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ヒッチハイク女子 人情列島を行く!

実はこの本は自分で買っていない。
著者の池田知晶さんから送っていただいたものだ。
なぜかと言うと、我が家がこの中に出ているから。

それは真夏だっただろうか、うだる暑さに脱水を引き起こしかねない、危険を感じたほどの気候。
電車で都内から帰った私は、いつも通り青梅駅を出て、バスにも乗らず歩いて帰ろうとしていた。
すると青梅駅前に似つかわしくない、芸能人系のかわいい子がヒッチハイク…、いやいやさらに困難な当夜の宿を求めるボードを出していた。

すぐに気になったのは、本当にヒッチハイクでやって来て宿チャレンジしているのであれば、青梅では無謀な行いだ。
青海駅と間違えなくても、青梅の旧市街では遭難死をも招く。

しかも脱水不可避の西日を受けて、飲んでいるものはミネラルウオーターという名の砂糖水だった。放っておけば血流障害を起こす危険だってある。

ただここで気になることが一つ。
ひょっとしてこれはTV企画で、カメラとその他スタッフごと家に押しかけてくるアレか!?
という心配だった。

そこでとりあえず帰宅し、妻に状況説明。その後車で駅前に向かい、妻をダシにして池田さんに声をかけたところから、本書の彼女の記事が始まる。

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その後の池田さんの消息といえば、起業プロデュース絡みの仕事をしていた様だ。
あの日我が家で彼女から聞いていた本書の企画についても、プロデューサーがいて、その後の実績でもその方のプロデュースがきちんと存在したのだった。
もちろん所属事務所がある訳ではないので、個人とプロデューサーの間に、支給経費という出資はなく彼女自身の冒険だった。

もともとが弾き語りの仕事をしていて広義の芸能人だ。出版後には心無い揶揄も浴びせかけられた様だが、プロデュースを受けられること自体が素晴らしいことなのだ。
当夜は長女の部屋に泊まってもらい、いろいろとお話をしてもらった様だ。今では当時の彼女より年齢が上の長女は、功を奏してか冒険的なキャリアで仕事している様だ。

入手可 相場安

ヒッチハイク女子 人情列島を行く!
池田知晶 徳間書店 2011年

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