【ポケスリ】きのみ(基本編) 基礎エナジー・きのみSの概要
カビゴンの成長にきのみと料理は欠かせません。これらを与えることが重要であると理解していても基礎的な部分について知らないのではないかと思い執筆しました。非常に初歩的な内容から紹介していきます。
基本編であるためきのみとそれに関する事象についての基礎部分にだけ触れていきます。きのみ種毎の比較やきのみSについては今回は軽くしか触れません。今後上級編や演習編にて触れようと思います。
上級編:まだです。
演習編:まだです。上級編までの知識を使った演習問題を作るつもりです。
※注意
現在(1.0.11ver)の時点で書いています。
Lv.50までしか扱いません。
一部検証中のデータを使います。
きのみとは
ポケモンスリープにおいてポケモンが集めるバッグに入らないものです。食材(とくせんリンゴ等)は食材バッグに入るためその容量以上に集めることはできません。きのみはバッグを介さず自動的にカビゴンに与えられます。カビゴンが食すことできのみに応じたエナジーを獲得します。そのモーションが終わるまでエナジーは追加されません。
きのみは料理と違い1日に何度でも与えられます。ポケモンがきのみを拾い、それをタップした時きのみがカビゴンに与えられます。ただし、食材バッグに貯めておくといったことは行えません。
きのみといつのまに育成
きのみがバッグを介さないという性質のため、いつのまに育成(=ポケモンの最大所持数を超えたきのみだけがエナジーに変換されること)(以下、オート)が行われてもエナジーにロスが生じません。後述しますが通常を上回ることもあります。
食材はレシピを作ることで食材単体よりもエナジー効率の良い料理に変化させエナジーを供給します。食材はオートではエナジーに変換されないためいつのまに育成は食材には適しません。
つまり、睡眠時や日中等長時間アプリに触れないオートが発動しやすい状況においてきのみの方がエナジーの観点では優れていると言えます。
他にもきのみにとってオートは優れた点をもっています。睡眠計測中にポケモンのレベルが上がった場合、その間に拾ったきのみはレベルアップ後で計算されます。
また、状況次第でオートの方がふつうにきのみを与えるよりもわずかに多くのエナジーを獲得することがあるようです。通常とオートの計算式が異なり、フィールドボーナス適用後の数値切り上げを行うタイミングが異なるのが原因だそうです。詳しくは以下をご覧ください。
きのみの種類
きのみの種類はタイプと結びついています。みずタイプはオレンのみ、ひこうタイプはシーヤのみといったようにタイプごとにきのみが決められています。
ポケモンときのみ
ポケモンのタイプと集めるきのみは対応しています。1つしかタイプを持たないポケモンはそのタイプに応じたきのみを集めます。
2つのタイプが組み合わされているポケモンはそのどちらかのタイプに対応したきのみを集めます。2種類集めることはありません。収集するきのみはポケモンごとに決定されています。
基本的に進化前・進化後は同種のきのみを集めます。ごく稀に、進化によって集めるきのみが変わるポケモンがいます。現在は、チルット→チルタリス(シーヤのみ→ヤチェのみ)とサナギラス→バンギラス(オボンのみ→ウイのみ)が該当します。
好きなきのみ
フィールドによって3種類のきのみが好きなきのみとして設定されています。好きなきのみだと1つあたりのエナジーが2倍になります。1つで2つ分のエナジーを稼げるため、フィールド毎に好きなきのみを集めるポケモンで手持ち揃えることが推奨されています。
ただし、ワカクサ本島だけは毎週ランダムに好きなきのみが設定されます。好きなきのみが固定されていない点以外は同じ仕様です。
きのみエナジー
きのみのエナジーは種類とそれを集めたポケモンのLvによって変動します。同じきのみを同レベルの異なるポケモンが集める場合、エナジーは同量になります。例えば、ピカチュウ・サンダースのレベルが同じであれば1つのきのみエナジーは同じ数値になります。
種類とエナジー
きのみの種類はポケモンのタイプ数と同じ18種存在しています。集めるポケモンの種類には差があります。1系統しか集めないきのみ(ベリブ)や1種のポケモンしか集められないきのみ(ヤチェ)といった収集が難しいものも存在します。
既にご紹介したようにきのみの種類ごとにエナジー量は異なります。フィールドボーナス等補正を含まない状態のエナジーを基礎エナジーと呼びます。
基礎エナジーが最小に設定されているきのみはシーヤのみとラムのみで、Lv.1で24エナジーとなっています。一方、最大はヤチェのみだけで35エナジーとなっています。Lv.1時点で比較すると1つあたり11エナジーの差が生まれています。最大は最小の1.458倍のエナジーとなっています。最小きのみ3個(=72)で最大きのみ2個(=70)とほぼ等しくなる計算となります。言い換えると、最小きのみは3回おてつだいをしないと最大きのみ2回分に追いつけないということです。
Lv.50時点での最小きのみは80エナジー、最大きのみは117エナジーとなっており、1つあたり37の差があります。最大は最小の1.462倍のエナジーとなっています。Lv.1時点と比べると差が広がっています。
