TrueNicksの翻訳です。『』内は上手く訳せなかった部分のDeepL翻訳です。
※注意
・英語勉強を兼ねて作成した記事です。誤訳には気を付けていますが、正しい翻訳であると保証はできません。
元ページ
本文訳
先週ツイッターにて最も人気のあるニックス格付けについての考えがあるか興味深く見ていた。(訳注:本文では直後にツイッターのポスト。「Galileo×DanehillがNo.1のニックスだが、そのつぎは?」といった内容。)
何が最も試された/成功したニックスを構成するのかのアイディアの元を得た後、どのようなストーリーがあるかデータを調べることにした。公平に行うため以下の守ることとした。
1.直接父×母父のニックス(訳注:系統では考えないということ)
2.少なくとも75頭の競争年齢にある仔馬がいること
3.少なくとも50頭の出走済みの馬がいること
(訳注:恐らく未出走含め75頭以上&50頭以上競争成績がある子孫がいる組み合わせを対象とするという意味だと考えられる。後々2.が矛盾する箇所が多々出るためよくわからない。)
『何が最も試され、成功したニックネームなのか、いくつかのアイデアの種を得た後、私たちは当然のようにデータを集め、どのようなストーリーが語られるのかを確認することにした。公平を期すため、以下のようにした:
ダイレクトサイアー/ブルードメアサイアーニックス
少なくとも75頭の競走年齢の仔馬
少なくとも50頭の出走馬/始動馬』
当然、私たちの行ったツイート、Galileo×Danehilが実際は最も試されており最も成功しているというのは誤っていると判明した。実際は、日本の種牡馬2頭の組み合わせ、父キングカメハメハ×母父サンデーサイレンスが最も多く27頭のステークスウィナーを含む423頭の出走馬のいる組み合わせが最も試されている。(訳注:元記事は2018/12/31に出されており、Netkeibaだと2018年までに464頭が登録されています。恐らくステークスウィナーについては現在までに27頭は超えているようです。)成功という観点で最高のニックスは、クレイボーンファームの2頭父Danzig×母父Mr.Prospectorだ。53頭が出走し16頭(30.2%)がステークス勝馬となっている。(訳注:前述の75頭に到達していないが本文には書かれている。)
上記の要件を満たす父×母父の組み合わせは178になります。上記のリストを満たす複数のニックスを持つ種牡馬は少なくないが、驚くことに50頭以上走ったが全く成功しなかったニックスがいくつもある。父ダンスインザダーク×母父ノーザンテーストは最も失敗したニックスだ。107頭の出走馬がいたが1頭もステークス勝馬が居なかった。ダンスインザダークへの公平性のために言うが、彼はただ平凡な種牡馬だった。彼が受け持ったノーザンテースト牝馬はその時高齢だったろう。恐らく、彼の父サンデーサイレンスとの間では成功したのだろうが、名種牡馬の息子はそれとは異なる働きをして失敗したことを物語っている。(訳注:JBISだとダンスインザダークの世代別合計CPI・AEIは1.67・1.25。2023年リーディング10位のルーラーシップはAEI1.17)
『ダンスインザダークに言わせれば、ダンスインザダークは中程度の種牡馬だった、 ダンスインザダークの種牡馬であるサンデーサイレンスで成功を収めたノーザンテーストの繁殖牝馬は、高齢の繁殖牝馬であった可能性が高いが、成功を収めなかったことは、成功した種牡馬の産駒が自分の種牡馬とは異なる行動をとることがあるという事実を物語っている。』
より深く調査すべく、SW/Rns(訳注:ステークス勝馬÷出走頭数)に基づくすべての評価へZスコアや標準化を適用することから始めた。(訳注:つまり、種牡馬それぞれの相対的な位置づけを明らかにしようとした)Zスコアは、178ニックスの平均とこれから標準偏差を求めた。値の正規分布を作成した。私たちの場合、178ニックスすべての平均的なSW/Rnsは8.53%、標準偏差は6.39%となった。(訳注:原文では直後に正規分布)
一般的に言えば、歪みのない正規分布である。(母集団には0%のSW/Rnsのニックスがあり、若干の歪みがある)
(訳注:統計について知識がないので以下DeepLそのまま)
『母集団の15.8%は平均より1標準偏差以上高く、13.4%は平均より1.5標準偏差以上高い。今回のケースでは、178個のニックのうち24個が平均より1標準偏差上(13.5%)、16個(9%)が平均より1.5標準偏差上である。』
