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『こんな世の中で生きていくしかないなら』ryuchell著を読んで

一昨日の夜、暇だったんで本屋さんに行った。
特に、目当ての本があったわけじゃないんで
何かいい本がないか物色していた。

そんなとき、芸能人の人たちの本が並ぶ棚に
ryuchell(りゅうちぇる)の本を見つけた。

2021年10月30日発行となっているから
まだ離婚する前に出した本だね。

『こんな世の中で生きていくしかないなら』
というタイトルに惹かれ迷わず購入。

一気に読んだ。
自らがこの世を去ってしまったあとに
この本を読んだから涙が止まらなかった。

オレは当然、ryuchellとは知り合いでもないし
テレビでよく見ていた芸能人。

でもね、好感を持って見てたよねオレは。


この本を読んで思ったのは
ryuchellはとても繊細で優しい人ってこと。

オレなんかより、ちゃんと色々考えて
人生を生きてきていて凄いって思ったね。

子どもの頃からSNSなどに触れていて
アンチコメントなどには慣れていたと思うし
実際、アンチの声に「割り切る」ことが
できるようになったと言っているし
「一緒にご飯に行ったこともないような人に
何か言われても、傷つかない。」
とも言っている。

そう考えると、離婚したあとの誹謗中傷は
過去のそれとは比べものにならないような
内容だったんじゃないだろうか。

こんな世の中にいつか飛び立つ
自分の子どものために
「折れない心を育ててあげたい」と
言っている所を読んで感極まった。

「いつまでも完璧になれるわけがない」
って所では、考え方が前とはガラッと
変わったように、おそらく30歳、40歳に
なった僕は、きっといまとは違った
考え方をするのだと思う。

いつかこの本を読み返したときに
「へえ、26歳のりゅうは、そんなこと
考えていたんだね」って思うかもしれない。

と言っている。

今の自分が考えていることが
「まだまだ未熟だったな」って
懐かしく思えるくらいに
僕は成長していきたい。

そんな日が来ることが、楽しみでもある。

そんなふうに語っているんだ。
常に成長しよう、そんな思いが伝わることが
たくさん書かれている。

10年後も20年後も50年後も
「いまの自分」が好きでいられるように
成長していきたいと思う。

って、決意を語ってたのに。

諦めること
割り切ること
逃げること
戦わないこと
そして、期待しないこと。

そんな武器を身につけたって
言ってたのに。

それらを全て破壊してしまうほどに
心に思うことがあったんだろうね。

いなくなってしまった今
真実は永遠にわからないけれど
今オレは、とても切ない気持ちで
これを書いてます。

ryuchellよ安らかに。
ゆっくり休んでください。

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