バーデンバーデンカップを回顧する

ルクルトは残念ながらバーデンバーデンカップを勝利することはできませんでした。回顧と福島芝1,200mについて書いてみます。

2022/7/16 福島11R バーデンバーデンカップ 芝1,200m
天候:曇 馬場:稍重 クッション値8.2
12.5-10.9-11.1-11.3-11.5-11.7 1:09:0 テン3F:34.5 上がり3F:34.5

好スタートを切った③アビッグチアが自分のペースに持ち込んで逃げ切り勝ち。休み明けがどうかと思ったのですが、リオンディーズ産駒の距離短縮が効いていました。本命⑤ルクルトの敗因は、危惧していた【Ⅰ】ペース、【Ⅱ】馬場想定、【Ⅲ】騎手にあったと思います。

【Ⅰ】ペースについては、少頭数でメンバーの脚質的に考えてもハイペースになる可能性は低いのに、④ショウナンバービーと③アビッグチアが先行争いをするという希望的観測をもってしまいました。案の定といったらアレですが、④ショウナンバービーは出遅れてしまう始末。
【Ⅱ】馬場想定については、立川オーナーも触れられましたが、土曜日の時点では馬場自体はそこまで荒れておらず、雨が降った影響は、全体時計がかかる上がり差の出ない競馬として現れる形に。開催後半、雨、11Rまでに芝競争が多く組まれているといった点から、内荒れ馬場になるだろうと思ったのですが、これも希望的観測に過ぎなかったわけです。(土曜8Rではテン33.7で入った逃げ馬が2着に残しており、9Rも先行馬での決着で、嫌な予感はしていましたが)
【Ⅲ】騎手についていろいろ書いても仕方ないことではあります。私はそれをTAROさんの本から学びました。デムーロ騎手の出遅れ癖は有名ですし、後方からの追い込み脚質なのでそれは織り込み済み。ただ、ルクルトの走破タイム1:10:0から上がり3F34.5を差し引くと前半35.5でどう考えてもスローペース。逃げている③アビッグチアとは1秒差の約5,6馬身の差。外マクリしてくれるかと思いきや直線まで追い出すことがなかったのは残念でした。これが乗り慣れた斎藤騎手だったら違っていたかなとも思いましたが、その場合でもせいぜい2着までで勝つことはできなかったでしょう(デムーロ騎手はレース後「今日の結果だと馬場かなぁ。直線、手応えはあったが、思ったより伸びきれなかった」とコメント)。

と、私なりに結果を振り返ってみましたが、上記に基づく私自身の推し馬バイアスが一番まずかったです。客観的に見てみれば、前走圧勝もすべてが噛みあった上でのことです。ですが、これでルクルトのキャラをほぼ完全につかむことができました。

「前崩れが確実となるハイペース(多頭数で、先行馬も多い必要あり)」
「内荒れ馬場(先行馬は全部脚が止まる、開催最終盤)」
「中~外枠発走(結局最後は大外から差すため)」
「最終コーナーがスパイラルカーブの福島コース(小倉はスタートから下り続けるため、他にも差し脚を伸ばせる馬がいる?)(函館は血統的に洋芝適性が?のため。こなせても不思議ではないが、血統的に福島1,200mの方に適性があるのは間違いない)」

残念ながらこの時を待つしかありません。オッズを溜めてもらって、その時確実に仕留めたいと思います。


そして、7/16にも多数芝のレースがありました。1,200mについていえば4レースあり、次のような結果です。

2022/7/16 2R 2歳未勝利 芝1,200m 11頭立て
天候:曇 馬場:稍重 クッション値8.2
12.5-11.3-11.5-11.6-11.5-12.2 1:10.6 テン3F:35.3 上がり3F:35.3
1着⑨スムースベルベット 2-2
2着⑦リサリサ 5-5
3着③カッテミル 1-1

2022/7/16 2R 新馬戦 芝1,200m 11頭立て
天候:曇 馬場:良 クッション値8.2
12.8-11.1-11.7-11.9-11.9-12.4 1:11.8 テン3F:35.6 上がり3F:36.2
1着⑩レイカットスルー 2-2
2着④ペースセッティング 7-6
3着⑥リバーラ 9-7

2022/7/16 9R 郡山特別 芝1,200m 10頭立て
天候:曇 馬場:良 クッション値8.2
12.6-11.1-11.6-11.6-11.3-11.4 1:09.6 テン3F:35.3 上がり3F:34.3
1着⑩シナモンスティック 5-4
2着①トーセンサンダー 3-4
3着②エテルナメンテ 1-1

2022/7/16 11R 福島テレビオープン 芝1,200m 16頭立て
天候:曇 馬場:良 クッション値8.2
12.3-11.0-11.3-11.6-11.4-11.8 1:09.4 テン3F:34.6 上がり3F:34.8
1着⑪オパールシャルム 2-2
2着⑬インターミッション 10-10
3着⑩チェアリングソング 13-14

徐々に馬場が荒れていき、11Rでは内荒れ馬場といってよいのではないでしょうか。2,3着に外枠・中枠の差し馬が届いています(3着のチェアリングソングは戦績をみるとルクルトの上位互換な感じがします笑 この馬も展開に大きく左右されるのでしょう)。勝ち馬⑪オパールシャルムは先行馬ですが、江田照騎手のコース取り・番手につけるペース配分が完璧でした。ほか、②コムストックロードはやや出遅れての内目追走で、直線も荒れた内を突いての4着は強い競馬だったと思います。

7/23,24の特別競走に1,200mはありませんが、昨日今日の結果をなんとか活かしたいところです。

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