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燃費が良くない身体

顔中が汗だらけになり気づく。
眉毛って本当は汗が目に入るのを防ぐ働きがあるんだなぁ。
周りの老若男女のほとんどが
「気分が悪いんじゃない?」
と声をかけてくれるほど大量の汗。
いや、汗が目に入るのと着てる服がびっちゃびちゃになるの以外は気分は悪くない。
そして、これがわたしには日常なのだ。

歳をとって身体がだるだるになっているとか、更年期障害とか、ストレスが一気にかかるとか、そういう問題だけでなく幼少期からこうだった。
夏だろうが冬だろうが。
もちろん条件としては、そこそこの活動をこなしていることが必要だが。

人より毛孔が多いのかなと考えたこともある。
比べたことはないけど、周りの人でこれほど汗をかく大人はほとんどいない。
プロスポーツ選手とか土木工事に勤しんでいる人とか、わたし以上に汗をかいている人はそれくらい。
漫画やドラマで描かれる営業マンで、実際に外歩きが多い人と同じくらいは汗をかく。
お手拭きが昔のようにキンキンに冷えていたら、首筋まで拭きたくなるくらい汗をかく。
街へ出かける時も度々飲み物が飲めるお店に入る。

体型が女性にはなかなかいない上半身ガッチリぽよぽよ型だ。
いや、下半身は普通というわけでもなく、筋肉みっちりで上半身に比べて小さめというだけなんだが。
スクワットするとすぐに筋肉が触って分かるほど活性化する。
自分で言うのもなんだが、昔からお尻は丸ではなく四角い。
脹脛は、幼稚園に通っていた頃から盛り上がっていた。

筋肉が硬いってのも悩みのタネで、関節はそこそこ柔らかいのにどちらかと言えば腹面側によく曲がり、背面側にはあまり曲がらない。
もともと猫背なのもあるけど、交通事故の影響も大きい。
身体が辛い時に、マッサージはよく入るのだけどすぐまた硬くなるのだ。

父母も汗掻きではあるが、こんなに酷くない。
祖父母は生きている姿をあんまり見てないので分からないけど、隔世遺伝という訳でもなさそうだ。
体型は兄とも弟とも似ているが、兄や弟も歳をとってからはこんなには汗を掻かない。

水分はあまり摂らない季節でも1日に2ℓは飲む。
水分が足らなければ食事がほぼ入らなくなるので、食事のお供に必ず飲み物を置いている。
また、何故だか実家ではお味噌汁をあまり好まない割合が高くて、スープ類もあまり食卓にのぼらなかった。

あと、わたしは米やパンをあまり食べない。
何故だか分からないけど、時々無性に食べたくなる以外はなくてもいいくらいだ。
時々食べたくなるのはおにぎりや惣菜パンで、塩味が効いているもの。
そう、塩・醤油・味噌などの味がついている炭水化物は大好物だ。
そう考えたら炊き込みご飯が本当に好きだ。
お赤飯は後から塩をかけるので均等な塩味じゃないから苦手だが。
あと、丼ものだとたくさん食べられる。
1番好きな野菜は胡瓜で、野菜は水分率が高いものが大好きだ。

食事中にも体温が上がりがちで、汗をかく。
たとえ冷たい麺を食べようと、食べるという運動をした上にエネルギーを摂り入れるのだから余計だ。
食事中にも汗拭きタオルは必要だ。

いかにもAD/HDっぽく、1日のタスクリストをできるだけ続けざまに行おうとする。
家事は意外とカロリー消費しやすくて、 洗濯機を回しながら掃除をして更にそのまま洗濯物を干すまで一気に完了させると、だいたい着替えなくてはならない。
偶に掃除の時点で着替える時もある。
料理をしたらまた着替えるのだ。
基本的な家事だけでこれだ。

職場ではだいたい1日3回着替えてもいいようにしている。
化粧が落ちることよりも、汗で不快になる方が仕事の効率を下げるのだ。

長年こういう生活が女性らしくはないなぁと思ってきた。
汗をかいても不快になりにくい服を選んだらデザインが似通ってくるから、色や柄に変化を持たせるのだけど、体型もあってなんかねぇ。

甘いものをほしいと思わないところなど、女性グループで行動する時に割と不便だ。
果物の甘さなら水分も摂れるから大歓迎だが、最近の果物は甘過ぎる。
酸味のない果物はちょっと苦手だ。

ジムに通おうが食事療法をしようが変化しない体質でもある。
昔より食べ物の好き嫌いがなくなったり、お酒を飲んだり、スナック菓子(塩味)を食べたりで異常に肥ることもあったが、嗜好品に耽溺することもほぼなくなった。

汗を掻く体質のいいところは新陳代謝があまり落ちないところで、髪の毛の量は減らないし顔のシワが少ない。
日焼け止めを塗り直すのを忘れやすいのと軽装にしがちなので、日焼けはするがその割にはシミも少なめかなぁ。
でも白髪率が圧倒的に高い。

介護保険料を払い始めて10年経ったし、これからこの燃費の悪い身体を燃費よい身体にすべきかどうか、できるのかどうか、まだまだ試行錯誤は続く。
まだ試してないヨガというか、呼吸法を取り入れてみよう。

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