裏を返せば、レベルやおてつだい時間等の諸条件が等しくエナジーの少ないきのみだけが好きなきのみに設定された場合、必ずエナジーの多いきのみを上回るということになります。
ヒトカゲ・ガラガラ・ソーナンスの比較で説明します。全てLv.1、せいかく、1度に集めるきのみ数を同じとします。ここからはエナジーを”e”、○○のみを省略し○○と呼称します。
これらは基礎おてつだい時間が全員3500s(=56.6分)となっています。それぞれヒメリ(27e)・フィラ(29e)・マゴ(26e)を集めます。単体エナジーはフィラ>ヒメリ>マゴの順となります。()内はLv.1でのエナジーです。
マゴだけが好きなきのみに設定された場合(ワカクサであり得る)、マゴ(52e)>フィラ(29e)>ヒメリ(27e)となります。このように諸条件が同じ場合、エナジーの少ないきのみでも好きなきのみに設定されればエナジーの多いきのみを上回ることが出来ます。
この状況においてガラガラだけがLv.25の場合、フィラ(53e)となり基礎エナジーとおてつだい速度で上回るため好きなきのみに設定されたマゴ(52e)でも上回ることはできません。つまり、育成が出来ているポケモンであれば好みのきのみよりも多くのエナジーを稼げることがあるということです。
最高効率を考える場合はこれを知っておくべきですが、普段ならとりあえず好きなきのみを優先すればよいです。
参考までに各きのみのレベルによる基礎エナジー推移のグラフを下に貼っておきます。今回は触れませんが今後の回ではこれについて深く触れていきます。
きのみとくい
ポケモンには”とくい”というものが設定されており、きのみとくいの場合はきのみを通常よりも1度のおてつだいできのみを多く集めます。サブスキルを考慮しなければ1度のおてつだいで2つきのみを集めてきます。きのみでエナジーを稼ぐ場合このとくいが優先されます。
きのみS
サブスキルの1つで一度のおてつだいできのみを1つ追加で集めるようになります。きのみとくいなら3つ、それ以外なら2つとなります。
単純に1度のおてつだいで集めるきのみが増えるということは、1度のおてつだいでのエナジー量が増えることを意味します。この点から非常に評価されているサブスキルです。
これが付いていればきのみとくいにとって最高です。せいかくでおてつだい速度が下がっていても、きのみSが付いていれば付いていない個体よりきのみエナジーは上回ります。せいかくによる下降補正でおてつだい速度が1.11倍になるのに対し、きのみSできのみエナジーが1.5倍(きのみとくい以外は2倍)になるからです。
他のとくいではこれによる弊害も存在しますが、基本的にLv.10かLv.25についていればとてもうれしいサブスキルです。状況によっては食材が集められなくなる、スキルが発動しなくなることがあるといったデメリットです。今後の回でこれについて深く触れようと思っています。
「きのみS無しきのみとくい」と「きのみS持ち食材・スキルとくい」の比較
きのみSのついている食材・スキルとくいポケモンであれば、このサブスキルのないきのみとくいポケモンよりもきのみエナジーを稼ぐことが出来る場合があります。
ガラガラとダグドリオで説明します。レベル等きのみSの有無を除く諸条件を同じものとします。双方フィラを集めます。そのため1つあたりのきのみエナジーは変わりません。ですが、ガラガラはきのみとくいであるため1度のおてつだいできのみを2つ集めるので比較するとエナジーは2倍となります。きのみSを持ったダグトリオの場合きのみを1度のおてつだいできのみを2つ集めるので1度のおてつだいあたりのきのみエナジーは同量となります。
しかし、ガラガラは3500s、ダグトリオは2800sと基準おてつだい時間(=Lv.1で1回おてつだいするまでの時間)が異なります。今回はダグトリオがきのみSを使うため双方Lv.10とします。その場合おてつだい時間は、3430sと2744sになります。
この数値から1日あたり25回・31回おてつだいを行うことが求まります(少数切捨て)。現在検証中のデータですが食材入手確率をこれにかけると、それぞれ19回・25回きのみを集めます。つまり、きのみSダグトリオがきのみとくいのガラガラを上回るということです。
基本的に同条件の「きのみS無しきのみとくいポケモン」と「きのみS持ちおてつだい速度が上回っているその他とくいポケモン」を比較した場合、前者は後者にきのみエナジーで上回ることが出来ません。食材確率に大きな差がある場合は別です。
また、基本的にきのみとくいにきのみSが付いていた場合、それ以外とくいのポケモンにきのみSがついていても前者がきのみエナジーで上回ります。ただし、おてつだい時間に大きな差がある場合は別です。具体な該当例を出すと、両者とも同条件且つきのみSが付いている場合、きのみとくいのピィはスキルとくいのニンフィアにきのみエナジーで上回ることはできません。基準おてつだい時間に3000sの差があるからです。
参考
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?