2/26 小倉11R 下関Sを考える

 推し馬ルクルトが、2/26 小倉11R 下関S に出走確定しています。
果たして勝つ可能性はどれほどか。。


2/26 小倉11R 下関S 3勝C 芝1,200m

下関S 出走馬 スマート出馬表より

出走馬短評(独断と偏見による)

 ルクルト以外の出走各馬の短評を、思い切り主観で書いてみようと思います。冒頭は馬名、騎手、小倉芝1,200成績、前走通過順です。

インフィナイト(逃げ)角田和(0,0,0,0)1-1  55㎏→56㎏
 追走力特化の馬キャラで、先行できないと脆いタイプ。3走前の舞子特別は内枠先行馬場を外枠から坂井騎手がハナを取り切っての勝利。距離短縮ローテで差しに回れればというパターン。

エナジーグラン(差し)亀田(1,0,0,0)12-10  58㎏→58㎏
 伸びずバテずの馬キャラで、枠や馬場の後押しが必要なタイプ。短距離にして結果が伴って目下2連勝の上り馬。3走前の福島1勝C1,200mでは1枠から出遅れで4コーナーを13番手で迎えるも直線最速上がりで2着。同条件の2走前はスタート決めてきっちり勝ち上がり。前走重馬場の小倉1,200m周防灘特別で33.7-35.5の流れを自身34.7-34.5で差し切り勝ち。道中内目追走、直線も狭い内目を突いた好騎乗だった。亀田騎手との相性も良い。

オースミカテドラル(差し)富田(0,0,0,3)8-7 54㎏→58㎏
 差して届かない馬キャラで、枠や馬場の後押しが必要なタイプ。近走不振だが展開嵌れば掲示板には来れる。ルクルトと似たタイプではあるがこの馬には負けられないところ。

オメガラヴィサン(先行)野中(0,1,0,0)6-7 56㎏→58㎏
 伸びずバテずの馬キャラで、枠や馬場の後押しが必要なタイプ。昨年のこのレースを33.2-34.2のレースラップを2番手で0.2秒差2着。近走も安定して好位か先行競馬を続けている。戦績からはペースは流れない方が良さそう。

クリノマジン(先行)小沢(1,2,0,0)6-6 57㎏→58㎏
 福島、中京、小倉の芝1,200mを3連勝して臨んだテレQ杯では、自身33.5-34.4のラップで2着。前々走は内枠先行有利馬場を外枠で度外視でき、前走巌流島Sでは好位6番手から馬場の真ん中を伸びたが、勝利目前で大外からスンリに差し切られた。AKHRはスンリと共に3勝Cは突破できると見立てていた。なお、(ry

グランレイ(差し)藤掛(1,2,2,2)8-9 57㎏→58㎏
 差して届かない馬キャラで、枠や馬場の後押しが必要なタイプ。掛かり癖があるので速い流れは望むところ。控える競馬を選んだときにはしっかり後方に下げてくれる。馬群自体は割れるので、進路は大外でなくてもOK。ルクルトはこの馬に2戦2敗。ここも強敵。

グレイトゲイナー(先行)松本(0,2,1,1) 56㎏→58㎏
 伸びずバテずの馬キャラで、枠や馬場の後押しが必要なタイプ。昇級後はずっとオッズチャージしているが、テレビユー福島賞(2021.7.3 クッション値8.4)では開幕週のメインレースながら差しの決まる流れ(33.0-35.3)を2着(33.7-34.6)していて、キーンランドCの勝ち馬となる3着ヴェントヴォーチェを上回った実績がある。小倉芝1,200mに勝ち星はないもののすべて掲示板で相性は良い。

ジャストザビアンカ(先行)丸山(0,0,1,5)15-15 52㎏→56㎏
 昇級後の前走は案外だったものの、先行有利馬場で上がり差の出ない競馬で着順ほど悪くはない。もう少し先行できれば違ったはず。ただ今回の斤量増で更に行き脚が憑かなくなる可能性も。まだクラス慣れが必要な段階かも。

スイートクラウン(逃げ)勝浦(0,0,0,0)4-5 53㎏→56㎏
 逃げると簡単には止まらない馬キャラで、控えても競馬できるタイプ。前走豊明Sでは外目14番枠から先行するも大敗(33.9-36.1)。競争除外明けを経ての休み明けで状態次第な感だが、この馬も斤量増がネック。

