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自治体業務システム標準化用語集

自治体業務システム標準化に関する独自な用語、ありそうでないので自分で作った。

・標準化対象事務
標準化法第2条第1項に規定する事務
・標準化対象外事務
標準化対象事務の範囲に含まれない事務
・標準化基準
標準化法第6条第1項及び第7条第1項に規定する標準化のために必要な基準
・機能標準化基準
標準化法第6条第 1 項に基づき定める基準。機能要件の標準、画面要件の標準及び帳票要件の標準で構成する
・機能要件
システムに対し、どのようなデータを入力し、どのような処理を行い、結果、どのような出力がされるか等の要件を規定するもの
・帳票要件
システムから出力する帳票・様式に関する要件を規定するもの
・画面要件
システムが出力する画面に関する要件を規定するものである。画面がカスタマイズの主要因となっている場合に限り作成する
・共通標準化基準
標準化法第5条第2項第3号に定める各地方公共団体情報システムに共通する基準
・データ要件
機能標準化基準を実現するために必要なデータのレイアウト(データ項目名、型、桁数等の属性を定義したもの)の標準
・連携要件
各標準準拠システムが機能標準化基準に適合できるようにし、かつ、標準準拠システム以外のシステムと円滑なデータ連携を行うことができるようにするため、標準準拠システムから、他の標準準拠システム及び標準準拠システム以外のシステムに対し、データ要件の標準に規定されたデータ項目を、データ連携するための要件とそのためのデータ連携機能の要件を規定する標準
・共通機能
標準準拠システムを用いて業務を行う際に必要な機能であって、全ての標準化対象事務に係る標準準拠システムに共通する機能
・実装必須機能
標準準拠システムに実装しなければならない
・実装不可機能
標準準拠システムに実装してはならない。また、標準準拠システムと疎結合で構築することもできない。
・標準オプション機能
標準準拠システムに実装してもしなくても良い機能。事業者が標準オプション機能を実装するかどうかを判断
・標準化対象外機能
明示的に標準化の対象外としている施策に係る機能
・パッケージ標準機能
複数の事業者が提供する複数のパッケージシステムが持つ機能を比較して標準と決めたもの
・標準準拠システム
標準化基準に適合する基幹業務システム
・サブユニット
一の業務をさらに細分化した単位での分割調達を可能とする場合には、細分化した単位
・独自施策
地方公共団体が条例や予算に基づいて行う独自施策
・独自施策システム
独自施策を実現するためのもの
・関連システム
標準準拠システムと業務データのAPI連携等を行うシステムのほか、標準準拠システムと同じくガバメントクラウドに構築することが効率的であると地方公共団体が判断するシステム
・外部システム
地方公共団体以外の者が整備又は運用する主たる責任を有するシステム
・ガバメントクラウド運用管理補助者
地方公共団体又は地方公共団体が指定するガバメントクラウドの運用管理を行う事業者
・ガバメントクラウド利用システム個別領域
ガバメントクラウドにおいて利用者がクラウドサービス等を利用することができる範囲
検証及び本番稼働、災害対策等の地方公共団体がガバメントクラウド上で業務を行うための利用に限って提供される
・ガバメントクラウド個別領域利用権限
ガバメントクラウド個別領域に分けてクラウドサービス等を利用する権限
・ガバメントクラウド共同利用方式
複数の地方公共団体が同一のガバメントクラウド運用管理補助者に委託をする場合 、当該ガバメントクラウド運用管理補助者が、複数の地方公共団体のガバメントクラウド個別領域利用権限を行使してクラウドサービス等の運用管理を行う方式
・ガバメントクラウド接続サービス
ガバメントクラウドへの標準的な接続サービスとしてデジタル庁が調達するものであって、地方公共団体の拠点とガバメントクラウドを専用線接続するために必要となるネットワークをポータル画面及び API から短時間で構成できるサービス
・拠点接続サービス
庁内ネットワークとガバメントクラウド接続拠点とを接続
・クラウド接続サービス
ガバメントクラウド接続拠点とガバメントクラウドとを接続する


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