OODAで行こう!【アフターコロナに何するか #いま私にできること】

皆さまこんにちは。
【書くンジャーズ】水曜担当のAKIです。

今週のテーマは【アフターコロナに何するか #いま私にできること

ついに緊急事態宣言解除が解除されました。
と言っても、コロナが突然消滅するわけではないので、今年いっぱいくらいは、新しい基準や生活スタイルを模索していく、プレアフターコロナだと考えています。

まずやるべきことは心の整理

コロナによって、これまでになかった(気にしなかった)問題がでてきている人も多いのではないでしょうか?
それは、身近にあったのに目をそらし続けていた問題かもしれないし、ずっと過去に遡ったところにある無意識の中に埋もれた問題かもしれません。

そういった問題を整理し、心の手当をするのに、今はまさにベストなタイミングです。
心と向き合い整理することは、ときに苦痛で、ときに痛みを伴うことです。
ですが、世界の価値観が切り替わろうとしている今、新しい世界に適合するための脱皮の儀式だと考えて取り組んでみましょう。

次にやったほうがいいことはスキルの棚卸し

働き方や生活様式、お金の使い方、人との関係…。アフターコロナは本当に沢山のことが変わっていくはずです。
ビジネス系の記事では「アフターコロナは今までのやり方ではダメ。」という内容をよく見るようになりました。
そして「今までのやり方はダメ」だから「アフターコロナで通用するスキルを身につけよう」という流れだったりするのですが、本当にそうでしょうか?
もしかしたら、いままで役に立たないと思っていたスキルが、アフターコロナでは有用なスキルになるかもしれません。
ゼロベースで新しいことをはじめるより、持っていたスキルを活かせるなら、その方が楽ちんです。
新しいことをはじめる前に、スキルの棚卸しをし、組み合わせてできることを考えてみましょう。

OODAという考え方

ビジネスフレームワークのPDCAをご存知の方は多いと思います。

Plan:計画
Do:実行
Check:評価
Action:改善

を1サイクルとし、継続的に回すことで効率化や改善を促していく手法です。
最初に計画をたてることで、目標が明確になり行動基準を決めやすくなります。しかし、計画からはじまるこのサイクルは、今回のコロナのような突発的な想定外の事象に弱い。
そこでおすすめしたいのが、OODAループというビジネスフレームワークです。

OODAは 

Observe(観察・みる)
Orient(状況判断・わかる)
Decide(意思決定・きめる)
Act(行動・ためす)

の頭文字をとったもので「ウーダ」と発音します。
行動の結果を見直しながらループさせ、軌道修正や方向転換しながら目標に向かう手法です。
状況を見ながら柔軟に軌道修正ができるので、未知のことが多いアフターコロナにはうってつけのフレームワークです。

実際どう使うの?

リモートワークの環境を整えたいAさんを例に。

Observe(観察・みる)

まずは部屋の中をじっくり観察して客観的事実を掴む。
作業しているのは荷物を整理した納戸約二畳。
元納戸なので電気が暗い。
閉塞感がある。
空気の流れがなく温度管理がイマイチ。
戸をしめれば外の生活音は気にならない。
棚は沢山あるので資料などは置きやすい。

Orient(状況判断・わかる)

部屋がもう少し明るくなれば、閉塞感はなくなるのではないだろうか。
電球の交換は最も簡単だ。

棚が沢山あるから物が起きやすいが、リモートワークの環境としてこんなに沢山の棚が本当に必要か?
棚を減らせば圧迫感が減るのではないだろうか?

構造的にエアコンの設置は難しそうだ。
持ち家なので壁紙の変更や穴をあけることは可能そうだ。

Decide(意思決定・きめる)

まず天井の照明はLEDに変更しよう。
それにプラスして、壁側にもライトをとりつけよう。
パソコンの後ろから照らす形にすれば、オンライン会議のときにも顔が明るく映るようになる。

棚はロータイプのものだけを残してあとは処分しよう。
家の他のところで使えるか確認しておいたほうがいいかもしれない。
処分は費用がかかるかな?リサイクルにだせるといいけど。

壁紙を張り替えるのは面倒だから、好きなポスターを壁に貼ることにしよう。扉はすりガラスのものにしたら閉塞感は減りそうだけど、今は予算的に無理だな。
扉の上下をカットして空気が通るようにするのも手だけど、結構大変そう。代わりに小型の空気清浄機も導入しよう。

Act(行動・ためす)

照明と空気清浄機についてネットで調査し、安いところで買おう。
棚の移動は家族に確認をとったら、実家で使いたいそう。
今度の休日に車で運ぶことになったので、一旦解体して置いておくことに。

ループ(結果のみなおし→観察へ)

部屋が明るくなったおかげで閉塞感はなくなった。
壁の照明の位置はもう少し検討が必要そうだ。
小型空気清浄機がはいったことで、空気が悪いという感じはなくなったが、暑くなってきたので温度関係は不安が残る。

日常の感度をあげて生きていこう

さて、この例を見て「ん???」と思った方は勘がいいですね。
そう、これ、私達が日常の中で行っていることなんです。
ビジネスで使う場合はもっと情報を集めたり、細かく仮説をたてる必要があると思いますが、今、私達が日常でOODAを使うなら、普段無意識に決めていることを、フレームワークとして意識するだけで十分だと思います。
意識することでより精度の高い行動につなげることができます

・ひとつのものをいろいろな角度から見る
・たくさんのものを見る
・情報をキャッチする力を伸ばす
・常に未来のビジョンを描いていく

まずはこのあたりを意識して、日常の感度をあげていきたいですね。


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