スズカマクフィ(先行)太宰(0,0,0,0)9-8 56㎏→56㎏
 差して届かない馬キャラで、枠や馬場の後押しが必要なタイプ。近走ダート経験馬で、前走は東京ダート1,400mだった。こういったタイプは先週も穴を開けており、外枠で警戒は必要だと思う。短縮マクフィはよく走る。

ダノンシティ(差し)丹内(2,2,2,6)13-13 56㎏→56㎏
 差して届かない馬キャラで、枠や馬場の後押しが必要なタイプ。5走前の佐世保Sでは、ラチ沿いを捌いた先行馬がワンツーするところを、馬群の大外をぶん回して3着と強い競馬だったが、そのあとの3走が案外な結果となった。ただ前走の巌流島Sで復調の兆しも感じられる。大型の差し馬で丹内騎手とは合いそうにないが。。

ビアイ(先行)柴山(1,0,1,9)9-6 54㎏→56㎏
 逃げると簡単には止まらない馬で、単騎で逃げるとしぶといタイプ。ただ近走はそのパターンに持ち込めていない。前走を除けば近走も着順ほど負けてはいないが、その強みを出せるか同型との兼ね合いがポイントになりそう。 

フォドラ(差し)西村(0,0,1,4)3-3 55㎏→56㎏
 昇級後は冴えない競馬が続いており、ここも厳しいと思う。前走のダート経験が活きるようなら。西村騎手は魅力的。

ブレスレスリー(先行)藤岡康(0,1,1,2)6-6 55㎏→56㎏
 伸びずバテずの馬キャラで、枠や馬場の後押しが必要なタイプ。前走は案外だったが、やはりこのメンバーに入ると戦ってきた相手が実績上位馬が多く、鞍上とも相性は良いので巻き返しは十分。

メイショウツツジ(差し)泉谷(2,0,0,4)13-16 53㎏→56㎏
 差して届かない馬キャラで、枠や馬場の後押しが必要なタイプ。ルクルトと同じく後方一気のパターンなので、この馬には負けられない。

メイショウホシアイ(先行)菱田(0,0,0,0)1-1 56㎏→56㎏
 伸びずバテずの馬キャラで、自分の時計は堅実に走るタイプ。前走新春Sは外枠の差し馬が上位を占める中、ハイペースを先行して4着と強い内容。ここから距離短縮ローテは良いパターンで、3勝C突破は時間の問題と思う。 


ルクルトと馬場について

ルクルト(差し)斎藤(1,0,0,5)14-12 57㎏→58㎏
 差して届かない馬キャラで、直線では確実に差してくるタイプ。近5走は上がり最速を計時してはいるが、テンに出していけないのが致命的。どうしても前がすべて止まり、かつ差しが決まる展開の助けが必要で、AKHRとしては、開催最終盤の福島芝1,200mでしかもう勝ち目はないと思っています、、が、競馬に絶対はないし、今回は小倉コースとはいえチャンスがありそうなのです。

・馬場

2/18,19の小倉芝1,200m 1-3着馬分布図
2/18,19の小倉芝1,200m 1-3着馬血統傾向
2/18,19の小倉芝1,200m 1-3着馬ローテ他傾向

・2/18 6R 3歳未勝利 11.9-10.8-11.2-11.5-11.8-12.1 1:09.3(33.9-35.4)
・2/18 11R 紫川特別 2勝C 11.8-10.7-11.0-11.2-11.7-12.0 1:08.4(33.5-34.9)
・2/19 2R 3歳未勝利 12.0-10.7-11.4-12.0-12.4-12.1 1:10.6(34.1-36.5)
・2/19 8R 1勝C 12.4-10.6-10.9-11.6-12.1-12.7 1:10.3(33.9-36.4)
・2/19 12R 1勝C 12.0-10.7-11.5-11.7-12.1-12.3 1:10.3(34.2-36.1)

 先週は土曜(クッション値9.1、含水率10.3%)→日曜(クッション値7.4、含水率12.1%)と、土曜は雨の中の競馬でまた内目はだいぶ荒れてきていました。日曜も渋った芝でレースが行われて、好位で差しが決まることもあれば、先行馬での決着もあったのが魔境小倉を表していますが、クラスの違いには留意しつつも時計がかかるようになったのは間違いないといえそうです。また、欧州系血統が好調で(特にロードカナロア)、短縮中~外枠有利といったあたりが特徴でしょうか。さらには2/25と2/26で、下関Sまでに障害レースも含めれば合計15R分芝コースが使われるため、内目の馬場は相当悪くなると考えられます。つまり、タフな小回り外差し欧州血統馬場に傾く可能性は十分あるということです。


