうしてもスキル得意ポケモンを編成せざるを得ない状態になりがちです。
 ライチュウ自体は全ポケモン最強と呼ばれることもあるので単体として優れています。ライコウのスキルを頼りにする場合はスキルレベル5以上にしておくとライチュウ1体だけでもスキルを強化できます。ライコウを運用するならここを目安にすると良いでしょう。

 参考までにスキルと関係ないおてスピについてまとめておきます。最速おてスピはライチュウの2,200s、最遅おてスピはキュウコン&ピカチュウ(ハロウィン)の2,600s、タイプごとの平均はほのおタイプで2,466s、でんきタイプ2400sです。

ライコウ=課金勢向け エンテイ=無課金でもOK

 そもそもスキルとくい運用自体無課金では難しくなりやすい点についてはおいておきます。

 ライコウは相方の関係からスキルレベル5以上が好ましいと述べました。これは即ち、プレミアムパスや期間限定パックを買う=課金がある程度求められやすいということです。

 一方、エンテイは相方に優れたポケモンが多く無理なくてもちに3体ほのおタイプを組み込みやすくなっています。特にトープ洞窟に挑む際はそうなりやすいと考えます。つまり、スキルレベル5以下でもスキルを強化しやすい=無課金でもOKということです。

きのみSが付いていると断然エナジーを稼げる

 きのみエナジーだけを反映したグラフの設定上このようになってしまいます。ですが、メインスキルの性質上きのみSがあるとその性能が格段に上がります。1度に集められるエナジー平均値が格段に向上するからです。

 きのみSが無い場合基本的に食材エナジー>きのみエナジーになります。ライコウだとLv.55きのみ(95e)でもマメミート(103e)に劣るエナジーしか稼げず、エンテイも同様にピュアなオイル(121e)>Lv.55きのみ(102e)になっています。

 しかし、きのみSがある場合はレベルによっては食材B>きのみ>食材Aになります。ライコウだとLv.28、エンテイはLv.34からこのエナジー関係になります。現在のレベル上限はきのみSがあっても食材Bを超えることはできません。

 以上のことからきのみSを持つ個体を捕まえられたのなら大切にすべきと考えます。

考察

今後のアプデで自然と強くなる!!

 両ポケモン共にアップデートや新規実装ポケモンによる受動的な強化がなされると考えます。

 アップデートによりレベル上限が上がりそこまで育てた場合1度のおてつだいで集められる平均エナジー量が増えます。これはきのみエナジーがレベルごとに増加するです。

 また、同タイプで有望なポケモンが実装されると同時にてもちに加えやすくなります。これにより1度のスキルで得られるエナジーが多くなります。

 以上のことからライコウやエンテイ自体が強化されずとも勝ってに強くなると予想できます。

今後はライコウがより優勢になるかも?

 以下の点から将来的にはエンテイよりもライコウの方が総合的に評価されるかもしれないと思っています。予想が多分に含まれているため確実性は保証しません。

①食材・きのみとくいのでんき増加
②好きなきのみが設定されたフィールド実装
③そもそもレベルが上がるにつれて差が広がっている

①:
 現在ライチュウとピカチュウ(ハロウィン)の2種類しかでんきタイプできのみor食材とくいのポケモンは実装されていません。一方、スキルとくいは5体とほのおタイプと比べ同タイプにおける割合が非常に大きくなっています。よって、今後でんきタイプが実装される場合、スキルとくい以外のポケモンが実装されると考えます。
 ポケスリは後から実装されたポケモンの性能が極端に悪いということがなかったため、ライコウ+ピカチュウと組ませやすいと予想します。

②:
 現在ポケスリの各フィールドにおいて好きなきのみが被っているフィールドはありません(ランダム除く)。現在12/18タイプが既に使用されています。よって、次回以降の新フィールドではでんきタイプが好きなきのみに設定されたフィールドが実装されるかもしれません。

③:
 単体比較にある差分の線をご確認ください。若干ではありますが右肩上がりになっているのが分かります。つまり、レベルが上がるにつれほんの少しづつライコウがエンテイを引き離しているということです。今後もレベル上限が引き上げられてもこの差は広がっていくとすると高レベルであるほどライコウ>エンテイになるということです。

使い分けるよりもどちらかに絞る方が良い

 特別なポケモンは他のポケモンよりもレベルアップにかかる経験値が多くなっています。加えて、同時1体しかにてもちに加えられない=並行して睡眠での育成出来ません。育成リソースを分散し中途半端に育てるくらいなら片方に絞り、適した相方の厳選や育成に力を使いましょう。

 例えば両者とも育てる場合、最低4体(特別なポケモン2体+それぞれの相方)を育成しなければなりません。厳選する場合は更に手間がかかります。片方に絞るなら特別なポケモン+相方の最低2体で済みます。

 特別なポケモンを両方を育てたいなら片方を睡眠で育てつつ、もう片方のアメを万のうアメで貯めておき、アメブースト(アメ1つあたりの経験値を倍化できるイベント)を待ちましょう。同時に相方の厳選・育成を進めておきましょう。

固定メンバー化による育成コスト削減

 以前他の記事でも書いた作戦です。おてつだいブーストを持つポケモン+優れた同タイプ1体を常に手持ちへ加えることでどのフィールドでも高水準のエナジーを確保しつつ育成するポケモンの総数を抑えられるのではないかと考えています。残りは自由枠です。自由枠にはそのフィールドに適したポケモンやヒーラーを加えると効率的です。

ライコウ(スキルレベル5以上)+ライチュウ+自由枠×3
・エンテイ(スキルレベル5以上)+バクフーンorリザードン+自由枠×3
・エンテイ+バクフーン+リザードン+自由枠×2
 3つ目はトープ洞窟以外ではマメミートやあったかジンジャーを使うレシピを主軸としていない限りお勧めしづらいです。

 実証実験は私のメインスキルの種の集まり具合やエンテイ実装のタイミングにより出来ていません。現在のイベントが終わってから早くて1か月(ライコウ採用の場合)、遅くて3か月ほど後になるでしょう。ポケスリ環境に大きな変化がなければ実際に使用してみてどうか日誌で報告できると思います。

参考

有料部分

 エンテイの食材確率等現在不明な点があるため不完全なグラフが以下のスプレッドシートに含まれます。分かり次第追加して完成させようと思いっています。

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