NBA時々ANTA(安踏体育)
僕たちの年代は
マイケル・ジョーダンと
レブロン・ジェームズという
NBAの歴史の中でも屈指のスーパースター選手をリアルタイムの映像で見れたという恵まれた世代です
hiroさんはレブロンを見てないと思いますがそれはとてももったいないことなんです
ハイライトを見たりググって見てください
まじでとんでもないから
2003年ドラフト1位の大ベテランですが今でも彼がNBAを支配しています
2011年〜2020年直近10年のファイナルに3つのチームで9回出場しています。唯一ファイナルを逃したのはレイカーズに移籍して改革中の2019年だけです
オールNBA1stチームに13回選出されてます
途中野球に行ったマイケル・ジョーダンが10回、コービー・ブライアントが11回、スパーズで話題に上がったティム・ダンカンが10回です
ダンカンを取ったのがどれほどか分かるでしょ
マジック・ジョンソンとラリー・バードが9回、シャキール・オニールが8回
それじゃhiroさんの言ってたレジェンド選手はというと
デビッドロビンソンが4回
クライド・ドレクスラーが1回
パトリック・ユーイングが1回
です
話題に上がった伝説の名シューターの
レジー・ミラーは0回で3rdチームが3回だけです
1stは一握りの選ばれし選手が全盛期で一度取れるかレベルです
僕の好きなレイ・アレンはレジー・ミラーを抜いて歴代最多の3P成功数を誇る殿堂選手ですが
2ndチームが1回
3rdチームが1回
だけです
オールNBA1stチームは1回でも化物レベルなんです
それを13回です。今年もシーズンMVPを取ったヤニス・アデトクンボとレブロンが満票で選出されました
満票はやばい
この記事で注目なのは
今年のオールNBA1stチームに2年目でまだ21歳のルカ・ドンチッチが選出されたこと
こいつは次世代の怪物です
自分もプレイをあまり見たことはないですが
見てみたいです
今年のスタッツが驚異の
1試合平均
28.8得点、9.4リバウンド、8.8アシスト
です。もう異次元の数字
ここに出てくるジェームズ・ハーデン(通称ひげ)、アンソニー・デイビス(通称まゆげ)、そして2年連続MVPのヤニス・アデトクンボは全員化物です
ネタ好きのhiroさんに特に注目して欲しいのはひげです
歴代最強クラスのスコアリングマシーンでありながらアシスト・リバウンドも多い万能タイプです
今年で3年連続の得点王ですが、2015-16年シーズンにはシューティングガードでありながらアシスト王にもなってます
そして昨シーズンの1試合平均36.1ポイントがありえないレベルの数字です
神様マイケル・ジョーダンのスタッツが下です
3シーズン目に1試合平均37.1ポイントを上げてますが35ポイント以上上げてるのはこの年と翌年の2回だけです。ここ2年のハーデンの得点力は確率を置いておくと完全にジョーダンのスコアラーとしての全盛期レベルです
次にコービー・ブライアントのスタッツが下です
2005-2006シーズンに1試合平均35.4ポイントを記録していますがこの年に伝説の1試合81得点を記録しています
それを上回る年間1試合平均36.1ポイント
まじでヤバいです
ジェームズ・ハーデンの何が凄いか。彼には必殺技があるんです
彼の代名詞となっているのがDFから遠ざかりながら打つステップバックスリーです
まじでDF不能で不用意な対処をするとポンプフェイクに引っかかってファウルを与えて、フリースローです
ハーデンはペネトレイトもうまくDFしにくいサウスポーでフェイクもうまいのでフリスローの試投数が極端に多く、さらにフリースローの成功率が極めて高いためにフリースローでめちゃくちゃ得点を稼ぎます
そこでここからネタ的な話
このジェームズ・ハーデンのステップバックスリーを封じるためにユタジャズがハーデン率いるロケッツとプレイオフ第一戦で取ったDFの作戦
ステップバックスリーを打たせないためにハーデンの後ろをディフェンスするというもの
ヤバいよね。しかもプレイオフの大事な初戦でこれをやってきた
1試合を通して終始ガンガンにペネトレイトされまくって(当たり前)ジャズはボロ負けしました
これはアメトークのNBA大好き芸人でも紹介されてました
やってる方は真剣だっていうのがまた笑えます。何度もいうけどレギュラーシーズンの中の1試合じゃなくて4勝されたらシーズンが終わるプレイオフでだからね
