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印象操作なんだそうさ

第一声で、第一印象が決まる。
同時に、第一声を演出することで、受け取り手の印象操作をすることができるということだ。

人の感じるイメージは、現実ではない部分が大部分だ。ほとんどの人が、これを観察する教育を受けていない。
裏をとらずに、何でも「伝聞」について〈正誤〉を判定したり、場合によっては〈善悪〉の善を求める場合も多いだろう。
しかしこれは、現実ではなく《自分の脳内イメージ》だ。

例えばこれ。

大変だ!
奥多摩湖の水が枯れそう。
なんと70%を割りそうだ!!

画像も相俟って、さも渇水が始まっているように感じるが、《大変だ!》というのはイメージで、実際には「貯水率が71%」という事実があるだけだ。

同じ日の同じ場所を違う伝え方をしてみよう。

夏後半を前に水を大切にしよう。
現在は平年並みに貯水率が71%だそうだ。

画像は枯れてそうにないし、平年より余裕がありそうにすら聞こえる。

全く同じ日の、同じ場所、同じ事実について語っていても、伝え方一つでこうまで受け取るイメージは変わる。
こうしていつも、様々な場所で、私たちは印象操作を受けている。

事実の状況について、きちんと裏をとる習慣を心がけたい。

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