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TrueNicks翻訳 「Super Nicks, Super Ratings?」

 BLOOD HORSEの翻訳です。『』内は上手く訳せなかった部分のDeepL翻訳です。

※注意
・英語勉強を兼ねて作成した記事です。誤訳には気を付けていますが、正しい翻訳であると保証はできません。


元ページ

本文訳

 このブログでは時々、私たちが”スーパー・ニックス”と呼ぶ数多くのステークス勝馬を輩出する(父と母父のような)直系の祖先馬で計算されたクロスを取り扱ってきた。現代では、すでに詳細を考慮したGalileo×Danehill(ニックス評価A+)を上回る組み合わせはない。(訳注:同サイト別記事でニックス評価と際立ったニックスが紹介されている。拙訳:https://note.com/aki_hi_sa/n/n22fb80580928?magazine_key=mf5f0c0c325fb)特定のニックスの表は驚くべき頻度と重要なレールでの勝利を示している。120頭の出走馬中21頭のステークス勝馬(18%)、8頭のGⅠ勝馬(6.7%)という最上級の水準となっている。

 しかし驚くべきことに、最近40以上の出走馬のいる組み合わせで、スーパー・ニックスを見つけることが出来る。その一つ、現在の2歳牡馬チャンピオンでケンタッキーダービー最有力馬Shared Beliefは、父Candy Ride×母父Storm Catやそのその息子や孫がいる。Candy Rideの初年度産駒でありGⅠ馬達Evita Argentina(訳注:下屋敷牧場繋養)、Capt. Candyman Can、Sindy’s Candyによってもたらされたニックスは、現在2年目産駒でも4頭のGⅠ勝馬を50頭から出し、8.0%という極めて目立った数値を叩き出している。(訳注:ガリ×デイン以上のGⅠ勝輩出率。)

 父Awsome Again×母父Realaunchやその息子や娘の組み合わせは若干後塵を拝していおり、40頭中GⅠ勝馬3頭(7.5%)となっている。これは特に”トップ・ヘビー”ニックスだ。年度代表馬Ghostzapperやプリークネスステークス勝馬Oxbow、ハスケル招待ハンディキャップ勝馬Paynterの3頭はこのニックスから生まれた4頭のステークス勝馬中3頭を占める。(訳注:恐らく、ここでの”トップ・ヘビー”はいわゆるホームランバッター型と呼ばれるような大物を出すといこと)ちなみに、これらの成功例はTrueNicks格付けと注意深い全血統調査の結びつきの叡智を示している。(Key Ancestors Reportを通じて利用できる)(訳注:TrueNicksの提供している有料サービス)
Ghostzapper・Oxbow・Paynter(後者2頭は全兄弟)は母側の血統表に重要な類似性を持っている。ニックスは非常に重要である一方、組み合わされるものも決定要因となりうる。

 Ghostzapper・Oxbow・Paynterは2014年に全て種牡馬入りする。他の数多く生まれている組み合わせ父A.P.Indy×母父Mr. Prospector、103頭中5頭のGⅠ勝馬(4.9%)を輩出している。中には、年度代表馬Mineshaftも含まれている。種牡馬に関してはPulpitからもニックスが供給されている。Malibu Moon、Congrats、Flatter、2014年に初年度産駒が1歳となるGirolamoがいる。他のA.P.Indy系を含むスーパー・ニックスは、孫のTapit×母父Storm Catとその孫(TrueNicks評価B+)がある。62頭中3頭のGⅠ勝馬(4.8%)、その中に2歳チャンピオンHansenを含んでいる。

 More than Readyと母父Danehill息子産駒の牝馬(訳注:つまり、母父Flaying Spur)はスーパー・ニックスで、オーストラリア2歳チャンピオン(そして将来有望な種牡馬)Sebringを含む243頭中GⅠ勝馬5頭(2.1%)を輩出している。Danehill系牝馬における”デフォルト・オプション”として、このニックスは非常に張りのある22頭のステークス勝馬(9.1%)を輩出し、TrueNicks評価ではAとなる。
『デインヒル系牝馬の "デフォルト・オプション "であるこのニックは、ステークス勝ち馬22頭(9.1%)を輩出し、TrueNicksの評価はAである。』