だいぶ話が逸れたけど、レブロン・ジェームズに話を戻すと
とにかく高校時代からNEXTジョーダンと騒がれ、NBA入りする前からナイキが巨額のスポンサー契約を交わすなど世紀のドラフト1位候補だったレブロン・ジェームズ
なんと地元のクリーブランド・キャバリアーズが大豊作だった2003年ドラフトで彼を射止め、レブロンは未だNBAチャンピオンになったことのないキャバリアーズを優勝に導くと宣言。ルーキーイヤーに新人王に選ばれるとNBAの歴代最年少記録を全て塗り替えていき、4シーズン目の2006-2007年シーズンには早くもNBAファイナルにチームを導き、ファイナルで最強スパーズに完敗したがこれからキャバリアーズがNBAファイナルの常連になると思われた
ところが2007年のオフシーズンにとんでもないことが起こった。
2006-2007年シーズンリーグ最下位に沈んでいたNBA最多優勝記録を持つ名門ボストン・セルティックスがチームメイトに恵まれず優勝に飢えてたミネソタ・ティンバーウルブズのエースパワーフォーワードの
ケビン・ガーネット
シーズンMVP1回
リバウンド王4回
NBA最優秀守備選手賞1回
オールスター15回出場
オールスターMVP1回
オールNBA1stチーム4回、2ndチーム2回、3rdチーム2回
オールNBAディフェンスチーム1stチーム9回、2ndチーム3回
2020年NBA殿堂入り
と同じくシアトルスーパーソニックスで優勝に飢えてた
レイ・アレン
歴代スリーポイント成功数1位
オールスター選出10回
オールNBA2ndチーム1回、3rdチーム1回
2018年NBA殿堂入り
の二人を説得しオフシーズンにトレードなどで電撃ゲットしたのだ
これで生え抜きのフランチャイズプレーヤーの
ポール・ピアース
ファイナルMVP1回
オールスター10回出場
オールNBA2ndチーム1回、3rdチーム3回
とボストンBIG3が結成された
前年リーグ最下位だったボストン・セルティックスはBIG3が経験豊富なベテランだったこともありKG(ケビンガーネット)を中心にチームケミストリーを高めいきなりレギュラーシーズン最高勝率を上げてプレイオフに進出レブロン・ジェームズのクリーブランド・キャバリアーズらを蹴散らしファイナルに進出しファイナルで永遠のライバルであるロサンゼルス・レイカーズ(今年2020年のファイナル制覇で優勝回数がボストンと並んだ)との黄金カードを制して三人は念願のチャンピオンズリングを手にした
翌年、KGが足の怪我で途中離脱してボストンが失速、この年自身初のMVPに輝いたレブロンのクリーブランド・キャバリアーズがリーグトップの66勝16敗をあげてファイナル進出かと思われたが東決勝で伏兵のオーランド・マジックにまさかの敗退をして試合後に相手のファイナル進出を称えることなくロッカーに下がり記者会見も拒否して帰宅して世間から批判を浴びることになった
レブロンは今年アシスト王にも輝いたようにパス能力も非常に高くフリーの味方を使うのがとてもうまい本人も自分はジョーダンタイプのスコアラーじゃなくマジック・ジョンソンのようなゲームメイカーだとことあるごとに公言しており、この頃は2007年ファイナルなどの敗退などから勝負所でパスに逃げる。レブロンはいざとなるとGo to guyになれないなどと批判を浴びていた。
自分が思うにアメリカはこのGo to guyになれるかというのが非常に重視されると思う。自分はエゴイッシュななんでも自分がよりもフリーの味方にパスを捌くスタイルがとても好きなのだが、アメリカではチキンと見なされることが多く感じる。エースは多少エゴを出しても勝負してなんぼといった感じがとても強い。コービー・ブライアントなんかはその典型例だと思う。いいから俺にボールを集めろで確率はけっこう悪いので自分はコービーのプレイスタイルがあまり好きではない。
ジョーダンはシューティングガードとは思えないほど確率も以上に高かったので別格の神
そんなわけで翌年の2009-2010シーズンもレブロンは2年連続のシーズンMVPを獲得しチームもリーグ最高勝率を記録してプレイオフに進出したがカンファレンスセミファイナルでベテランが多く最初からプレイオフに照準を合わせていた感のあるボストン・セルティックスが再び大きな壁となり2勝4敗で敗退。うなだれてロッカールームに帰る姿が印象的だった。そのままボストンがファイナルに進みまたもレイカーズとリターンマッチになり、死闘の末ボストンが3勝2敗で王手をかけるがインサイド陣に怪我人が続出し、スタメンセンターを怪我で6戦から失ったボストンがレイカーズに最終戦で敗れリベンジをされることになった
