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時代に逆行

選挙も明日に迫りました。
とっくに先月、総選挙を終えた人たちも多いことと思いますが、今回の「参院選」も、AKBに対抗してか「選挙フェス」などと浅薄な感動物語が報じられています。

今回政策を持たない候補者が多い(毎度とはいえ)中で、特に目立った言葉があります。
「時代に逆行」

だから逆行を阻止しなくてはならない。
こんなうたいかたです。

せっかく時代が進んでいるのに、逆行させるヤツがいるなら、止めなくては!
「私目覚めました!」

という人がチラホラいるのを見て、私は「国家社会主義ドイツ労働者党」の台頭という〈逆行〉を連想しました。
こういうハイテンションは、宗教なのです。

まず「時代」が何なのか
これが定義されないまま、「逆行」という見解を、無条件で受け入れています。
ここが怖いことで、受け取り手の勝手な「時代」イメージを呼び起こして、感情だけを奪って、演説者が利用する。
これこそ洗脳が起こった瞬間です。

三宅洋平氏の政権放送を見ました。
確かに話題になっているだけあって、誠意ある正直な語りかけに好感を持ちました。
しかしリテラシーの目を通せば、それが彼と山本某の夢見る「信仰の世界」でしかないことが白日のもとに晒されるのです。

現実の「時代」はどんな姿なのか、あなたの〈今までのイメージ〉でもなく〈他人の信仰観によるイメージ〉でもなく、現実の状況を把握したのなら、今回の選挙をめぐって何が起きているのでしょうか。

画像はポメラニアンです。
あなたの頭の中にあるイメージのポメラニアンと、全く違うと思いますが、ふわふわの彼らの中身もこんな姿です。

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