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第1回目査定(ピアノじまい⑦)

日にちが決まり、いよいよ調律師さんに見てもらうこととなった。
実際、調律師さんに見ていただいたらどういう風に判断されるのだろうか。
長く放置してしまっていたピアノをちゃんとした人に見てもらうことに、少しの恥ずかしさと妙な緊張感があった。

当日、約束の時間から10分経った頃、弟からメッセージが入った。何か聞きたいことでもあったかなと見てみると、すぐ終わったよ、と。
こちらの緊張とは裏腹に、気が抜けるくらい早かった。
蓋を開け、鍵盤を押さえて、全部の音がでるかを確認されて帰られたとのこと。
特別なコメントは何もなく、また連絡くださるとのことだったそう。

お礼がてら、調律師さんを手配してくれた知人に連絡した。すると、お役に立てなかったようで申し訳ありませんとのお返事。
やはりそうでしたか。

詳細はまだうかがってませんでした云々のやりとりもありつつ。
まあ予想通り、ごくごく真っ当な結果。
知り合いが申し訳なくなる必要などこれぽちもない。

さあ、タイムリミットも近づいている。
次へ動き出さねば。
最後、例の音楽教室の方に見てもらってダメならきっと諦めもつくだろう。
早速音楽教室の方に連絡してみた。

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