そしてこの後のオフシーズンにフリーエージェントの資格を得たレブロンは自分個人の力では万全な状態のボストンに対抗できないと考え秘密裏に同じ2003年ドラフト組のスーパースターの二人で既に一度チャンピオンになっているマイアミヒートのシューティングガードのドウェイン・ウエイドとトロントラプターズのセンターとサラリーをわざと落として税金の優遇があるウエイドの所属するマイアミでチームを結成することを画策し
チームに連絡を入れず全国放送のESPNの生放送で「The Decision」と銘打って大々的にマイアミヒート移籍を決断したことを一方的に報告し、これに怒った地元ファンは暴徒化し、レブロンのユニフォームを焼くなどリーグの顔から一転してヒール役になってしまう
ボストンBIG3とは比べ物にならないほどのインパクトでこの三人のサラリーを抑えることで可能になった「スリーキングス」の集合は大きく批判された。ボストンの三人と違いレブロンらはまだ年齢も若くこれからキャリアのピークを迎える時期だったためNBAのパワーバランスに多大な影響を与えるこの移籍劇は余計にバッシングが酷かった
この移籍以降(発端はボストンBIG3だが)スター選手がチャンピオンリングを安易に手にしようと手を組むケースが頻発し近年のNBAはチームの顔のスター選手も平気でチームをころころ変えるのでフランチャイズプレーヤーが育ちにくくなっている
次の動画はレブロンがヒート移籍後に最初に古巣のキャブスのホームにたった試合の様子です。2分20秒あたりから入場シーンで2分55秒あたりで試合開始のティップオフです。観客の反応を見てください
それじゃこの辺でちょっと一服で副題の自分が保有する香港株の安踏体育用品(ANTA)について
この銘柄で驚いたのは2010年のオフシーズンの8月にその年ファイナルに進出して先ほども紹介したKGことケビン・ガーネットをバスケの広告塔として失ってはいけない選手だったアディダスからANTAが奪ったことです
ベテランになったとはいえ彼の実力と人気はNBAで屈指の存在で実力も凄いがNBA選手の中で最も商業的に価値のある選手だった
とにかくハートが熱いNBA界の兄貴分。明るい性格でみんなから愛されていたし、お祭りのオールスターにもなれば彼を中心に人が集まっていた。ダンクコンテストなどで観客側で見てても彼は本当にコンテストを楽しんでいて表情が豊で凄いダンクが起こるたびにカメラが観客席のガーネットのリアクションを抜く感じでした。
いざ真剣勝負になるととにかく敵にも味方にも厳しくそれでいていざとなれば頼りになる情熱家
彼は長年NBAで最も高級取りで若い時に結んだ彼のサラリーがあまりにも高額だったのでベテランが俺も上げろ俺も上げろで労使交渉がもつれてロックアップにつながって短縮シーズンになった一因とも言われるくらいでした。
おまけにイケメンで超オシャレでバスケ界のファッションリーダーだったこともあり
本当にアディダスの看板でアディダスが絶対に失ってはいけない選手だったので自分の受けた衝撃は大きかったです。
要はユニクロが錦織のスポンサー契約をどこかの中国企業に奪われるとかベテランになったメッシやクリロナをアディダスやナイキが中国企業に奪われるようなものなので上の記事の中の動画とか見ればKGがどんだけハートフルで熱い選手か分かると思います
僕もKGはレイアレンの次に大好きな選手です
KGとレイアレンは後にレイアレンのヒート移籍により仲違いをし絶交状態になりますが・・・
ANTAについては後ほどまた話が出てきます
話をレブロンに戻します
圧倒的な戦力となり移籍してすぐに2011NBAファイナルにいきますがファイナルでダーク・ノビツキー率いるダラス・マーベリックスにまさかの敗退でチャンピオンズリングは取れず勝負強いノビツキーと対照的にやはりレブロンはここぞで勝負弱いと世間にレッテルを貼られます
そして翌年のポストシーズンでレブロンの前にまたあのチームが立ちはだかります
大ベテランとなったボストンBIG3です。イースタンカンファレンス決勝で再び最強のライバルのボストンセルティックスが大きな壁になります