この16のグループは実に”メガ・ニックス”を表しており、これらはパフォーマンスの観点から異常値の一団である。以下がそのリストだ。(訳注:SW/Rnsは%。技術上表に%が表示できないため)
$$
\begin{array}{|c|c|c|c|c|} \hline
父 & 母父 & 頭数 & SW & SW/Rns \\ \hline
Danzig&Mr Prospector&53&16&30.2\\ \hline
Sadlers Wells&Habitat&62&16&25.8 \\ \hline
Fastnet Rock&Galileo&62&16&25.8\\ \hline
Southern Halo&Salt Maesh&64&16&25.0\\ \hline
Mr Prospector&Northern Dancer&60&15&25.0\\ \hline
Sadlers Wells&Shirley Heights&94&22&23.4\\ \hline
Southern Halo&Logical&126&29&23.0\\ \hline
Galileo&Danehill Dancer&76&17&22.4\\ \hline
Sadlers Wells&Darshaan&131&28&21.4\\ \hline
A.P Indy&Mr Prospector&103&22&21.4\\ \hline
Sir Tristram&Sovereign Edition&81&17&21.0\\ \hline
Galileo&Danehill&226&46&20.4\\ \hline
Multidimensional&Razeen&113&23&20.4\\ \hline
Storm Cat&Mr Prospector&90&18&20.0\\ \hline
Hussonet&Worldwatch&87&17&19.5\\ \hline
Danehill&Sir Tristram&91&17&18.7\\ \hline
\end{array}
$$
錚々たる種牡馬たちだ!!
Sadlers Wellsのような長い間大量の牝馬と交配したキャリアを持ち、少なくともヨーロッパで1番の種牡馬である事実から恩恵を受けているのは明らかだが、それにはリーディングサイアーになる必要があった。彼は3つ、息子のGalileoも2つランクインしている。Sadlers WellsはShirley Heights牝馬とDarshaan牝馬で成功しているが、息子のGalileoはDarshaan牝馬との間に独自のニックスをこの表外にSW/Rns17.9%を持っている点が興味深い。(訳注:つまり、親と子が同じ母父も持つ牝馬と良好なニックスを持つということ)
もちろん、多くの非常に成功したニックスがあるが、このリストに載るには十分な回数試されていないものもある。他にも言えることだが、このリストは多くの疑問を投げかける。DanzigとMr Prospectorはこれほど成功したのか?53頭中37頭の馬はステークス勝馬になれなかったのか?父と母父が固定されているとすれば、母馬の質にレースでのパフォーマンスは関係しているのだろうか?または、産駒自体のせいか?あるいは、53頭の血統表中で唯一異なっている祖母の血統表が結果に影響を与えているのだろうか?すべての疑問はいずれ…
訳注コメント
父キングカメハメハ×母父サンデーサイレンスのステークスウィナーが27頭を超えるかもと書きました。ここでのステークスは以下の定義に従いました。
上の条件でnetkeiba検索し、賞金順でソートすると60頭目(ブライトバローズ)まで特別競走(レース名のあるレース)勝馬でした。この配合全体に対し12.8%がステークスウィナーとなります。キンカメ×SSはステークス勝馬数は多くても確率は低めであると考えます。年代やすべての馬の詳細を確認していないので多少のブレはあると思います。
ちなみにステマ配合として有名な父ステイゴールド×母父メジロマックイーンは49頭。50頭に満たないのでこの調査対象になっていません。11頭特別競走以上勝馬のため22.4%がステークスウィナーとなり、原文のGalileo×Danehill Dancerと同じ割合となります。海外競馬について門外漢の私でも知っているガリデイン配合(20.4%)を上回っていたとは驚きです。(ガリデインの数値は2018年末時点なので現在は変わっている可能性が高いです。)
原文
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