枠順確定後の展開予想(2/26 AM1:30追記)

2/25 小倉芝1,200m 結果

2/25の小倉芝1,200mは3戦行われまして、下記の通りでした。
・2/25 2R 3歳未勝利 11.9-10.8-11.6-12.0-11.7-11.9 1:09.9(34.3-35.6)
・2/25 9R あざみ賞 1勝C 11.8-10.6-11.3-11.8-11.9-12.3 1:09.7(33.7-36.0)
・2/25 12R 1勝C 12.1-10.9-11.3-11.7-11.3-12.0 1:10.6(34.1-36.5)

 先週ほどではないものの時計はかかる傾向で、タフな馬場、外枠が有利なのは間違いなさそう。前が残るか、差し決まるかはペース次第といったところですが、直前の9R 1,800m、10R 2,000mが騎手心理に大きな影響与えると思います。、、なのでペースについては結局わかりませんでした。3勝Cではあるものの、逃げ馬が少ない方で、ここまででも障害レース含めて7R行われれば馬場が荒れて初速も出ないと考えれば、前の方に分があるのかなあといった感じです。

隊列予想

 隊列は上記で考えています。中外⑨インフィナイトと⑯スイートクラウンが先手を主張し、内からは①メイショホシアイが出してきて、あとはやや固まった馬群となりそう。後方はもう少し縦長になりそうですが。


印・買い目(2/26 AM1:30追記)

◎①メイショウホシアイ
○⑧グランレイ
▲⑪エナジーグラン
△⑬ブレスレスリー、⑭グレイトゲイナー、⑫ルクルト、④クリノマジン

単勝:① 3,000円
馬連:①-⑧ 1,000円
ワイド:①-⑧ 2,000円
3連複1頭軸流し:①-⑧⑪⑬⑭⑫④ 各100円 1,500円
3連複2頭軸流し:①⑧-⑪⑬⑭⑫④ 各100円 500円
3連複2頭軸流し:①⑪-⑧⑬⑭⑫④ 各400円 2,000円

 本命の①メイショウホシアイはスタートセンスがよく好位に付けられる馬で、ここは⑯スイートクラウンと⑨インフィナイトを行かせて追走できそう。3コーナー入口あたりからやや外目3列目くらい~直線は馬場の真ん中やや外への進路取りが理想形。前走の新春Sでは逃げて12.3-10.6-11.0-11.4-11.3-11.5-12.0の淀みのない流れを作り出し、外枠差しが上位を占める中、4着に粘った内容は評価できると思います。前走先行の距離短縮ローテで好位差しのパターンにも該当。
 相手筆頭は中団好位で進めることができて決めてもある⑧グランレイ、3番手が上り馬⑪エナジーグランにしました。以下外枠好位勢⑬ブレスレスリー、⑭グレイトゲイナー、予想以上のハイペース&タフ馬場になった際の⑫ルクルト、3勝C突破は時間の問題も枠が課題の④クリノマジンまでとします。

ルクルト、、まずは無事に、展開嵌ってその末脚を発揮できること願っています。


結果

レース結果は次の通り。推し馬ルクルトは上がり最速タイの34.0の脚を駆使して3着でした。馬券としては▲-○-△でハズレ。当たっていても良さそうなものですが泣

下関S 結果
3~4コーナー入口
4コーナー出口

レースラップ:12.0-10.8-11.3-11.6-11.7-11.6 1:09.0(34.0-35.0)

 3勝Cとしては平均かややスローな流れで、これを後方から差してきた3頭での決着となりました。前が残せるラップですが、このメインにきてようやく内荒れ馬場が顔をのぞかせたというか。。2/26のAM中にはイン前が使えていて、小倉がいかに魔境であるかを痛感しました。確実にいえた外枠有利傾向なのに、①メイショウホシアイを本命にしていては当たるはずがありません。ずっと内で外に出すタイミングも無かったですね。
 ○⑧グランレイはこの舞台が合っていますし、追走力の点でルクルトよりも前に入れるので強敵です。これでルクルトは3戦全敗。▲⑪エナジーグランも枠や馬場が味方したといえ3連勝で鋭い決め手でした。亀田騎手が本当に上手く騎乗しています。
 そして⑫ルクルト。久しぶりに自身の強みを生かした競馬をしてくれました。この内容なら3勝C自体は突破できる力はあるはず。ただ、やはり展開には大きく左右されますね。これで目下6戦連続上がり最速で目立ってしまいますが、最後まで一生懸命走ってくれるから、とても勇気づけられます。これからも応援しています。


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