 ならば、スーパー・ニックスは常に高い評価を得るのだろうか?答えは否だ。Swift Temper、Carriage Tail、InternallyflawlessなどGⅠ馬を輩出しているのにもかかわらず、父Giant’s Causeway×母父Seeking the Goldの組み合わせはD評価となっている。これはシステムの不備、あるいは相性の良くない組み合わせは実はGⅠ勝馬を輩出するのだろうか?最初に思い起こされるものは、TrueNicks評価は出走馬に対するステークス勝馬の割合に基づいており、父Giant’s Causeway×他母父の出走馬に対するステークス勝馬、他全ての種牡馬とSeeking the Gold牝馬配合した産駒のステークス勝馬割合と関係している。
『まず思い出してほしいのは、トゥルーニックスの評価は、他の全種牡馬のうちジャイアンツコーズウェイが産んだ種牡馬が産んだステークス勝馬の先発馬に対する割合と、シーキングザゴールドが産んだ種牡馬のうちジャイアンツコーズウェイが産んだ種牡馬が産んだステークス勝馬の先発馬に対する割合に基づいているということだ。』
 ステークス勝馬の生産に関して言えば、父Giant’s Causeway×母父Seeking the Goldはかなり高い基準を設定しており、このニックスではステークス勝馬率は6.9%だが、これは父Giant’s Causeway×他母父全て場合の9.5%を下回っており、Seeking the Gold牝馬が他種牡馬と配合された場合に達成できる数値とほとんど同等だ。(訳注:つまり、TrueNiks評価は特定の父×母父が①父×他の母父②他の父×母父を上回っている場合に高くなる)

 ここで私たちは少しの推論を行う。第一に、ニックスに関係する質がある。ステークス勝馬対出走馬6.9%という数値は全く恥ずべきものではない。しかし、機会に対して75%のみしか使用されておらず、非効率である。『まず第一に、クロスは個体の質が高いため、先発馬に対するステークス勝率が6.9%という数字は決して恥ずべきものではないが、機会に対して約75%しかうまくいっておらず、原料の非効率的な使い方をしている。』
むしろ詩のように組み合わせがよい場合”実際非常に良”く、そうでない場合….。実際、高い質を持った馬同士が関わる組み合わせは点で典型的ではなく、効果的に働く場合はうまくいくが、そういった場合は多くない。3頭のGⅠ勝馬を持つ一方、合計8頭のステークス勝馬で5頭のステークス勝馬となっている事実が証明されている。つまり、この組み合わせを逃した場合、マイルを外しがちだ。(比較的高いステークス勝馬率だが質が低いという反対がある。恐らく、一貫性を示し、控えめな正の親和性がある。)
『また、カールの少女のように、クロスが良いときは「実に良い」のだが、そうでないときは...ということもある。実際、高品質な素材でありながら親和性が比較的低いクロスは、うまくいくときは非常にうまくいくが、そうでないことも少なくない。このクロスの場合、GⅠ勝ち馬が3頭いる一方で、ステークス勝ち馬は合計5頭、ステークス馬は合計8頭しかおらず、クロスが外れるときはマイル差で外れる傾向がある(ステークス勝ち馬の割合が比較的高いが、質が低いという逆の場合もある。)』

 上記のすべては、父Giant’s Causeway×母父Seeking the Gold間の配合についてのTrueNiks報告書から推測された。(訳注:有料コンテンツ。父×母父を50$で分析してくれる。)レポートは性差のような興味深い事実を明らかにする。Giant’s Causewayは決して”フィリーサイアー”ではないが、Seeking the Gold牝馬との配合を見ると5頭の重賞勝馬中4頭が牝馬である。その中には3頭のGⅠ馬を含まれる。牝馬において、33頭中4頭のステークス勝馬と3頭のGⅠ勝馬を輩出している。従って、この組み合わせで生産された牡馬は期待外れだが、牝馬は注目に値する。

 TrueNiks評価は父系の親和性における重要なガイドとなるが、前述の通り全てのスーパー・ニックスがGⅠにおける高い割合を叩き出すわけではない。(あるいは、TrueNiks評価を持つ)、ステークス勝馬を輩出するニックスが全てGⅠ馬を輩出する優秀な供給元となるわけではない。(訳注:つまり、GⅠ馬は出すが重賞馬は少ないといったこともあるということ)
『TrueNicksの格付けは、種牡馬の血統的な相性を示す重要な指針であることに変わりはないが、前述したように、GⅠ産駒のスーパーニックがすべて高確率でプレイしているわけではなく(あるいはTrueNicksの格付けが高いわけでもない)、高確率でステークスを産むニックがすべてGⅠ出走馬の優良な供給源であるわけでもない。』
配合の血統面での成功と購入のカギは入手可能な最良なデータと賢明な解釈の組み合わせであると私たちが強調し続ける理由だ。

