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行政視察 練馬区の都市農業 <名護市議会2023年9月定例会>

 7月4日から6日にかけて東京都と千葉県の4市区へと行政視察に行ってきました。その中から、東京都練馬区における都市農業の取り組みを紹介します。


市民生活と融合した農業

 練馬区は大都市圏東京23区の一つでありながら住宅地の中に農地がかなりの規模で点在しており、市民生活と融合した生きた農業が根付いています。
 収穫した新鮮な野菜は、農園に設置された無人販売機や「ねりマルシェ」(練馬のマルシェ=産業祭りのような催し)で購入が可能。練馬区内や近郊自治体の人々に広く利用されています。

出典:練馬区発行『ねりまの農業』

区を挙げた支援体制

 また、練馬区が「農の学校」を開校し農業の担い手を育成したり、サポートを必要とする農業者とつなぐ援農マッチングサービスを展開するなど、区を挙げた支援体制を用意しています。

名護市の農業の課題

 名護市には遊休耕作地の活用や農業従事者不足といった課題があります。また、運送コストの高騰による農産物の価格上昇などの問題も深刻です。
 練馬区の取り組みは、地産地消、そして地域活性化という観点からも学ぶべき点が多いと感じました。

無人販売機を視察する様子


農園を視察する様子

(あけみお新報編集委員)


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