あいまいな堆積のすえに。

現実ってあいまいで、あらゆる矛盾をはらんだまま
心に抱えた問題に対して、特にパッとしない正解も出ないまま
それでも黙々と進んでいく。
ずっと出したかった本を出したからといって、エラくなるもんでもないし
誕生日を迎えたからといって、急に老けるわけでもない。
旅行に行ったからって、
いきなり目の前の霧が晴れるような価値観が、
どこかからやってくるほど、人生はラクでもないし、甘くない。

あいまいで、
グレーで、
正解がなくて、
でもそのままでも進むしかなくて
いや、なんとか進めていくしかない。

私は続いていくし、
続けていかなきゃいけないんだな。

黙々と淡々とした日々の堆積の末、
またひとつ歳を重ねました。



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