訳者コメント

 原文後半は訳していて理解できなかった部分があるので読みづらい訳になってしまいました。申し訳ありません。いいわけですが、文がピリオドでなくカンマでつながれた長文なので非常に難しかったです。

日本のニックスについて

 日本競馬で有名なニックスがどれほどの成果を出しているか気になったので、簡単ではありますが調べました。Netkeibaを使用しザックリ調べただけなので数値に多少のブレがあるかもしれません。

 競馬初心者の私でも知っているほど有名なニックス、ステマ配合から見ていきます。netkaibaだと49頭の父ステイゴールド×母父メジロマックイーンがいます。そのうち、ゴールドシップ、オルフェーヴル、ドリームジャーニーの3頭がGⅠを勝っています。つまり、3÷49=6.1%のGⅠ馬輩出率となります。ガリレオ×デインヒル(ガリデイン配合)を少し下回る程度です。そちらのようにリーディングサイアー同士の掛け合わせでないため母数が少ないことも影響しているのかもしれません。

 WikipediaにあるディープインパクトとのニックスでのGⅠ馬輩出率も同様に計算します。5%以上を太字としました。TrueNicksのルール、直系の組み合わせ(=父×母父)を対象するため父父ディープ×母父キングヘイローは扱いません。

ディープインパクト×Storm Cat(頭数はNetkeiba、GⅠ馬にはStudy of Man含む)
9÷75=12%

ディープインパクト×フレンチデピュティ
3÷57=5.2%(Jpn1含む)
2÷57=3.5%(Jpn1含まない)

ディープインパクト×クロフネ(シャイニングレイのホープフルSは当時GⅡ)
1÷41=2.4%

ディープインパクト×Unbridled's Song
2÷25=8.0%

 母数が異なるため単純比較はできませんが、大抵どれもすぐれた数値となっています。ですが、ニックスというよりもディープがすごいだけなのでは?と感じました。近い内に調べてみようと思います。日本競馬におけるニックスでここに乗っていないものがあればコメントしておいてくれると助かります。

原文

From time to time on this blog, we've looked at what we might call "super nicks," or crosses calculated on immediate ancestors (like, say, the sire and broodmare sire) that are particularly notable for the numbers and class of stakes winners they are providing. In the current era, none would surpass a cross we've considered in detail before, that of Galileo with Danehill mares (TrueNicks A+). The scoreboard for this particular nick shows both remarkable frequency and class, with 21 stakes winners from 120 starters (18%) and, at the highest level, eight group or grade I winners (6.7%).

Surprisingly, however, of recent crosses with 40 or more starters, we can find a couple of super nicks with even higher strike rates. One that's in the news through current champion 2-year-old male and Kentucky Derby (gr. I) hopeful Shared Belief is that of Candy Ride (TrueNicks) with mares by Storm Cat and his sons and grandsons. The nick provided Candy Ride's first-crop grade I winners Evita Argentina and Capt. Candyman Can, and with Sidney's Candy (TrueNicks) having come along in his second crop, the score now stands at four grade I winners from 50 starters for a pretty remarkable 8.0%.

The Awesome Again (TrueNicks) cross with mares by Relaunch and sons and grandsons (TrueNicks A) is only slightly behind, with three grade I winners from 40 starters (7.5%). This is a particularly "top-heavy" nick, as the grade I-winning trio—and what a trio, with Horse of the Year Ghostzapper (TrueNicks) joined by Preakness Stakes (gr. I) victor Oxbow (TrueNicks) and Haskell Invitational Stakes (gr. I) hero Paynter (TrueNicks)—comprises three of the four stakes winners bred on the cross. Incidentally, these successes also point out the wisdom of combining the TrueNicks rating with some careful whole pedigree research (which can be facilitated through the Key Ancestors Report), as Ghostzapper, Oxbow, and Paynter (the latter two are out of full siblings) also have other important similarities on the distaff side of their pedigrees. This underlines that sometimes, while the nick is very important, what is combined with it can also be a decisive factor.