このシーズン三度目のMVPに輝いたレブロンは年齢的にもまさにキャリアの絶頂期に突入しましたがカンファレンスセミファイナルでスリーキングスの一角のクリス・ボッシュが下腹部を痛め一時戦列を離れるなどのアクシデントもありキャリアで優勝を狙えるラストチャンスかもしれないボストンBIG3の前に2勝3敗と追い詰められ第六戦はボストンのホームでという崖っぷちに立たされます
当時、自分はボストンを応援してたのでこれはイケると思ってました第六戦でボストンが勝利して最後のファイナルへのチャンスを掴むと思ってました
そしてこの敵地での第6戦ついにレブロンが覚醒します。この日は完全に Go to guyとなり一人でボストンを粉砕しました
45得点・15リバウンド・5アシスト・フィールドゴール成功率73%の圧倒的なパフォーマンスでこれまでの勝負弱いとかパスに逃げると言った評判を完全に封じ込める活躍をします
この年のファイナルで後の超スーパスター3人の活躍で西を勝ち上がってきたケビン・デュラント、ラッセル・ウエストブルック、ジェームズ・ハーデンが6thマンだったオクラホマシティ・サンダーを4勝1敗で倒しついに念願のNBAチャンプに輝き、念願のチャンピオンリングを獲得します。
ファイナル5試合で28.6得点・10.2リバウンド・7.4アシストを記録、優勝を決めた最終戦ではトリプルダブルの活躍で文句なしの満票でファイナルMVPに選ばれ2003年のスパーズのティム・ダンカン以来のシーズンMVP&ファイナルMVPのW受賞となりました
翌年は宿命のライバルだったボストンからBIG3の一角だったレイアレンがなんとマイアミ・ヒートに移籍、シューティングガードにはドウェイン・ウエイドがいたので6thマンとして試合終盤では身体能力が高く体の強いウエイドがスモールフォーワードの位置に入り
センター クリス・ボッシュ
パワーフォーワード レブロン・ジェームズ
スモール・フォーワード ドウェイン・ウエイド
シューティングガード レイ・アレン
のドリームチームとなりました
とにかくこの移籍を一番喜んだのはレブロン・ジェームズ
彼のプレイスタイルは強靭なフィジカルで相手バスケットに向かってペネトレイトを仕掛け自分で決めたり、フリーの味方を見つければ中に切り込んでからのパスアウトで味方の得点をアシストしたりで
有名なバスケマンガでいうと海南大付属のPGの牧に最も近い、相手がファウルをしてもねじ込んで3点プレイにしたり、DFが中を固めれば外で待機しているスリーポイントシューターの神にパスしたり
だから砲台となる神みたいな選手をキャリアを通して求めている
まさにレイアレンは神役に最高の歴代最高のスリーポイントシューターというわけです
反対に味方にゴリゴリのインサイドしかないセンターがいるとペネトレイトのスペースを消してしまうためビッグマンもアウトサイドシュートがうまく機動力のあるセンターを好みます
キャブズ時代にシャキール・オニールと組んだことがありますがキャリア晩年でスピードも衰えたオニールはインサイドしかないのでオフェンス面で非常に邪魔で相性が悪かったです
この年もMVPを獲得し絶頂期だったレブロンは順当にファイナルに進出
ファイナルで2000年代以降レイカーズと並んで最強だったサンアントニオ・スパーズを破りNBA連覇を果たします
このファイナルはなんといってもスパーズが3勝2敗で優勝に王手をかけた第6戦のドラマが伝説でした
ぜひ15分あたりの残り1分半を切って同点のシーンから見てください。壮絶なので
2点差でスパーズボールでファウルゲームに入ったヒートから得たフリスロー2本を後のスーパースターのカワイ・レナードがきっちり決めて4点差にしていれば・・・、外れたシュートのDFリバウンドをしっかり取っていれば・・・など
このファイナルでもファイナルMVPを獲得したレブロンは2シーズン連続でシーズンMVPとファイナルMVPを同時受賞
これを記録した選手はNBA史上マイケル・ジョーダンとレブロンの二人だけ
そして翌年スリーピート(3連覇)を目指したヒートはファイナルでスパーズに4勝1敗でリベンジされ3連覇を逃すことになる
終わりが見えないが長くなったのでいったんここで終了
続きはまた追記するか後編としてもう一本書くかします
おまけ
若い頃のレブロンの身体能力
これはNBAです(ネタ)
しびれるパスセンス
NBA動画最高峰のエンタメ度、ジェイソン・ウイリアムズの変態プレー
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