Ghostzapper, Oxbow, and Paynter will all be at stud in the U.S. in 2014, and another prolific stallion-producing cross has been that of A.P. Indy with mares by Mr. Prospector (TrueNicks A), which boasts five grade I winners from 103 starters (4.9%), including the great stallion's only Horse of the Year, Mineshaft (TrueNicks). With regard to sires, the nick has also provided Pulpit, Malibu Moon (TrueNicks), Congrats (TrueNicks), and Flatter (TrueNicks), as well as Girolamo (TrueNicks), whose first crop are yearlings of 2014. Another super nick involving the A.P. Indy line is that of his grandson Tapit (TrueNicks) with mares by Storm Cat and grandsons (TrueNicks B+), with three grade I winners from 62 starters (4.8%), including champion 2-year-old Hansen.

Also a super nick and also with a champion 2-year-old to its credit is that of More Than Ready (TrueNicks) with mares by Danehill and sons, with Australian juvenile champion (and promising young sire) Sebring (TrueNicks) among its five group I winners from 243 starters (2.1%). As the "default option" for Danehill line mares, this nick has proved remarkably resilient with an overall total of 22 stakes winners (9.1%) and a TrueNicks rating of A.

So, do these super nicks always get super ratings? The answer is, no, not always. The cross of Giant's Causeway (TrueNicks) with mares by Seeking the Gold has a D rating by TrueNicks despite producing grade I winners Swift Temper, Carriage Trail, and Internallyflawless. Is this a failure of the system, or can a bad cross really produce three grade I winners? The first thing to recall is that the TrueNicks rating is based on percentage of stakes winners to starters on the cross, relative to the percentage of stakes winners to starters sired by Giant's Causeway out of all other mares, and the percentage of stakes winners to starters produced by the Seeking the Gold mares with runners by Giant's Causeway when they were bred to all other sires. As far as stakes production is concerned, Giant's Causeway and the Seeking the Gold mares set the bar pretty high, and although there are 6.9% stakes winners on the cross, this is inferior to the 9.5% stakes winners to starters sired by Giant's Causeway out of all other mares, and approximately equal to the figure achieved by the Seeking the Gold mares in the group when bred to all other sires.

There are a few deductions we can make here. Firstly, because of the quality of the individuals involved, the raw figure of 6.9% stakes winners to starters for the cross is far from an embarrassment, however, it is also only doing about 75% as well as it should relative to opportunity, an inefficient use of raw material. We can also note that, rather like the little girl with the curl, when the cross is good it's "very good indeed" and when it's not... In fact, not untypically for crosses involving high quality material but relatively low affinity, when it does work it can work very well, but it really doesn't work that often. Here that is evidenced by the fact that while there are three grade I winners on the cross, there are only five total stakes winners and eight total stakes horses, so when the cross misses, it tends to miss by a mile (at times we do also see the reverse, a relatively high-proportion of stakes winners, but a shortage of quality, perhaps indicating a consistent, but modest, positive affinity).

All of the above can be deduced from a look at the TrueNicks Enhanced Report for a mating between Giant's Causeway and a Seeking the Gold mare (view report), and the report reveals something else of interest—a marked sex bias. Giant's Causeway is by no means just a "filly sire," but when we look at the cross with Seeking the Gold mares, we see that four of the five stakes winners on the cross are females, including all three grade I winners. For distaffers, the cross has produced four stakes winners and three grade I winners from 33 starters. Thus, while the colts bred this way are disappointing, the fillies appear well worthy of attention.

The TrueNicks rating is and remains an important guide to sire line affinities, but as the foregoing shows, not all super nicks in terms of grade I production are high-percentage plays (or have high TrueNicks ratings), and not all high-percentage stakes-producing nicks are good sources of grade I runners. This is yet another reason why we continue to stress that the key to success with regard to the pedigree aspects of breeding and buying is to combine the best available data with intelligent interpretation.

http://cs.bloodhorse.com/blogs/truenicks/archive/2014/02/14/super-nicks-super-ratings.aspx@

お世話になったサイト

https://db.netkeiba.com//?pid=horse_list&word=&match=partial_match&sire=%A5%B9%A5%C6%A5%A4%A5%B4%A1%BC%A5%EB%A5%C9&keito=&mare=&bms=%A5%E1%A5%B8%A5%ED%A5%DE%A5%C3%A5%AF%A5%A4%A1%BC%A5%F3&trainer=&owner=&breeder=&under_age=2&over_age=none&prize_min=&prize_max=&sort=prize&list=20&page=1


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